「iPhoneの機種変更しようと思っているけど、どうしたらいい?」
「機種変更をした後も、各種サービスを引き継ぎたい」
iPhoneの機種変更をお考えの方でこのような疑問をお持ちではないでしょうか。
そこで、本記事ではau、ドコモ、ソフトバンクのiPhoneの機種変更の方法と各種サービスの引き継ぎの方法を解説します。
iPhoneの機種変更はいくつか方法がありますので、こちらでその手順についてご紹介します。
機種変更前にやるべきことについても、ご紹介しますのでぜひ参考にしてください。
iPhoneの機種変更とデータ移行を自分でやる4つの方法

iPhoneの機種変更とデータ移行するにあたって、自分でやる方法は以下の4つです。
- クイックスタート
- iCloud
- iTunes
- キャリアのアプリ
クイックスタートは古い機種から新しい機種に直接データ移行する方法です。
クイックスタートはデータのバックアップを取る必要がありません。
iCloudやiTunesを使った方法の場合、いったんデータのバックアップを取ってから移行する形になります。
バックアップを取るので、移行時に万が一データが破損しても復元が可能です。
そしてドコモ・au・ソフトバンクのいわゆる3大キャリアで契約している場合、キャリアの提供するアプリで機種変更やデータ移行が可能です。
それぞれ一長一短ありますので、自分に合ったやり方で機種変更を進めましょう。
クイックスタートで機種変更するやり方
iPhone同士のデータ移行する方法として、クイックスタートを使った手法があります。
新旧のiPhoneを並べて画面の案内で手続きすることで、ワイヤレスによるデータ転送が可能です。
クイックスタートを使った機種変更の手順は簡単にまとめると以下の6つです。
- Apple IDとパスワードを準備する
- 古いiPhoneと新しいiPhoneを並べる
- 古いiPhoneで新しいiPhoneの画面を読み取る
- 新しいiPhoneにパスコードを入力する
- Face IDやSiriなどの生体認証を設定する
- データを転送する
それぞれ、具体的な作業について以下にまとめましたので実際に行う際の参考にしてください。
①Apple IDとパスワードを準備する
まずは、Apple IDとパスワードが必要になるので準備してください。
古い機種から新しい機種にデータ引き継ぎを行うために不可欠なものです。
パスワードを忘れてしまった場合には、以下の手順で一度リセットしましょう。
- ホーム画面の「設定」メニューを選択
- 「自分の名前」→「パスワードとセキュリティ」の順番でタップ
- 「パスワードの変更」を選択
- パスコード入力
- 画面の案内に従って変更する
②古いiPhoneと新しいiPhoneを並べる

新旧のiPhoneを並べてください。
旧iPhoneに、クイックスタート画面が表示されます。
「続ける」をタップしてください。

すると新iPhoneに青い球体のアニメーションが表示されます。
Bluetoothがオフになっていると、旧iPhoneに「続ける」ボタンが表示されなくなるのでオンにしておきましょう。
③古いiPhoneで新しいiPhoneの画面を読み取る

青い球体のアニメーションが新iPhoneに表示されたら、旧iPhoneのカメラを使ってスキャンしてください。
スキャンが完了すれば、旧iPhoneの画面に「新しいiPhoneの設定が完了」というメッセージが表示されます。
④新しいiPhoneにパスコードを入力する

次に新iPhoneでパスコードの入力画面が表示されます。
こちらには旧iPhoneで使用していたパスコードを入力してください。
⑤Face IDやSiriなどを設定する

続いて、新iPhoneにおける設定手続きに移行します。
Face IDもしくはTouch ID、Siriなどの設定画面が表示されるので、画面の指示に従って設定を進めてください。
⑥データを転送する

設定が完了すると「データを転送」というメッセージが画面に表示されます。
「iPhoneから転送」をタップしてください。
すると旧iPhoneから新iPhoneにデータ転送が開始されるので、転送が完了するまでしばらく待機してください。
iCloudで機種変更するやり方
iCloudを使って機種変更並びにデータ移行する方法もあります。
