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住民票を異動すると地元の成人式に出席できない?参加する方法は?

住民票を異動すると地元の成人式に出席できない?参加する方法は?

一生に1度の晴れの日、成人の日。新成人が大人の世界へ踏み出す大切な1日です。大人になった喜びを分かち合うためにも、成人式は地元の仲間たちと一緒に迎えたいものですよね。
しかし、進学や就職を機に引っ越しをして、地元を離れた人も多くいることでしょう。すでに住民票がなくても、地元の成人式に参加することは可能なのでしょうか?
今回は、住民票を異動した方に向けて、成人式にまつわる疑問にお答えします。

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住民票を異動したら地元の成人式に参加できない?

学校を卒業してから引っ越しをして、住民票を異動した場合、気になるのが「成人式の案内状は送付されるのか」ということですよね。住民票を移動した新成人に、市区町村はどのような対応を行っているのかを見ていきましょう。

地域によって異なる

成人式は、新成人に向けて開かれる祝典です。新成人とは、開催年度に満20歳になる人(4月2日~翌年4月1日に生まれた人)を指します。
成人式を主催するのは、市区町村などの各自治体です。自治体は、その地域に住民登録された対象者に向けて、成人式の案内状を送付します。

そのため、たとえ子どもの頃から長年住んでいた市でも、進学などの理由で市外に転居し、住民票を移した場合は、成人式の案内状は届きません。

しかし、必ずしも参加できないことはなく、多くの市区町村では、過去に在住していた人であれば成人式に参加できるとしています。参加を受け付けている自治体では、案内状を現住所に発送してくれるケースもあれば、案内状がなくても参加できるケースもあります。

住民票の所在がなければ参加できない地域もある

多くの地域では住民票がなくても地元の成人式に参加できますが、参加できない地域も存在します。そういった地域の自治体では、ホームページに「市区町村に住民票が置かれていない場合は参加不可」と明記されていることがあります。

参加不可とする地域の例は、人口が多い地域や、会場のサイズに限りがある地域などです。
たとえば、横浜市では住民票が登録されている新成人のみ参加できるとしています。(令和2年時点)
理由は、新成人の人口が多く、横浜市在住の新成人だけで、ほぼ会場の定員に達してしまうからです。
とはいえ、年度によって新成人の人口には変動があるため、毎年同じ対応とは限りません。最新の情報を、ホームページなどで確認しておく必要があるでしょう。

住民票を異動しても地元の成人式に参加するには?

住民票を移していても、成人式に参加できるケースが多いということがわかりました。しかし、当日いきなり会場に行って、万が一入場できなかったら困りますよね。確実に地元の成人式に参加するために、事前に行うべきことをご紹介します。

地元の役所・役場へ問い合わせる

まずは、地元の役所、または役場に直接電話して問い合わせます。担当者に事情を説明して、住民票がなくても成人式に参加できるかどうかを質問しましょう。電話での問い合わせなら、参加可能な場合は、その場で成人式への参加を希望する旨と、招待状の送付先を伝えることができます。
車で会場に行く予定の方は、駐車場の有無についても聞いておくと良いでしょう。

問い合わせなしで成人式会場に入れることもありますが、事前に電話で確認しておくと、安心して参加できますよ。

市区町村に問い合わせる際のポイント

事前にホームページで成人式を担当する課を調べておくと、課の電話番号に直接連絡できるので、スムーズに問い合わせできます。
地域によっては、住民票を変更した新成人に向けた案内を、ホームページに記載している場合もあります。成人式間際の年末年始は、役所が忙しいことが予測されるため、できるだけ早めに問い合わせると良いでしょう。

ちなみに、多くの市区町村では、案内状がなくても成人式の式典に参加できますが、記念品や特典の受け取りに案内状が必要な場合があります。中には、現住所に案内状を送付してくれる市区町村もあるので、問い合わせの際に確認しておきましょう。

住み慣れた地域で成人式を迎えるために

住民票を異動しても、地元の成人式への出席は可能な市区町村が多いということがわかりました。案内状が届かないからといって諦めず、必ず問い合わせるようにしましょう。

そして中には、「学生の間だけの一人暮らしだし、はじめから住民票を移さなければ良いか」と考えている方もいるかもしれませんね。しかし、基本的には引っ越し後、14日以内に住民票を移さなければならないとされています。たとえ住民票を移しても、地元の成人式に参加できる確率は高いです。ホームページなどで市区町村の対応を確認しつつ、安心して住民票の異動を行ってくださいね。

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