WiMAX ＋5Gの速度制限やエリアを解説！繋がらない時の対策やできることまとめ

WiMAX ＋5Gについて、速度制限や対応エリアが気になる人もいるでしょう。

基本的に速度制限はありません。しかしプラスエリアモードで大量にデータを消費した場合は受けるおそれがあります。

また対応エリア外にいると、WiMAX ＋5Gを使えません。

とくに自宅で使う場合は、居住地域が5Gに対応しているかを、事前に確かめてください。

WiMAX ＋5Gを日常生活に役立てたい人のため、速度制限や対応エリアなどの特徴を解説します。

こちらを読めば、WiMAX ＋5G使用時の注意点や対策が分かります。

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WiMAX ＋5Gの特徴

まずはWiMAX ＋5Gの特徴を確かめてください。以下の4つがポイントです。

• 最大2.7Mbpsの高速通信
• 速度制限が無い
• 3つのネットワーク回線で利用可能なエリアが広い
• Try WiMAXで15日間無料お試し

WiMAX ＋5Gは最大通信速度が大きく、速度制限は原則ありません。

WiMAX 2＋よりも利用可能なエリアが広く、プロバイダによってはお試しのレンタルも可能です。

特筆すべきポイントを、以下にまとめました。 

最大2.7Mbpsの高速通信

WiMAX ＋5Gは最大2.7Mbpsの高速通信が特徴です。5Gに対応可能になった結果、従来よりもスピードが速くなりました。

通信システムとしては、2023年時点で5Gが最新世代になります。そのため超高速かつ大容量の通信が可能です。

モバイルWi-Fiルーターの種類によって、通信速度は違います。しかしWiMAX ＋5Gは、そのなかでもトップクラスです。

種類ごとの通信速度を、以下で比べてみました。

モバイルWi-Fiルーター	下り最大速度
WiMAX ＋5G	2.7Gbps
WiMAX 2+	220Mbps
THE Wi-Fi	150Mbps
MONSTER MOBILE	150Mbps
AiR-WiFi	50Mbps

他のモバイルWi-Fiルーターでは、WiMAX 2＋の220Mbpsが最速です。しかしWiMAX ＋5Gは、それとは比べものになりません。

従来のルーターだと通信速度の遅さから、インターネットを快適に使えないことがありました。しかしWiMAX ＋5Gを使えば、そのようなリスクを抑えられます。

WiMAX ＋5Gは、これまでのモバイルWi-Fiルーターの常識を覆すほどの通信速度です。快適なインターネット環境も実現できます。 

速度制限がない

WiMAX ＋5Gの特徴として、速度制限が原則ないことが挙げられます。

従来の4Gプランでは、データ通信量次第で速度制限を受けていました。しかし2022年2月からは、5G対応のギガ放題プラスプランに限り撤廃されています。

従来は3日間の通信量が15GBを超えると、夜間に1Mbpsの速度制限を受けていました。しかし2022年2月からは、そのルールが見直されています。

ただ、プラスエリアモードをご利用で通信量が月間15GBを超えた場合、当月末までの通信速度が送受信最大128kbpsに制限されます。

WiMAX ＋5Gはデータ無制限なので、速度制限も原則ありません。

ただしWiMAX ＋5Gでも、状況次第では通信速度の制限に注意です。一定期間内のデータ通信量が多すぎると、混雑する時間帯では制限がかかります。

4G時代からルールが緩和されたものの、使いすぎには気をつけましょう。

WiMAX ＋5Gは、基本的にデータが使い放題なので、動画視聴やゲームなどを長時間楽しめます。これらはとくにデータ消費量が多いとされるので、制約がないのはメリットです。

しかし一定期間内のデータ通信量があまりに多すぎると、回線が混んでいるときに速度制限を受けるかもしれません。

3つのネットワーク回線で利用可能なエリアが広い

WiMAX ＋5Gは、幅広いネットワークが特徴です。以下の3つの回線に対応しています。

• au 5G
• au 4G LTE
• WiMAX 2＋ 

対応ネットワークが幅広いほど、使える機会が広くなります。自宅だけでなく、さまざまな外出先でも役立つでしょう。

WiMAX ＋5Gは、対応可能な3つのネットワークのうち、最適な回線に自動接続します。接続可能なネットワークが多いので、使えなくなる心配が少ないのです。

自宅の通信環境を整えたい人は安心でしょう。

一方でネットワークの幅広さは、外出先での使用機会にも役立ちます。

WiMAX ＋5Gはau 5G、au 4G LTE、WiMAX 2＋のどれかに自動接続できるしくみです。そのため自宅以外のさまざまな場所でもインターネットを使えます。