iCloudを使った機種変更の手順は以下の通りです。
- 古いiPhoneでデータのバックアップをとる
- 新しいiPhoneで画面の指示に従って進める
- 新しいiPhoneで「iCloudバックアップから復元」をタップする
- iCloudへサインインする
- 復元が終わるまで電源とWi-Fiの接続を切らずに待つ
それぞれの工程の詳しい解説は以下にまとめましたので、機種変更する際に参考にしてください。
①古いiPhoneでデータのバックアップをとる

まずは旧iPhoneのデータのバックアップを取りましょう。
バックアップの取り方の手順は以下の通りです。
- 「設定」→「自分の名前」の順番でタップする
- 「iCloud」→「iCloudバックアップ」をオンにする
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
通常は以上の方法でバックアップが取れます。
しかし旧iPhoneのストレージ容量が15GBより多ければ、以下で紹介する手順でiCloudの一時利用を活用しましょう。
- 「設定」→「一般」の順番でタップする
- 「転送またはデバイス名をリセット」を選択
- 「新しいiPhoneの準備」の「開始」をタップ
- 「バックアップをオンにして転送」を選択
- iCloudストレージ利用の案内が表示されるので「続ける」をタップ
②新しいiPhoneで画面の指示に従って進める
旧iPhoneからバックアップの取れたところで、新iPhoneの準備を始めます。
新iPhoneの電源を入れると画面に案内が表示されます。
案内の通りに作業を進めていき、Wi-Fiと接続するのも忘れないようにしてください。
③新しいiPhoneで「iCloudバックアップから復元」をタップする
Wi-Fiを設定すると「Appとデータ」が表示されます。
その中で「iCloudバックアップから復元」というメニューをタップしてください。
④iCloudへサインインする
そして以下の手順でiCloudにサインインして、データ移行手続きを完了させましょう。
- Apple IDとパスワードを入力する
- 「バックアップデータ」をタップ
- 「続ける」もしくは「手動でアップデートをインストール」を選択
- 画面の案内に従って進める
- 復元完了
⑤復元が終わるまで電源とWi-Fiの接続を切らずに待つ
あとはiCloudにバックアップされたデータが新iPhoneに自動的に復元されますので、作業完了するまで待ちましょう。
ただし、このとき、すべての手順が完了するまではWi-Fiと電源はそのままの状態にしておいてください。
iTunesで機種変更するやり方
iTunesを使って機種変更する方法もあります。
iTunesで機種変更並びにデータ移行する場合、以下の手順に従って進めてください。
- パソコンにiTunesをインストールする
- パソコンでiTunesを起動する
- パソコンと古いiPhoneを接続する
- iTunesでデータのバックアップをとる
- パソコンに新しいiPhoneを接続する
- バックアップを復元する
工程ごとにやるべきことについて以下で解説していきますので、わからなくなった場合にチェックしてみてください。
①パソコンにiTunesをインストールする
もしお手持ちのパソコンにiTunesをインストールしていないのであれば、インストール作業をまず済ませましょう。
Apple公式サイトからインストールが可能です。
②パソコンでiTunesを起動する
iTunesがインストールできたところで、パソコンでiTunesを起動してください。
ここからパソコンとiPhoneを接続するためにLightning-USBケーブルが必要です。
ケーブルがないとデータ移行や機種変更できないので、忘れずに用意してください。
③パソコンと古いiPhoneを接続する
iTunesを起動できたところで、Lightning-USBケーブルでパソコンと旧iPhoneを接続してください。
接続するとメニューバーのところに、iPhoneマークが表示されます。
こちらのアイコンをクリックしてください。
④iTunesでデータのバックアップをとる
「バックアップ」メニューの中の「今すぐバックアップ」をクリックしてください。
すると旧iPhoneの中で保存されているデータが、iTunesのほうにバックアップされます。
