ページトップへ

供給地点特定番号とは?引っ越し先の番号の調べ方や電力会社切り替え方法を解説

供給地点特定番号とは?引っ越し先の番号の調べ方や電力会社切り替え方法を解説

2016年1月の電力小売全面自由化によって、電力会社を自由に選べるようになりました。引っ越しなどを機に、現在よりも料金の安い電力会社へ切り替えることを検討されている方も多いでしょう。

電力会社を変更する際の手続きに必要となるのが「供給地点特定番号」です。しかし、供給地点特定番号とは何なのか、どこで確認できるのかがわからず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

この記事では供給地点特定番号の主な確認方法や電力会社を変更する方法について詳しく解説します。

あわせて読みたい引っ越しTips

◆引っ越しするときに必要な電気の手続き|使用停止・開始をスムーズに

供給地点特定番号とは?

供給地点特定番号とは、電気を使用している場所(供給地点)を特定するために必要な22桁の番号のことです。電力の供給地点ごとに番号が割り振られているので、供給地点特定番号を見れば供給地点を正確に把握することができます。

供給地点特定番号は、電力小売全面自由化に伴い2016年1月より付与されています。それ以前は電力会社を自由に変更できなかったため、各電力会社が固有の「お客様番号」を設定し管理していました。しかし、自由化により新しい電力会社が増え、利用者が自由に電力会社を変更できるようになったため、すべての電力会社に共通の番号を使って管理する必要が生じたのです。供給地点特定番号の付与により、電力会社は利用者が電気を使用している場所を効率よく特定し、電気の切り替え作業をスムーズに行えるようになりました。

なお、供給地点特定番号から個人の住所を特定できてしまうため、番号が記載された検針票などは厳重に管理しましょう。

電気の契約を変更する際に必要

電気の契約先を変更する際は、供給地点特定番号と電力会社が固有に設定している「お客様番号」が必要です。供給地点特定番号やお客様番号は、検針票や電力会社のマイページなどから確認できます。

計画停電情報の確認に使える地域も

災害発生時などに計画停電が行われる際、供給地点特定番号を使用して、計画停電情報を検索できる地域もあります。例えば東京電力の場合、計画停電の実施時には計画停電情報ページの検索画面に住所を入力することで自分の停電グループを確認することができますが、エリアによっては検索結果に複数のグループが表示されてしまうことがあります。その際は、続けて供給地点特定番号を入力することで正確なグループを特定することが可能です。

出典:東京電力パワーグリッド「計画停電について

なお、引っ越しを機にライフラインの住所変更をする方は、「引越れんらく帳」の利用がおすすめです。電気やガス、水道などの手続きをまとめて一括で行えるので便利です。24時間いつでも無料で利用できますので、引っ越し手続きの時短がしたい方はぜひ利用してください。

供給地点特定番号の調べ方

供給地点特定番号の調べ方は、主に以下の3パターンがあります。

  • 検針票や請求書を確認する
  • Webサイトで確認する
  • カスタマーセンターに問い合わせる

それぞれの調べ方について、詳しく見ていきましょう。

検針票や請求書を確認する

電力会社から毎月発行される「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」または請求書に記載されている番号を確認することで、供給地点特定番号がわかります。

例えば、東京電力の場合は左上に「地点番号」として記載されており、中部電力の場合は真ん中の「お客様番号」の下に記載されています。関西電力の場合は上部の「お客様番号」の下に記載があり、そこから確認可能です。

電力会社によって記載方法は異なりますが、請求書を見れば簡単に確認できるでしょう。

Webサイトで確認する

契約している電力会社のWebサイトからマイページや会員ページなどにアクセスすると確認できる場合があります。請求書を毎月Webサイトで閲覧している人などは、確認しやすいでしょう。新しい電力会社の場合紙の検針票がないこともありますが、そのようなときは通常Webサイトを通じて確認できます。

カスタマーセンターに問い合わせる

検針票が手元にない場合などは、カスタマーセンターに問い合わせて確認することも可能です。本人確認をしたうえで、供給地点番号を教えてもらえます。

電力会社を変更する手順

引っ越しや料金プランの見直しを機に、電力会社の変更を検討している方もいるでしょう。電力会社変更の具体的な手順は、以下の通りです。

1.電力会社の比較
2.契約の申し込み
3.スマートメーターの設置(未設置の場合)

1. 電力会社の比較

まずは、現在の電力会社と、その他に検討している電力会社の電気料金プランを比較してみましょう。

各電力会社の料金体系や特徴をチェックし、自身に合った電力会社と料金プランを選択します。現在は電力の小売全面自由化によって、数多くの事業者が電力市場に新規参入しており、電力会社やプランの選択肢が増えています。また、電気とガスをまとめて契約するセットプランもあり、上手に活用すれば電気代とガス代を安く抑えられます。