5G対応のモバイルルーターを持っていけば、どこでも活用可能です。

WiMAX ＋5Gは、3つのネットワークに対応できることが強みです。そのため自宅だけでなく、外出先でも使いこなせます。

場所を問わずインターネットを使いたいなら、WiMAX ＋5Gがおすすめです。

Try WiMAXで15日間無料お試し

WiMAXのプロバイダによっては、ルーターを借りられます。たとえばUQ WiMAXでは、Try WiMAXによる15日間無料お試しに注目です。

契約すべきか迷っているなら、まずは機器を試してみましょう。実際に使ってみた印象から、契約を判断できます。

Try WiMAXで選べるのは、以下の2種類です。

機種	形式
Speed Wi-Fi HOME 5G L11  Speed Wi-Fi HOME 5G L13	ホームルーター
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi Speed Wi-Fi 5G X12	モバイルルーター

ホームルーターとモバイルルーターの両方を試せます。自宅だけでなく、外出先での使い心地もチェックできるのが特徴です。

生活状況に合わせて、レンタルする機種を決めてください。

Try WiMAXには注意点もあります、15日間のお試し期間には、発送分と返送分も含まれるのです。以上から実際に試せるのは10日間程度とされます。

返却期限は15日目必着です。遅れたり、故障や紛失があったりすると借りた機器に相当する金額を払わなければいけません。

このような注意点はありますが、Try WiMAXで通信環境を試せるのはメリットです。 

本契約をしたい場合、Try WiMAXでレンタルしたルーターは返却になり本契約後に新品のルーターでご使用いただくことになります。

本契約をする場合は、ぜひUQ WiMAXのお得なキャンペーンをご利用してください。

＞Try WiMAXの情報はこちら
＞UQ WiMAXの評判はこちら

WiMAX ＋5Gを最安で利用できるプロバイダ

WiMAX ＋5Gを扱うプロバイダは、利用期間に応じて以下がおすすめです。

• 1年以内｜BIGLOBE WiMAX1年以上
• 2年未満、3年以上｜ZEUS WiMAX←新規受付停止中
• 2年以上3年未満｜BIGLOBE WiMAX

BIGLOBE WiMAXとZEUS WiMAXは、どちらもキャッシュバックや割引などのサービスに優れています。

2社の実質最安値を、利用期間に応じて割り出しました。契約を考えるときの参考にしてください。

利用期間	BIGLOBE WiMAXでの実質最安値（税込）	ZEUS WiMAXでの実質最安値（税込）
半年	39,814円	43,164円
1年	59,416円	44,088円
2年	98,620円	89,496円
3年	157,756円	134,904円

利用期間に応じたおすすめプロバイダの特徴を、以下で紹介します。

1年以内｜BIGLOBE WiMAX

WiMAX ＋5Gの利用期間が1年以内なら、BIGLOBE WiMAXがおすすめです。

いつ契約解除しても違約金が発生しません。さらにキャンペーンの受取時期も早いのも助かります。 

金銭面から見ると、ユーザーにやさしいプランです。

BIGLOBE WiMAXには最低利用期間がなく、違約金も設けていません。ZEUS WiMAXと違約金で比べてみました。

プロバイダ	最低利用期間	違約金（税込）
BIGLOBE WiMAX	なし	なし
ZEUS WiMAX	3年	5Gギガ放題バリュープランの35カ月目以内：3,784円

ZEUS WiMAXは、35カ月以内の解約で3,784円（税込）の違約金がかかります。一方でBIGLOBE WiMAXは無料です。

ただし端末を分割払いしている場合、未払い分を一括請求される点に気をつけてください。それでも違約金がないぶん、契約を結びやすいといえます。

BIGLOBE WiMAXは、キャッシュバックの受取時期が早いことも特徴です。ZEUS WiMAXと比べてみましょう。

	BIGLOBE WiMAX	ZEUS WiMAX
キャッシュバック	10,000円	21,780円
期限	～2023年7月31日23:59	－
条件	・データ端末の同時申込・クーポン利用	・個人名義で5Gギガ放題バリュープラン契約・端末あんしんオプションと丸ごと安心パック for ZEUS WiFiの両方を契約・課金開始月翌月から11カ月目末日まで継続利用・11カ月目に自宅へ送られるアンケートに期日内回答
受取時期	サービス開始翌月	12カ月目の所定キャッシュバック手続き後