しばらく待機していると、画面上にAppleマークが表示されます。
これで、バックアップ作業は完了です。
「バックアップ」メニュー内の「最新のバックアップ」のデータが今日になっていれば、正しくバックアップされていることになります。
⑤パソコンに新しいiPhoneを接続する
ここで古いiPhoneからケーブルを切り離してください。
パソコン画面の左上に「編集」メニューがあります。
この中の「環境設定」をクリックして、「デバイス」メニュー内の「iPod、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない」のボックスにチェックを入れましょう。
「OK」をクリックして、パソコンと新iPhoneをケーブルでつないでください。
⑥バックアップを復元する
最後に、新iPhoneにデータ復元を進めていきます。
データ復元の手順は以下の通りです。
- iPhoneマークをクリックする
- 「バックアップ」→「バックアップを復元」の順番でクリックする
- 復元するバックアップを選択し「OK」をクリックする
- 復元完了
復元が完了すると、新iPhoneが再起動します。
再起動するとパソコンとの同期作業が行われます。
そのため、同期が完了するまでは、パソコンと新iPhoneをつないでいるケーブルを取らないように注意してください。
3大キャリアが提供するスマホアプリで機種変更するやり方
3大キャリアのau、ドコモ、ソフトバンクでiPhoneの機種変更する場合、店舗で手続きすることも可能です。
しかしタイミングによっては混雑していて、機種変更するまでかなり時間がかかってしまう場合もあります。
3大キャリアの場合、データ移行用の専用アプリを提供しています。
こちらを使って、自分で機種変更することも可能です。
ここでは以下の3大キャリアそれぞれの専用アプリを使った機種変更の流れについてみていきます。
- ドコモユーザーの場合
- auユーザーの場合
- ソフトバンクユーザーの場合
ドコモユーザーの場合
ドコモユーザーであれば、ドコモデータコピーを利用してデータ移行並びに機種変更が可能です。
ドコモデータコピーの場合、以下のデータに関して移行が可能です。
- 電話帳
- スケジュール/メモ
- 画像
- 動画
+メッセージや音楽もデータ移行可能ですが、Android限定でiPhoneには対応していません。
データ移行の手順は以下の7つの通りです。
- 「はじめる」をタップ
- 旧iPhoneは「今までのスマートフォン」、新iPhoneの「新しいスマートフォン」をタップ
- 新旧それぞれ「iPhone/iPad」を選択
- 旧iPhoneの「読み取り」をタップ
- 新iPhoneにQRコードが表示されるので旧iPhoneで読み取る
- 旧iPhoneで移行したいデータにチェックを入れ、「次へ」をタップ
- データ移行完了のメッセージが表示されたら、旧iPhoneは「トップに戻る」新iPhoneは「次へ」をタップ
auユーザーの場合
auにはクイックスタートと呼ばれるデータを直接転送できるサービスがあります。
クイックスタートで機種変更する場合、Wi-Fiでインターネットに接続します。
よってWi-Fi環境のあるところで、作業を進めてください。
データ移行並びに機種変更する手順は、以下の11個の通りです。
- 新iPhoneのホームボタンを押し、ロックを解除
- 新iPhoneの言語と地域を指定する
- 新iPhoneのクイックスタート画面を起動する
- 旧iPhoneに「新しいiPhoneを設定」画面が立ち上がるので「続ける」をタップ
- 新iPhoneの青い丸のイメージ画像を旧iPhoneのカメラの円の中に持ってくる
- 新iPhoneに旧iPhoneのパスコードを入力する
- 新iPhoneでTouchIDの設定をする
- 新iPhoneの「転送開始」ボタンをタップ
- 新iPhoneに利用規約が表示されるので「同意する」をタップ
- データ転送が開始され完了したら、新旧iPhoneの「続ける」をそれぞれタップ
- 新iPhoneの「さあ、はじめよう!」をタップしてデータ移行は完了
ソフトバンクユーザーの場合
ソフトバンクの機種変更には「かんたんデータコピー」という機能があります。
iPhoneのデータをアプリでほかの機種に手軽にコピーできるサービスです。