電気とガスのセットプランについては「電気・ガスはまとめるとお得?セットプランのメリットとデメリット、安くするコツを解説!」の記事で詳しく解説しているため、気になる方はぜひチェックしてみてください。

また、電力会社を選ぶ際は、自身の住居が電力会社の供給エリア内にあるかどうかも確認しておきましょう。

2. 契約の申し込み

切り替え先の電力会社に電話やWebサイトから申し込みましょう。契約時には以下の情報が必要となるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

  • 契約者の名前・住所
  • 契約中の電力会社名・お客様番号
  • 供給地点特定番号
  • 電気使用希望開始日
  • 電気料金の支払い情報(口座やクレジットカードの情報など)

契約中の電力会社の解約手続きは、切り替え先の電力会社が行います。申し込み手続きが終わると、次の検針時(場合によってはその次の検針時)に新しい電力会社へと切り替わります。

3. スマートメーターの設置(未設置の場合)

電力会社の切り替えには、「スマートメーター」という通信機能をもつ新しい電力メーターが必要です。自宅にまだスマートメーターがない場合は、スマートメーターへの取り替え工事を行わなければなりません。費用は無料で作業時間は約15分、立ち会いは不要です。基本的には、新しい電力会社に申し込みをした際に、電力会社側がスマートメーターへの切り替えの手配をしてくれます。

なお、新しい電力会社に切り替える場合も、メーターの工事や維持管理は大手電力会社が行います。スマートメーターについて詳しく確認したい方は、「電気使用量を測るスマートメーターとは?特徴とメリット、注意点」も併せてご覧ください。

なお、引っ越し時の電力会社の切り替えは「引越れんらく帳」がおすすめです。「引越れんらく帳」は引っ越し時の電力会社の切り替えだけでなく、ガスや水道などインフラの手続きを1回の情報入力だけでまとめてインターネットから手続きできます。

無料で登録・利用できるため、引っ越し手続きをなるべく簡素化させたい方はぜひ「引越れんらく帳」を利用してください。

引っ越しを機に電力会社を変更する方法

引っ越しを機に電力会社を変更する場合は、以下の手順で手続きを行います。

1.引っ越し先で契約したい電力会社とプランを決める
2.入居日が確定したら電力会社に申し込み
3.引っ越しの1週間前までに、旧居の電気の解約手続きを行う

このとき注意が必要なのが、新しい電力会社との契約の際には、供給地点特定番号が必要ということです。引っ越し先の供給地点特定番号の調べ方は、以下のとおりです。

引っ越し先の供給地点特定番号の調べ方

引っ越し先の供給地点特定番号は、新しく契約する電力会社に確認しましょう。

新規契約する電力会社に新居の住所を伝えることで、引っ越し先の供給地点特定番号を確認できます。もし、工事が完了していない新築住居に引っ越す場合は、供給地点特定番号が割り当てられていないため、工事完了後に電力会社へ問い合わせましょう。

また、新しい電力会社に契約しない場合も、新居のエリアを管轄する大手電力会社に問い合わせれば供給地点特定番号の確認ができます。

供給地点特定番号が必要ない場合も

最近では新住所と物件名がわかる場合、供給地点特定番号が不明でも申し込めるところもあります。供給地点特定番号が不明な場合は、新規契約する電力会社にその旨を伝え、新住所と物件名を伝えましょう。

なお、引っ越し時の電気手続きは「電気の引っ越し手続き・契約手順を解説!電力会社の切り替え方やスケジュールも紹介」の記事でも詳しく解説しているため、気になる方はぜひチェックしてください。

なお、引っ越しに伴うライフラインの手続きには「引越れんらく帳」がおすすめです。「引越れんらく帳」なら電気はもちろん、ガスや水道といったインフラ手続きをインターネットでまとめて行えます。引っ越し作業をなるべく簡素化させたい方はぜひ「引越れんらく帳」を利用してください。

供給地点特定番号を確認し、スムーズな電力会社の切り替えを!

電力会社を切り替える際に必要な、供給地点必要番号の詳細についてご紹介しました。引っ越しなどで電力会社の切り替えを検討されている方は、今回の記事をぜひ参考にしてください。

引っ越しのときは、同時に電力会社を変更できるかも含めてしっかり詳細を調べ、事前に申し込みを済ませておくと、転居後もスムーズに生活できます。

また、引っ越し時の電力会社変更は「引越れんらく帳」を利用しましょう。「引越れんらく帳」を利用すれば、電力・ガス・水道などインフラの変更手続きをインターネットから一括で行えます。引っ越し時の作業をなるべく少なくしたい方は、ぜひ「引越れんらく帳」にご登録ください。

あわせて読みたい引っ越しTips

◆引っ越しするときに必要な電気の手続き|使用停止・開始をスムーズに