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引っ越し準備いつからはじめる?必要な期間はどれくらい?一人暮らし・家族のパターン別に解説

引っ越し準備いつからはじめる?必要な期間はどれくらい?一人暮らし・家族のパターン別に解説

荷造りや各種手続きなど、引っ越し準備ではやることが山積みです。特に手続きについては、対応が遅れると余計な費用負担が生じる場合もあるため、引っ越し1週間前までに済ませておくと安心です。

引っ越し直前に慌てないように、そして新居での生活をスムーズに始められるように、余裕をもって引っ越し準備を進めていきましょう。今回は、引っ越し準備を始める時期や引っ越し準備の流れ、やるべきことを解説します。

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引っ越し準備はいつから始める?期間の目安は?

荷造りや手続きなど、引っ越しにはなにかと準備が必要です。一般的に、引っ越し準備は1か月~2か月前から始めることが推奨されています。「意外と前から始めるんだな」と思った方もいるかもしれませんが、特に賃貸契約を中途解約する場合、遅くとも退去の1か月前までに通告する必要があります(契約内容により異なります)。

また、「断捨離をして極力少ない荷物で新居に引っ越そう」と考えている場合、荷造りを進めるうちに大型のゴミや不燃物が出ます。こうしたゴミをきちんと処分するには、ゴミの収集日まで考慮する必要があります。そのため、1か月~2か月くらい前から準備を始めるのがおすすめです。

引っ越し準備期間の目安

一人暮らしでの引っ越しの場合、荷造りにかかる時間は平均2週間程度とされています。引っ越しに慣れていたり、持ち物が少なかったりする場合は1週間程度でも荷造りできる場合もあるでしょう。

一方、家族での引っ越しの場合は、1か月前~遅くとも3週間くらい前からは準備を始めておきたいところです。特に小さい子どもがいたり、仕事が忙しかったりする場合は、思うように荷造りを進められないこともあるでしょう。また、転校を伴う引っ越しの場合は、その手続きなども早めに行わなければなりません。

引っ越し準備の流れ&やることリスト!諸手続きはいつから可能?

引っ越し準備ですべきことは、大きく分けて以下の4つです。

①物件関連の手続き・段取り
②役所・学校関連の手続き
③ライフラインや通信の手続き
④荷造り

では、1つずつ確認していきましょう。

引っ越し準備の流れ

引っ越し準備①物件関連の手続き・段取りはいつから?

物件関連の手続きで行う必要があるものは以下の3つです。

  • 今住んでいる物件の解約手続き
  • 引っ越し先の決定、入金などの手続き
  • 引っ越し日程の決定、引っ越し業者の見積もり取得

まず、賃貸にお住まいの場合は、今住んでいる家の賃貸借契約書を確認して、退去希望時期からどれくらい前までに退去申告が必要なのかを確認します。

退去希望時期の1か月前までには申告が必要な場合が多いですが、中には2~3か月前としていることもあります。規定期間を過ぎてからの通告となった場合、違約金や翌月分の家賃が発生する可能性があるので、しっかり確認しましょう。

続いて物件探しです。住みたいエリアや家の条件をある程度絞ったうえで、なるべく物件を実際に見て引っ越し先を決定するようにしましょう。住みたい物件が決まったら、申し込みや入居審査を経て、審査に通過すれば、晴れて契約となります。

物件探しから入居まで、早い人では1~2週間ということもあるようです。このタイミングで先述の退去申告を行っておくとスムーズです。

新居が決まったら、引っ越し日を決定します。引っ越し業者を利用する場合は、引っ越し業者に見積もりを依頼しましょう。土日祝日や引っ越しが多い2月~4月は料金が高めになります。少しでも引っ越し費用を抑えたい場合は、複数の業者から相見積もりを取って比較することをおすすめします。

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引っ越し準備②役所・学校関連の手続きはいつから?

引っ越しが決まったら次に行うのが以下のような役所・学校関連の手続きです。

手続き完了の時期 手続き内容
引っ越し1週間前まで 転出届
※現住所と異なる市区町村に引っ越す場合
児童手当の住所変更
印鑑登録の廃止
国民健康保険の住所変更手続き
介護保険の住所変更手続き
税務署関連の手続き(住民税、確定申告等)
原付自動車の廃車手続き
学校の転校手続き
幼稚園・保育園の転園の届け出
引っ越し後2週間以内 転入届
※現住所と異なる市区町村に引っ越す場合
転居届
※同じ市区町村内で引っ越す場合
マイナンバーの住所変更
印鑑の登録手続き
パスポートの住所変更
国民年金の住所変更
福祉手当医療制度の住所変更
ペットの登録変更
運転免許の住所変更
自動車・バイクの登録手続き
車庫証明の住所変更