iPhoneからiPhoneに機種変更する場合、以下のデータ移行が可能です。
- 電話帳
- 写真(※)
- 動画
- カレンダー
※コピー先がiOS9並びにiPhone 12 Pro Max/iPhone 13 から iOS 11に移行する場合、Live Photosファイルは静止画の形でコピーされます。
機種変更の手順は以下の23個の通りです。
- 「かんたんデータコピー」を選択
- 「はじめる」をタップ
- 「利用規約に同意する」にチェックを入れ「次へ」をタップ
- 記載内容を確認のうえ、「権限許可へ」をタップ
- 「かんたんデータコピーが連絡先へのアクセスを求めています」というポップアップが出現するので「OK」をタップする
- 「かんたんデータコピーにカレンダーへのアクセスを求めています」というポップアップが出現するので「OK」をタップ
- 「すべての写真へのアクセスを許可」をタップ
- 「コントロールセンター」を開き「Bluetooth」のアイコンをタップ
- ポップアップが出現するので「OK」をタップ
- アプリの操作画面に戻り「Wi-Fi/Bluetoothを設定した」をタップする
- 「次へ」をタップ
- 「iPhone→iPhone」を選択
- 「次へ」をタップ
- 新旧iPhoneの準備ができたら「次へ」をタップ
- 「両方ともこの画面になった」をタップ
- 旧iPhoneは「今までの端末、新iPhoneは「新しい端末」を選択の上「次へ」をタップ
- 旧iPhoneは「カメラ起動」新iPhoneは「QR表示」をタップ
- 旧iPhoneの「OK」をタップする
- 新iPhoneに表示されているQRコードを旧iPhoneのカメラで読み取る
- 旧iPhoneの「端末の接続に成功しました」と表示されるので「OK」をタップ
- 旧iPhoneでデータ移行するものにチェックを入れ、「本体データの選択完了」をタップ
- 旧iPhoneの「コピー開始」をタップ
- 旧iPhoneに「データの送信を完了しました」、新iPhoneに「データのコピーが完了しました」というメッセージが出れば完了
iPhoneの機種変更前にやるべきこと一覧
iPhoneの機種変更を進める前にやっておくべきことがいくつかあります。
もしやっておかないと旧iPhoneで利用できていた機能などが新iPhoneで利用できなくなる恐れがあります。
具体的に何をすべきか、以下の5つのポイントについてまとめました。
- LINEの引き継ぎ設定を行なう
- モバイルSuicaの引き継ぎ設定を行なう
- 各種サービスのIDやパスワードを控える
- iOSを最新版にアップデートする
- 新しいiPhoneのデータ容量を確認する
機種変更の前に具体的にどのような作業をすればいいか、以下で詳しく見ていきます。
LINEの引き継ぎ設定を行なう
LINEをはじめとして、普段使っているアプリの引き継ぎ設定を済ませておきましょう。
アプリによってはログインし直さないといけない、データが消えてしまうものもあるからです。
LINEも引き継ぎをしておかないと、トーク履歴がなくなる恐れがあります。
LINEの場合データを引き継ぐためには、以下の手順に沿って作業を進めてください。
- 「トークのバックアップ」を選択し「今すぐバックアップ」をタップの上バックアップ用のPINコードを入力する
- 最新の状態にアップデートしておく
- 新iPhoneでLINEを起動し「QRコードでログイン」をタップする
- 旧iPhoneでもLINEを起動し、「設定」→「かんたん引き継ぎQRコード」の順番でタップしQRコードを表示させる
- 新iPhoneで旧iPhoneのQRコードを読み取る
- 旧iPhoneで本人認証を行う
- 「トーク履歴を復元」をタップするとバックアップデータからトーク履歴が復元される
- 引き継ぎ完了
トーク履歴のバックアップを行っていれば、直近14日間の履歴の復元が可能です。
トーク履歴を引き継ぎたければ、バックアップするのを忘れないようにしましょう。
モバイルSuicaの引き継ぎ設定を行なう
モバイルsuicaを利用している場合、機種変更する際にモバイルsuicaの旧iPhoneにあるデータを新iPhoneに引き継ぐ必要があります。
suicaの移行手順は以下の通りです。
- 旧iPhoneのウォレットアプリを起動し、対象のsuicaを削除する