BIGLOBE WiMAXはキャッシュバックの手続きがシンプルで、受取時期もサービス開始翌月です。

ZEUS WiMAXは約1年後にならないと現金還元を受けられません。

キャッシュバックの受け取りやすさから見ても、BIGLOBE WiMAXは短期利用におすすめです。違約金もかからないので、1年未満の利用でも満足できます。 

＞BIGLOBE WiMAXの評判はこちら
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1年以上2年未満、3年以上｜ZEUS WiMAX

1年以上2年未満、または3年以上使うなら、ZEUS WiMAXがおすすめです。利用期間次第で、ZEUS WiMAXよりお得に使えます。

またキャッシュバックの金額も大きく、実質料金を安くできます。以上から契約内容次第で、コストパフォーマンスに期待です。 

BIGLOBE WiMAXの実質料金に違約金を加えたコストを、ZEUS WiMAXと比べてみます。 

利用期間	BIGLOBE WiMAXでの実質最安値＋違約金（税込）	ZEUS WiMAXでの実質最安値＋違約金（税込）
1年	58,283円	49,346円
2年	98,543円	94,754円
3年	157,679円	137,302円

利用期間で比べるとZEUS WiMAXの料金が1年以上でBIGLOBE WiMAXより安くなっていました。

1年程度の短期利用でも、ZEUS WiMAXはお得です。1年分の実質料金が、BIGLOBE WiMAXより安いといえます。

ZEUS WiMAXは、アンケートに答えれば12カ月目にキャッシュバックを受けられます。その金額は端末代相当の21,780円です。

現金還元に1年程度かかりますが、短期利用が目的なら実費の節約になります。 

ZEUS WiMAXは現金還元で端末代を実質無料にできるので、現金還元のチャンスを逃さないでください。

1年だけの利用なら、違約金を払うことになってもお得です。一方で3年以上の利用でも、無駄なコストの心配が少ないといえます。

＞ZEUS WiMAXの評判はこちら
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2年以上3年未満｜BIGLOBE WiMAX

1年未満なら、BIGLOBE WiMAXを使いましょう。半年間の料金では翌月10,000円のキャッシュバックがもらえるため、他社より割安になり34,798円（税込）になります。

一方でZEUS WiMAXは半年間の料金は44,638円（税込）で1年未満の場合は、キャッシュバックが貰えず割高です。

またBIGLOBE WiMAXは最低利用期間を設けていないので、いつ解約しても追加費用がかかりません。

ZEUS WiMAXは契約から35カ月以内に解約すると、違約金として3,784円（税込）がかかります。状況次第では手痛い出費です。

半年程度の利用を考えるなら、3年契約が前提のZEUS WiMAXは損になります。違約金のないBIGLOBE WiMAXを選びましょう。

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WiMAX ＋5Gのデメリット

WiMAX ＋5Gのデメリットとして、以下が挙げられます。

• 複雑な料金体系
• 5Gでもアップロードはかなり遅い
• 5G対応エリアがまだ限られる

複雑な料金体系は、お客さんによってはわかりにくいでしょう。またアップロードが遅くて、対応エリアが限られている状態も気になります。

WiMAX ＋5Gで気をつけるべきデメリットを、以下でまとめました。

複雑な料金体系

WiMAX ＋5Gは、複雑な料金体系がデメリットです。

多くの公式サイトでは、月額をまとめていますが、それとは別に端末代金や申込手数料も払わなければなりません。

つまりユーザーが払うのは、月額の基本料金だけではないのです。端末や手数料なども含めた実質料金で、コストを考える必要があります。

たとえばBIGLOBE WiMAXだと、2024/04/26時点で以下の料金がかかります。

項目	料金（税込）
月額料金	初月：無料 1～24カ月目：3,773円 25カ月目以降：4,928円
端末代金	21,912円
申込手数料	3,300円
違約金	無料

BIGLOBE WiMAXの場合を見ても、料金体系の複雑さがわかります。

月額料金だけでも、時期によって違うからです。利用期間が長くなるほど、料金が高くなっていきます。

WiMAXの契約では、ルーターも買わなければいけません。BIGLOBE WiMAXでは27,720円（税込）がかかります。ここに申込手数料が加わる形です。

プロバイダによっては、契約解除時の違約金も要します。

このようにWiMAX ＋5Gの契約では、月額料金が複雑です。端末代や申込手数料、違約金などにも注意してください。 

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5Gでもアップロードはかなり遅い

WiMAX ＋5Gはアップロードが遅いことがデメリットです。

一般的に通信速度は下りよりも上りが遅いといえます。WiMAX ＋5G（Speed Wi-Fi HOME 5G L11）の場合、平均通信速度の下りが 142.32Mbpsに対し、上りは 19.11Mbpsです。参照元：みんなのネット回線速度2024/04/26時点の情報。