転出届は引っ越し日の2週間前~2週間後、転入届や転居届は引っ越し日から2週間後までに提出する必要があります。転出届を提出すると「転出証明書」を発行できます。転出証明書は、転入手続きや転校の手続き等で使用しますので、引っ越しの荷物とは別にするなどして大事に保管しておきましょう。

転校の手続きが遅れると、場合によっては学校に行けなくなる時期が発生する可能性もあります。特に学校には引っ越し・転校が決まった時点で早めに連絡することをおすすめします。

なお、引越れんらく帳なら、転出届の提出や転入(転居)届提出のための来庁予約、電気・ガス・水道などのライフラインの使用停止・開始、NHKの住所変更などをオンラインで手続きできます。複数の手続きを一括で申請できるほか、手続き漏れ防止のアラート機能も提供しています。引っ越しの際は、ぜひ引越れんらく帳をご活用ください。

引っ越し準備③ライフラインや通信の手続きはいつから?

電気、ガス、水道などのライフラインは引っ越しの直前まで使用し、引っ越し先でもすぐに使用するものです。生活に欠かせないものなので、忘れず早めに手続きを行いましょう。

手続き完了の時期 手続き内容
引っ越し1週間前まで 電気の引っ越し手続き
ガスの引っ越し手続き
水道の引っ越し手続き
郵便・宅配の転送手続き
新居駐車場の契約手続き
携帯電話の住所変更手続き
NHKの引っ越し手続き
各種保険の住所変更
銀行やクレジットカード等の住所変更
勤務先への住所変更

生活に欠かせない電気・ガス・水道は、引っ越し日の2~3週間前、遅くとも1週間前までには手続きをしておきましょう。

なお、電気と水道は基本的に電話やネットでの手続きだけで済みますが、ガスの使用停止・開始には基本的に立ち会いが必要になります。ガスは一度契約を止めてしまうと再開栓できないため、引っ越し前日、または当日に業者に来てもらうことをおすすめします。ただし、引っ越しする人が多い時期だと、希望日にすでに予約が埋まってしまっている、といったことも起こりかねません。早めに動き出すようにしましょう。

固定電話やインターネットの手続きも、引っ越しの1~2週間前までにしておくと安心です。固定電話は使用せず、スマートフォンや携帯電話だけの場合は住所変更の手続きを忘れずに行いましょう。

ライフラインや通信関係の手続きは、個別に一つ一つやっていく方法もありますが、「引越れんらく帳」を使用すれば、一度の情報入力だけでまとめて手続きが完了します。忙しい引っ越しの準備をスムーズに行うことができます。

引っ越し準備④荷造りはいつから?

引っ越しを決めたら、慌てることのないようにできれば早めに進めておきたいのが荷造りや不用品の処分です。

手続き完了の時期 手続き内容
引っ越し1週間前まで 粗大ごみ・不用品回収業者の手配
荷造り用の段ボールや資材の調達
断捨離
すぐに使わない荷物の荷造り(本、割れ物、刃物等)
引っ越し前日まで よく使うものの荷造り(身の回り品等)
貴重品の荷造り
家具の荷造り
旧居の掃除・ごみ捨て
旧居近所へのあいさつ
引っ越し当日 荷物の最終梱包
家電の荷造り

主な作業にはこうしたことが挙げられます。荷物は普段あまり使わないものや、シーズンオフの服などからまとめていき、外側には大まかに何が入っているかを記入しましょう。割れ物が入っている場合は、その旨も記入しておくと安心です。

ダンボールに詰めた後は、引っ越し直前までは蓋を閉じないほうが無難です。万が一「あれどこにしまったんだっけ?」となった場合でも、蓋がすぐ開く状態であれば手間が省けるからです。荷造りがある程度終わったら、旧居の掃除も忘れずに行いましょう。

なお、新居のカーテンやベッドなど、入居した日からすぐ使いたいものは、事前に決定・購入しておくことをおすすめします。新居ですぐ使いたい荷物も一つにまとめておくとよいでしょう。

引っ越し準備は早めからが◎!「引越れんらく帳」でスピード手続き

今回は引っ越しの際に必要となる手続きの基礎知識をご紹介しました。直前になって慌てることがないように、できるだけ早めにスタートし、計画的に進めていきましょう。

引越れんらく帳を使えば転出届の提出や転入(転居)届提出のための来庁予約、ライフラインや通信関係の引っ越し手続きを一括申請することができます。「手続き漏れが心配」「何回も連絡したり、情報入力したりするのは面倒」という方は、ぜひ無料会員登録をご検討ください。

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