- 新iPhoneでウォレットアプリを起動し、サーバにあるsuicaデータを再設定する
- 新iPhoneでsuicaアプリを起動させ、パスワードを入力しログインする
ウォレットアプリを起動してsuicaを削除しても、サーバーに退避されるのでデータがなくなる心配はありません。
また新旧iPhoneが同じApple IDでサインインされていないとデータ移行できないので注意してください。
各種サービスのIDやパスワードを控える
iPhoneを機種変更した場合、引き続き新しい端末でも各種サービスを利用したければ、アプリをインストールしてIDやパスワードを入力してログインしなければなりません。
もし、複数のサービスを利用していて、いくつかIDやパスワードを使い分けている場合は、その情報をメモするなり控えておきましょう。
IDやパスワードがわからなくても再度利用することは可能です。
しかし、パスワードの再設定など面倒な作業をしなければならないので、控えておいた方がスムーズです。
iOSを最新版にアップデートする
旧iPhoneを最新のiOSにしておくために、アップデートを済ませておきましょう。
新旧iPhoneの環境を同じにしておくと、データ移行や機種変更作業もスムーズに進むからです。
旧iPhoneのiOSバージョンを確認する方法は、以下の手順です。
- 「設定」を選択
- 「一般」→「ソフトウェア・アップデート」をタップ
- 「お使いのソフトウェアは最新です」と表示されればアップデートの必要なし、「今すぐインストール」ボタンが表示されれば、指示に従ってアップデートする
新しいiPhoneのデータ容量を確認する
旧iPhoneと比較して、新iPhoneの容量が少ない場合データ転送など機種変更ができない恐れもあります。
そのため、新旧機種の容量を確認しておきましょう。
もし、新iPhoneが旧iPhoneと比較してデータ容量が少なければ、不要なアプリや動画を旧端末から削除しておきましょう。
どのアプリを削除すればいいかわからない場合には「iPhoneストレージ」の「非使用のAppを取り除く」を有効にしてください。
最近使っていないアプリを削除しても、スマホ使用にさほど支障がないと考えられるからです。
iPhoneをクイックスタートで機種変更する際の注意点
iPhoneの機種変更で、クイックスタートを利用する方法があることは、すでにご紹介した通りです。
しかし、クイックスタートで機種変更するにあたって、注意すべきポイントがいくつかあります。
- Wi-Fi環境を整える
- iPhoneを電源につないで操作する
- SIMカードの差し替えタイミングを把握する
どのようなことに注意すれば良いのか、以下で解説しますので、クイックスタート利用時に参考にしてください。
Wi-Fi環境を整える
クイックスタートで機種変更する際には、Wi-Fi環境を整備しましょう。
データ転送する際にやり取りする容量が多いためです。
旧iPhoneの「設定」→「Wi-Fi」の順番でタップして、Wi-Fiに接続してからクイックスタートを開始してください。
iPhoneを電源につないで操作する
クイックスタートを利用すれば、旧端末から新端末にデータが移動します。
この転送中は新旧2台の端末を電源につないだままにしておいてください。
さもなければ、データ転送が途中で途切れてしまう恐れがあるからです。
電源を入れ、2台の端末を近づけてデータ転送を行いましょう。
SIMカードの差し替えタイミングを把握する
機種変更を行う際には、SIMカードの差し替えが必要です。
新iPhoneに電話番号をはじめ、契約情報の引き継ぎに欠かせない作業だからです。
SIMカードの差し替えですが、クイックスタートの前後どちらでも問題ありません。
差し替えの手順は以下の通りです。
- 新旧iPhoneの電源をオフにする
- 旧iPhoneの側面にあるSIMトレイにピンを差し込んでSIMトレイを開ける(下記参照)
- SIMカードを取り出す
- 新iPhoneも同じ要領でSIMトレイを開ける
- SIMカードを新iPhoneのSIMトレイに乗せて挿入する
iPhoneの機種変更に関してよくある質問
最後にiPhoneの機種変更に関するよくある質問について、以下の5つのポイントで解説します。
- iPhone 13やiPhone 14でクイックスタートを利用できないのはなぜ?