さらにWiMAX ＋5Gは、もともと光回線より通信速度が遅いといえます。以下で表を作りました。 

形式	例示機種	最大通信速度（下り／上り）
WiMAX ＋5G（Speed Wi-Fi 5G X11)	Speed Wi-Fi HOME 5G L12（UQ WiMAX）	2.7Gbps／183Mbps
光回線（ドコモ光）	auひかり ホーム5ギガ（So-net）	5Gbps／5Gbps

WiMAX ＋5Gは最大通信速度において、下りと上り両方で光回線より遅いといえます。その関係もあり、アクセスに時間を要することがあるのです。

とくに上りでは、WiMAX ＋5Gと光回線で大きな差がついています。アップロード作業が多い場合は、上り通信速度の安定性から光回線がおすすめです。

5G対応エリアがまだ限られる

WiMAX ＋5Gは、対応エリアが限られる点も課題です。

時期を追うごとに対応エリアは広がっています。しかし地方を中心に、まだ使えない場所も多い状況です。

5Gが使える場所をどのように増やすかは、社会的な課題になっています。

2024/04/26時点で、WiMAX ＋5Gと光回線の人口カバー率は以下のとおりです。

	人口カバー率
WiMAX ＋5G	全国政令指定都市で99％以上
光回線（光ファイバー）	99.1％（2020年3月末）

光回線では日本全体で95%の人口カバー率を誇ります。しかしWiMAX ＋5Gでは、全国政令指定都市で99%以上になっているだけです。

政令指定都市とは、市が主体となって行政を行える都市です。該当地域は、都道府県から多岐にわたる行政の権限を譲渡されています。

対象は東京都以外の一部地域です。神奈川県横浜市や愛知県名古屋市、大阪府大阪市などの都市部が政令指定を受けます。

WiMAX ＋5Gは東京都でも多くの地域で対応可能です。しかし政令指定都市以外の地域では、非対応の可能性があります。

このようにWiMAX ＋5Gは、まだまだ使えないところが多いのです。5G非対応の地域に住む人は、光回線のような別商品で通信環境を作りましょう。 

WiMAX ＋5Gのメリット

WiMAX ＋5Gには、以下の5つのメリットがあります。

• スマホ割（auとUQモバイル）でお得になる
• WiMAX専用回線がある
• 速度制限なしで安心
• プラスエリアモードの制限が15GBへアップ
• キャッシュバック

スマホ割やキャッシュバックなど、金銭的なメリットが目立ちます。ほかにもWiMAX専用回線や速度制限の撤廃、プラスエリアモードなどに注目です。

ここでは5つのメリットについて、詳細を見ていきましょう。 

スマホ割（auとUQモバイル）でお得になる

WiMAX ＋5Gは、スマホ割でお得になる可能性があります。多くのプロバイダが一部格安SIMのユーザーを対象に、割引サービスを設けているのです。

WiMAXとの組み合わせ次第で、スマートフォンの月額料金がお得になります。スマートフォンのコストを抑えられるのは、経済的なメリットです。

多くのWiMAXプロバイダは、以下のスマホ割を設けています。

	最大割引額／月（税込）
auスマートバリュー	1,100円
自宅セット割（UQモバイル）	1,100円

たとえばauのスマートフォンを使っていれば、WiMAX ＋5Gとの併用で最大1,100円の割引を受けられます。UQモバイルでも自宅セット割で、一定の割引が可能です。

auかUQモバイルのスマートフォンを使っていれば、WiMAX ＋5Gを試してみましょう。幅広いネットワークを使えるうえ、スマホ割を受けられるからです。

スマホ割は、家族全員が対象です。たとえば家族全員がauユーザーなら、auスマートバリュー加入により、一人ずつ1,100円の月額割引を受けられます。

WiMAX ＋5Gの使用によって、スマートフォンまでお得になるのです。 

>UQモバイル自宅セット割はこちら

WiMAX専用回線がある

WiMAX ＋5Gには、専用回線があります。これは無線インターネット回線の一種です。キャリアが使う4G LTE回線と似ていますが、WiMAXは独自の回線を使います。

WiMAX ＋5Gは、他のモバイルWi-Fiとは違う回線を用います。他はキャリア電波のみを使う形です。

たとえばUQモバイルはauの回線を使います。この回線はau自体も利用するので、混雑する時間帯もあるのです。

WiMAX専用回線は、モバイル回線より安定しやすいといえます。独自の回線を使い、インターネットへのアクセスができるからです。

そのためモバイル回線よりも、快適な通信環境になります。

他のキャリアに邪魔されない専用回線が、WiMAX ＋5Gの強みです。

速度制限なしで安心

WiMAX ＋5Gは、速度制限がないこともメリットです。ギガ放題プラスプランなら短期間に通信量が多くなっても、速度制限を受けません。

データの使用量を気にしないで、インターネットを使えます。

ギガ放題プラスプランは以前、3日間の通信量が15GBに達したときに速度制限がかかっていました。しかし2022年2月1日の緩和により、WiMAX ＋5Gのスタンダードモードは速度制限を受けなくなったのです。

