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引っ越し時にベッドはどうする?解体手順やポイント、処分方法を解説

引っ越し時にベッドはどうする?解体手順やポイント、処分方法を解説

引っ越しの際、大きな家具の取り扱いに頭を悩ませる方も多いでしょう。とくにベッドは大きく重量もあるため、安全に運搬や処分をするには適切な方法を知ることが重要です。本記事では、引っ越し時にベッドをどう扱うべきか、解体手順や処分の方法について詳しく解説します。引っ越しを予定している方は、ぜひご覧ください。

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引っ越し時にベッドはどうする?

ベッドは大型家具に分類され、そのまま運ぶことは困難です。そのため、解体して運ぶか、処分して新調するかを決めなくてはいけません。ここでは、それぞれの選択肢について詳しく説明します。

解体して運ぶ

次に当てはまる場合、新居にベッドを運べます。

  • 運搬用に解体できるベッドである
  • 旧居で搬出、新居に搬入できるスペースがある

ベッドなどの分解・組み立てを前提としている家具は、解体して運ぶのが一般的です。解体しないと、部屋のドアや廊下を通れない可能性が高く、無理に運び出すと家や共用部分を傷つける恐れがあります。ベッドの解体方法については後述の「ベッドの解体手順と必要な道具」で詳しく説明します。

引っ越し時はベッドだけでなくマットレスのサイズにも注意が必要です。ベッドは解体できても、マットレスが折りたためず、運搬できない可能性があるためです。運べるか不安な時は、見積もりの際に引っ越し業者に相談しましょう。

処分して新調する

解体できないベッドや、旧居や新居のスペース的に運搬が難しい場合は、処分して新調しましょう。ベッドの処分には、自治体の粗大ゴミ回収やリサイクルショップ、不用品回収業者に引き取ってもらうなどの方法があります。詳細は後述の「ベッドの処分方法」で解説します。

ベッドを解体する方法

引っ越し時のベッド解体は「引っ越し業者に解体してもらう」「自分で解体する」の2パターンです。それぞれメリットとデメリットをふまえ検討しましょう。

方法①引っ越し業者に解体してもらう

手軽なのは、引っ越し業者にベッドの解体を依頼することです。引っ越し業者に依頼することで、手間を抑え、ほかの作業に専念できます。引っ越し業者に依頼するメリットとデメリットは次の通りです。

メリット

ベッドの解体や組立作業に慣れている引っ越し業者に依頼すれば、クオリティの高さとスピードの速さが期待できます。壁や床を傷つけるリスクが少ないのもメリットです。引っ越し業者は、万が一の事故に備えて保険に入っています。解体作業でベッドが壊れたとしても保証してもらえるため、安心です。

デメリット

引っ越し業者にベッドの解体を依頼すると、業者によっては引っ越しの作業費用と別料金が発生します。その場合、ベッドの大きさや種類に応じて金額が変わることが多いです。また、低価格帯のベッドは、再組み立てを前提としていないことから、解体を断られる可能性があります。

方法②自分で解体する

2つ目は、業者に依頼せずに自分で解体する方法です。家具の組み立て作業が得意な方や、なるべくコストを抑えて引っ越したい方に適しています。自分で解体するメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

自分でベッドを解体すると、作業にお金がかからないため、業者に依頼するより引っ越し費用を抑えられます。また、ベッドを他人に触られたくない場合も安心です。自分で解体したパーツを梱包しておけば、引っ越し業者に直接触られずに運搬できます。

デメリット

ベッドの解体作業は、慣れていないと時間がかかります。業者に依頼するのと比べて、床や壁を傷つけたり自身がけがをするリスクもあります。また、ベッドフレームはパーツが重かったり長かったりするため、一人での作業は大きな労力がかかります。慣れない方は避けるのが無難でしょう。

ベッドの解体手順と必要な道具

引っ越し時のベッドの解体作業では、事前準備が必要です。ここでは、ベッドを解体する際に必要な道具と、解体手順を解説します。

必要な道具

ベッドの解体には以下の道具が必要です。

  • ドライバー
  • 六角レンチ
  • 解体したフレームをまとめるための紐、養生テープ
  • 緩衝材(気泡緩衝材、古い毛布など)
  • 軍手
  • ネジを入れる袋