- iPhoneからiPhoneに機種変更するときアプリを移行できる?
- AndroidからiPhoneにデータ移行するやり方は?
- 機種変更したらSIMカードはどうする?
- iPhoneの機種変更はデータ移行と開通手続きどっちを先にやる?
該当する疑問点があれば、まずは以下の説明をチェックしてください。
iPhone 13やiPhone 14でクイックスタートを利用できないのはなぜ?
古いiPhoneからiPhone13やiPhone 14のような新しいモデルにデータ転送しようとしても、クイックスタートの画面が表示されないのはiOSの相性が原因かもしれません。
iPhone13や14のiOSが旧iPhoneのiOSよりも前のバージョンだと、クイックスタートが正常に起動しないことがあります。
クイックスタートは、iOS12.4以降でなければ利用できません。
そこで、iOSを最新バージョンにアップデートすることにより、クイックスタートで機種変更できる可能性があるのです。
iPhoneからiPhoneにできる?
機種変更するときアプリを移行は可能です。
機種変更後のiPhoneで、iCloudやApp Storeにて変更前と同じApple IDを用いてサインインすれば、アプリの移行ができます。
AndroidからiPhoneにデータ移行するやり方は?
AndroidからiPhoneにデータ移行する流れは、以下の通りです。
- iPhoneとAndroidを近づけてクイックスタート画面が表示されたら、「手動で設定」を選択
- 画面の通りに作業し「Appとデータ」画面になったら、「Androidからデータを移行」をタップ
- androidの「iOSに移行」アプリを開く
- iPhoneデバイスに「Androidから移行」画面が表示されたら、「続ける」をタップ
- iPhoneに「1回限りのコードを入力」画面が表示されたらAndroidにそのコードを入力する(10 桁または 6 桁のコードが表示されるまで待つ)
- iPhoneが一時的なWi-Fiネットワークを作成するので、Androidで「続ける」をタップ
- 「データを転送」画面が表示されたら、Androidで転送するコンテンツを選択し「続ける」をタップ
- 転送が完了したら、Androidの「完了」をタップし、iPhoneの「続ける」をタップ
- 画面の指示に従って、iOSデバイスを設定
データ転送中、iPhoneの方に、読み込み状況がバーで表示されます。
バーが最後まで進む前に、Androidのほうに「転送完了」というメッセージが表示されるかもしれません。
しかし、まだバーが最後まで達していなければ、2台の端末はそのままにしておいてください。
機種変更したらSIMカードはどうする?
新iPhoneでもSIMカードは引き続き使用します。
よって、旧iPhoneから新iPhoneにSIMカードを入れ替えます。
SIMカードを入れ替える作業の際には、端末の電源は両方オフにしておいてください。
電源を入れたままでSIMカードの差し替えをすると、データが破損する恐れもあるからです。
iPhoneの機種変更はデータ移行と開通手続きどっちを先にやる?
データ移行のほうが先です。
データ移行を行ったうえで開通手続きを行うと、電話が使用できる状態になります。
開通手続きは、キャリアによって異なるので、契約したキャリアの案内に従って進めてください。
iPhoneの機種変更まとめ
iPhoneの機種変更は、自分で進めることも十分可能です。
自分で行う方法として、以下の4つのうちのいずれかから選択してください。
- クイックスタート
- iCloud
- iTunes
- キャリアのアプリ
機種変更の際にはLINEやモバイルsuicaなど、利用しているサービスに関するデータ移行も進めておきましょう。
新しいiPhoneでも快適に使用できるように、しっかり準備してください。