多くのサイトを見たり、動画を視聴したりする人にとっては安心でしょう。

しかしプラスエリアモードでは要注意です。月15GBを超えると、18時～2時における最大通信速度が128kbpsまで落ちます。

通常モードでもあまりにデータ使用量が多いと、混雑の時間帯に速度制限を受けるかもしれません。それでもWiMAX ＋5Gは速度制限が原則ないので、さまざまな使い方が可能です。 

プラスエリアモードの制限が15GBへアップ

WiMAX ＋5Gでは、プラスエリアモードの制限が15GBに上がりました。これは電波拡張の有料オプションです。

普段対応できないエリアでも、プラスエリアモードを使えばインターネットへアクセスできます。

WiMAX 2＋にはハイスピードプラスエリアモードがあり、月間7GB以上を使うと速度制限がかかりました。WiMAX ＋5Gのプラスエリアモードでは15GBなので、従来よりも容量が大きくなっています。

プロバイダによっては、プラスエリアモードが無料です。以下で業者別の利用料を確かめてください。

プロバイダ名	プラスエリアモード利用料（月額、税込）
BIGLOBE WiMAX	1,100円
ZEUS WiMAX	1,100円
GMOとくとくBB WiMAX	1,100円
UQ WiMAX	1,100円
カシモWiMAX	1,100円
Broad WiMAX	無料

Broas WiMAXでは無料ですが、ほかの業者では税込で月1,100円（税込）を要します。

プラスエリアモードは月間15GB以内なら広範囲で使用可能で、プロバイダ次第では無料のすぐれものです。 

キャッシュバック

WiMAXのプロバイダによっては、キャッシュバックもあります。条件を満たせば現金還元を受けられるので、サービスがお得になるのです。

契約先を見つけたら、特典を確かめてください。キャンペーンがあれば積極的に参加しましょう。 

キャッシュバックのあるプロバイダを、以下の表にまとめました。

たとえばBIGLOBEでは、公式サイトのクーポン活用により、10,000円のキャッシュバックです。受取時期はサービス開始翌月なので、早めの現金還元になります。

GMOとくとくBB WiMAXのように、回線を乗り換える人が対象になることもあります。同社では最大41,000円をもらえるので、他社解約時の違約金の補填にも役立つしくみです。

このようにプロバイダによって、キャッシュバックは異なります。金額や条件を読んで、受取可能なら申し込んでください。 

新プランWiMAX ＋5GとWiMAX 2+の違い

WiMAX ＋5GとWiMAX 2＋は、以下の3点で違います。

• 料金プラン
• 通信エリア
• WiMAX ＋5GプラスエリアモードとWiMAX2+ハイスピードプラスエリアモード

料金だけでなく通信エリアやプラスエリアモードなど、複数の異なる点があるのです。WiMAX 5＋はWiMAX 2＋よりも料金は割高ですが、通信エリアは広く、オプションも充実しています。

WiMAX規格による違いを、以下で見ていきましょう。 

料金プラン

WiMAX ＋5GはWiMAX 2＋より、料金が割高です。性能が良くなったぶん、コストもかかります。

最近のプロバイダにはWiMAX 2＋の新規受付を終えて、WiMAX ＋5Gの販売に注力する業者がいます。しかしそのぶん、相場が高い点に注意しましょう。

たとえばUQ WiMAXでは、規格によって価格が以下のように異なります。

料金プラン	月額料金（税込）
WiMAX +5G ギガ放題プラスS （最新機種に対応のプラン）	初月～13カ月目：4,268円 14カ月目以降：4,950円
WiMAX ＋5G ギガ放題プラス ホームルータープラン／モバイルルータープラン（新規受付終了）	初月～13カ月目：4,268円 14カ月目以降：4,950円
WiMAX 2＋ ギガ放題プラン（新規受付終了）	4,268円