道具は100円ショップやホームセンターで購入できます。ほかの家具の組み立てにも使えるため、揃えておくと便利です。

解体手順

一般的なシングルサイズのベッドを解体する流れは以下の通りです。

1. 布団、シーツ、マットレスを外す
2. 床板を外す
3. ヘッドボードを外す
4. ベッドの脚を外す
5. ベッドフレームを分解する

自分で解体する時は上記の流れに沿って進めましょう。キングサイズやクイーンサイズなど、種類やサイズによっては解体できないベッドもあるのでご注意ください。

業者に依頼する場合、寝具やマットレスは先に梱包しておくなど、スムーズに解体作業に取りかかれるように準備しておきましょう。解体作業中は、残り荷物の梱包や掃除などを進めておくと時短になります。引っ越し当日の作業時間を短縮するコツなどは「引っ越しにかかる時間はどれくらい?作業目安や時短のコツを解説」をご覧ください。

自分でベッドを解体する際のポイント

大型家具であるベッドの解体には、危険が伴います。自分でベッドを解体する場合は、安全に作業ができるよう準備を整えておきましょう。ここでは、自分でベッドを解体する際に注意点とポイントを解説します。

解体前に写真を撮っておく

ベッドは解体よりも組み立て作業のほうが難しいといわれます。説明書を紛失していたら組み立て方が分からず時間もかかります。解体時には再び組み立てることを考え、各箇所の分解前後を撮影して記録しておきましょう。

部品をまとめる

ベッドには、ネジなど細かい部品が多くあります。紛失を防ぐために、ファスナー付きの袋やフタ付きのケースに保管し、一か所にまとめておきましょう。

フレームは慎重に取り扱う

ベッドのフレームは不意に力が加わると曲がったり歪んだりすることがあります。破損するとベッドが組み立てられなくなったり、きしみ音の原因になったりするため、慎重に取り扱いましょう。

無理に分解しない

ベッドの状態によっては、サビや腐食でネジがうまく外れないことがあります。その場合は、無理に分解せず、できるところまでにとどめて運搬しましょう。そのほうが、引っ越し後の組み立てがスムーズになります。

ベッドの処分方法

引っ越しを機にベッドを買い替える場合、古いベッドの処分方法を検討しましょう。ベッドの値段や大きさによっては、処分して新調したほうが運搬費用より安く済むこともあります。ここでは、ベッドの処分方法について詳しく説明します。引っ越し時の不用品について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

◆引っ越しで不用品処分する方法は?引っ越し業者や回収業者の特徴を解説!
◆いらない家具を処分する方法|不要な物を賢くお得に捨てるポイントとは?

自治体に粗大ごみとして回収してもらう

自治体に粗大ごみとして回収してもらう方法は、ほかのサービスを利用するよりも安価に処分できるというメリットがあります。しかし、ご自身で指定の場所までベッドを運ぶ必要があるため、大きなベッドの場合は難しいかもしれません。また、自治体によって回収手順や費用が異なるため、あらかじめ自治体Webサイトなどを確認し、ルールに沿って対応しましょう。

引っ越し時の粗大ごみの処分方法について詳しく知りたい方は「引っ越し時の粗大ごみはどう処分すべき?回収や買取など注意点とともに解説!」もご確認ください。

引っ越し業者に処分してもらう

一部の引っ越し業者では、家具や家電など不用品の回収・買取サービスを行っています。引っ越し業者を利用する場合、引っ越し作業のついでに処分も頼めるため、手続きが簡単で便利です。回収・買取サービスを行っていない業者もあるため、業者選びや見積もりの際に対応しているか確認しましょう。

新しくベッドを購入したお店で引き取ってもらう

新しくベッドを購入したお店が、処分予定のベッドを引き取ってくれる場合もあります。たとえば、家具・インテリア用品店のニトリでは、購入した家具と同数の家具を4,400円(税込)で引き取ってくれる「家具引取サービス」を提供しています。このようなサービスを利用することで、スムーズにベッドの買い替えができるでしょう。

※金額は2024年6月時点です。

引っ越し前にベッドの扱いを確認しよう

引っ越し時、ベッドは解体して新居に運ぶか、処分して新調します。解体せずそのまま運ぼうとすると、運搬中に破損を引き起こしたり、サイズの関係でトラックに積載できなかったり、さまざまなトラブルにつながる恐れがあります。状況に合わせて適切な方法を選びましょう。

ベッドに限らず、大型の家具や家電は梱包や処分に手間がかかり、時間をとられる方が少なくありません。さらに、荷造りと並行して住所変更などの手続きも必要です。限られた時間を効率的に使うために、面倒な手続きは「引越れんらく帳」で速やかに完了させましょう。引越れんらく帳では、インターネット上で電気・ガス・水道の住所変更から、不用品の回収依頼まで一括で済ませられます。24時間いつでも手続きできます。ぜひ、引越れんらく帳の利用をご検討ください。

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