WiMAX 2＋のプランは、何カ月使っても4,268円でした。しかしWiMAX ＋5Gは契約当初こそ同額ですが、14カ月目以降になると4,950円に上がります。

前代より性能が優れているぶん、実質の支払額も大きくなるのです。

WiMAX ＋5GはWiMAX 2＋より通信速度や対応エリアが幅広いといえます。しかし性能の発展が、高額化につながっているのです。

これから契約を望むなら、予算の範囲内に収まるかを慎重に考えましょう。

WiMAX ＋5Gは、これまでのWiMAXのなかでクオリティが高いといえます。しかしそのぶん料金も割高です。

プランの料金を確かめてから、契約すべきかを決めましょう。 

通信エリア

WiMAX ＋5GはWiMAX 2＋より通信エリアが幅広いといえます。auの4G LTEが使用可能になったため、接続可能な回線が増えました。

これまでのWiMAX 2＋のような使いにくさを解決しています。

WiMAX ＋5Gの通信エリア拡大の背景として、au 4G LTEへの対応が挙げられます。大手キャリアのauの回線が使えるようになったのはメリットです。

それまで電波が届きにくい場所でも、auの回線で使えるようになりました。

WiMAX 2＋は非対応地域が多いのがデメリットでした。地下鉄のように繋がりづらい場所も見られたほどです。

WiMAX ＋5Gは対応エリアが広いので、使える場所が多くなりました。使用可能な回線が増えたおかげで、WiMAX 2＋より対応エリアが広くなったのです。

WiMAX ＋5GプラスエリアモードとWiMAX 2+ハイスピードプラスエリアモード

WiMAX ＋5Gには、プラスエリアモードというオプションが特徴です。これはWiMAX 2+でいうハイスピードプラスエリアモードにあたります。

オプションの発展も見逃せません。対応ネットワークが増え、従来より多くの場所で使えるようになりました。

WiMAX ＋5GとWiMAX 2＋における、通常モードとオプションサービスの違いを見ていきましょう。 

名称	WiMAX ＋5G	WiMAX 2＋
通常モードの名称	スタンダードモード	ハイスピードモード
オプションサービスの名称	プラスエリアモード	ハイスピードプラスエリアモード
対応ネットワーク	WiMAX 2＋、4G LTE、au 5G	WiMAX 2＋、4G LTE

WiMAX ＋5Gは、プラスエリアモードの対応範囲がWiMAX 2＋より広範囲です。従来のWiMAX 2＋と4G LTEに加え、au 5Gにも対応しています。

au回線が通常モードで使えるので、自宅だけでなく外出先でもさまざまな場所で活用できます。以上からオプションサービスでも、WiMAX 2＋より便利です。

他社の5Gホームルーターと比較 

WiMAX ＋5Gを、他社のモバイルルーターと比較してみましょう。

ここでは最安基本料金に加え、実質料金、通信速度、スマホ割引額で検証します。WiMAX ＋5GではBIGLOBE WiMAXを例にしました。

プロバイダ・プラン名	基本料金（税込）	実質料金（税込）	通信速度（下り最大）	スマホ割引額（月額／税込）
BIGLOBE WiMAX	初月：0円 1～24カ月目：3,267円 25カ月目以降：4,928円	4,243円	2.7Gbps	auスマートバリュー：1,100円 自宅セット割（UQモバイル）：1,100円
docomo home 5G プラン	4,950円	5,041円	4.2Gbps	docomo：1,100円
Softbank Air	5,368円	4,624円	2.1Gbps	新みんな家族割：1,210円 おうち割光セット：1,100円
au ホームルーター5G	5,170円	4,879円	2.7Gbps	auスマートバリュー：1,100円

BIGLOBE WiMAXは、ほかの5Gモバイルルーターよりも、月額料金が格安です。初月無料や月額割引などがあるうえ、キャッシュバックも受けられます。

一方で通信速度は、docomoやSoftbankの5Gモバイルルーターが優勢です。WiMAXはお得なぶん、通信速度が遅いのがデメリットといえます。

料金とサービス内容のバランスを考えながら、WiMAXか5Gモバイルルーターかを決めてください。 

>ドコモのポケットWiFiはこちら
＞ソフトバンクのポケットWiFiはこちら
＞auのポケットWiFiはこちら

5G端末の料金

WiMAX ＋5Gと他社の5Gモバイルルーターの端末料金を比べます。 

プロバイダ・プラン名	端末名	購入料金（税込）	レンタル料金（税込）
BIGLOBE WiMAX	Speed Wi-Fi 5G X11	27,720円	－
docomo home 5G プラン	home 5G HR02 ※オンラインショップではHR01の販売は終了。	71,280円	－
Softbank Air	Airターミナル5	71,280円	－ ※モバレコAirでAirターミナル5レンタル月額539円（税込）
au ホームルーター5G	Speed Wi-Fi HOME 5G L12	43,200円	－

WiMAX ＋5Gの端末料金は、20,000円程度が相場です。

公式サイトでのWiMAX ＋5Gの端末、およびドコモ、ソフトバンク、auのホームルーターも各公式サイトでの端末レンタルのサービスはありません。

Airターミナル5はモバレコAirでレンタルサービスがあり、月額539円（税込）で利用することができます。

一方で他社の5Gホームルーターは、WiMAX ＋5Gより高額です。たとえばSoftbank Airは、70,000円を超えますが、36ヶ月の利用であれば割引が適用され端末代金は実質無料になります。

5Gホームルーターは、通信環境の構築にまとまったコストがかかるのです。その意味でWiMAXの端末は、手ごろな価格といえます。

低予算にこだわるなら、WiMAX ＋5Gがおすすめといえます。携帯電話会社提供の5Gホームルーターよりも、端末料金が安いからです。

たとえばBIGLOBE WiMAXは端末料金が21,982円です。プロバイダは月額割引やキャッシュバックなどがあるため、トータルコストも安くできます。

機能性にこだわるなら、docomo home 5G プランやSoftbank Airなどがおすすめです。端末料金は高いといえますが、最大通信速度がWiMAX ＋5Gを上回ります。

たとえばdocomo home 5G プランでは、home 5G HR02の最大通信速度が4.2Gbpsです。Softbank AirのAirターミナル5は2.1Gbpsになります。

いずれもWiMAX ＋5Gモバイルルーターより高額ですが、そのぶんクオリティに優れているのが特徴です。

以上から無駄なコストを省くならWiMAX ＋5G、通信速度にこだわるなら他社の5Gのホームルーターを選びましょう。

>ドコモのポケットWiFiはこちら
＞ソフトバンクのポケットWiFiはこちら
＞auのポケットWiFiはこちら

 

WiMAX ＋5Gの通信速度 

WiMAX ＋5Gの平均通信速度を見ていきましょう。以下のルーターの形式に合わせて紹介します。

• モバイルルーター
• ホームルーター

WiMAX ＋5Gのモバイルルーターは、他社より平均速度が劣ることがあります。ホームルーターでも他社と同程度か、それを下回るレベルです。

モバイルルーターごとの平均速度について、以下で詳細を見ていきましょう。 

モバイルルーター

モバイルルーターごとの平均通信速度は以下のとおりです。

プロバイダ名	端末	平均通信速度（下り）
BIGLOBE WiMAX	Speed Wi-Fi 5G X11	69.09Mbps
docomo home 5G	Wi-Fi STATION SH-52B	93.48Mbps
Softbank 5G	Pocket WiFi® 5G　A004ZT	－
auモバイルルーター 5G	Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01	101.02Mbps

このなかでもっとも早かったのは、docomo 5GのWi-Fi STATION SH-52Bでした。 93.48Mbpsは、モバイルルーターとしては高速です。

携帯電話会社提供だけあり、通信速度は優秀です。自宅だけでなく外出先でもインターネットにアクセスしやすいといえます。

一方でBIGLOBE WiMAXの平均通信速度は 69.09Mbpsでした。auモバイルルーター 5Gより速いといえます。しかしdocomo 5Gには劣ります。

WiMAX ＋5Gは新しい規格なので、通信速度が出やすいと思う人もいるでしょう。しかし実際はdocomo 5Gほどの安定感はありません。 

5Gモバイルルーターの平均速度では、docomo 5Gが優秀です。WiMAX ＋5Gはその次ぐらいといえます。通信速度にこだわるなら、5Gモバイルルーターを選びましょう。 

ホームルーター

続いてホームルーターの平均通信速度を比べます。 

プロバイダ名	端末	平均通信速度（下り）
BIGLOBE WiMAX	Speed Wi-Fi HOME 5G L12	113.48Mbps
docomo 5G	docomo home 5G	193.31Mbps
Softbank 5G	Airターミナル5	120.01Mbps
au ホームルーター5G	Speed Wi-Fi HOME 5G L12	109.92Mbps

ここでもdocomo home 5Gが 193.31Mbpsでトップでした。モバイルルーターに限らず、ホームルーターでも優れた数字です。

一方でBIGLOBE WiMAXとauモバイルルーター 5Gが提供するSpeed Wi-Fi HOME 5G L12は、 113.48Mbpsでした。100Mbpsは超えていますが、docomo home 5Gには劣ります。

通信速度の安定性では、docomo home 5Gが優秀です。最高速度も4.2Gbpsなので、トップクラスのクオリティになります。

ホームルーターでも通信速度にこだわるなら、docomo home 5Gがおすすめです。WiMAX ＋5Gのホームルーターは料金がお得ですが、通信速度が安定しにくいといえます。

WiMAX ＋5Gに関するよくある質問    

WiMAX ＋5Gに関するよくある質問をまとめました。今回は4つです。

• WiMAXで5Gが使えるプランはどれ？
• WiMAX2+旧プランから5Gへ機種変更できる？
• WiMAX5Gのエリア外でおすすめなモバイルルーターはどれ？
• WiMAX5Gが繋がらない時にできることは？

WiMAX ＋5Gを使っているときや、契約を考えているときは、さまざまな疑問が浮かぶでしょう。そのときに備えて、以下の答えを参考にしてください。 

WiMAXで5Gが使えるプランはどれ？

5G対応のWiMAXが使えるプランは、以下が代表例です。

• BIGLOBE WiMAX
• ZEUS WiMAX 5Gギガ放題バリュープラン3年
• GMOとくとくBB WiMAX ＋5G ギガ放題（2年）接続サービス

上記の各プランは、月額割引やキャッシュバックといった特典があり、お得に利用できます。たとえばZEUS WiMAX5Gギガ放題バリュープラン3年では、アンケートへの期日内回答で21,780円のキャッシュバックを獲得可能です。

ほかにもWiMAX ＋5Gのプランを提

WiMAX2+旧プランから5Gへ機種変更できる？

プロバイダによっては可能です。たとえばUQ WiMAXでは、WiMAX 2＋からWiMAX ＋5Gへ乗り換える方のために、月額割引を提供しています。

割引適用時の料金体系は、以下のとおりです。

	月額料金（税込）
割引前	4,950円
割引適用後	4,268円（25カ月間）

WiMAX 2＋からWiMAX ＋5Gのように、機種変更に応じてくれる業者もいます。機種変更をする人のために、特典を設けるケースもあるほどです。 

WiMAX ＋5Gのエリア外でおすすめなモバイルルーターはどれ？

自宅がWiMAX ＋5Gのエリア外なら、光回線を使いましょう。こちらはデータが無制限で、WiMAX ＋5Gより通信速度が速いこともあります。

そのためインターネットやオンラインゲーム、テレワークにも有用です。

一方で都市部以外での外出先が多い場合は、スマホのテザリングをしてください。テザリングとは、Wi-Fiルーターとしてスマートフォンを扱える機能です。

通信データ容量内なら無料で使用可能なので、WiMAX ＋5Gが使えない地域にいれば試してください。 

WiMAX ＋5Gが繋がらないときにできることは？

WiMAX ＋5Gが繋がらない原因に合わせて、適切な対処をしましよう。主な原因として以下が考えられます。

• 2.4GHzモードになっている
• SSIDやパスワードの間違い
• ルーターやデバイスの不具合
• 速度制限
• 通信障害
• 使用場所が5Gエリア外

たとえばルーターやデバイスの不具合は、該当機器の再起動を試し、解決しなければ業者に相談してください。

また2.4GHzモードやSSIDの間違いなど、ユーザーのミスも原因になります。その場合は正しい設定に直しましょう。

速度制限はデータの過剰使用が原因なので、一定期間が過ぎるのを待つしかありません。通信障害が疑われる場合は、プロバイダや通信業者の公式情報を確かめ、解決を待ちましょう。 

使用場所が5G非対応のために、ルーターを使えないこともあります。

自宅がWiMAX ＋5Gに対応しているかは、事前に対応エリアを確かめましょう。非対応エリアで契約しても、まったく役に立ちません。

このような事態を避けるためには、WiMAXプロバイダの公式サイトから、対応エリアのチェックをしましょう。自分の住んでいる地域が非対応なら、光回線などの別商品を考えてください。

外出先の5G対応エリアでモバイルルーターが動かない場合は、4G回線に切り替えてみましょう。それでWi-Fiを使えるかもしれません。 

いずれにしてもWiMAX ＋5Gが動かないときは、原因に合わせて可能な方法を試してください。不具合が直らないときは、業者への相談がおすすめです。

まとめ：WiMAX ＋5Gは便利だが繋がらないこともある

WiMAX ＋5GはWiMAX 2＋よりも対応エリアが広く、最大通信速度にも優れています。最新世代の通信規格なので、利便性に期待です。

しかし地方部などで対応していないために、使えないこともあります。他社の5Gモバイルルーターと比べて、通信が安定しにくいのもデメリットです。

それでもWiMAX ＋5Gは他社の5Gモバイルルーターよりも価格が安く、プラスエリアモードのようなオプションに恵まれています。メリットとデメリットのバランスを考えつつ、興味があれば注文してください。