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ベッドの解体方法|引っ越し時に押さえておくべき作業の流れと注意点

ベッドの解体方法|引っ越し時に押さえておくべき作業の流れと注意点

引っ越しで新居にベッドを持参するときは、サイズにかかわらず、解体せずにそのまま運搬するのは困難です。ベッドを安全に運搬するためにも、無理のない解体方法をご検討ください。

ここでは、ベッドを解体したほうがいい理由や、解体作業の流れ、解体の依頼先や自分で作業する際の注意点などをご紹介します。ベッドをそのまま運搬すると、思わぬ引っ越しのトラブルにつながる可能性があるため、十分にお気をつけください。

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引っ越しに伴うベッド解体の基礎知識

引っ越しでベッドを運ぶケースでは、解体作業が必要です。大変な手間がかかりますが、ベッドを安全に搬出・搬入するために必要な作業といえます。ここでは、ベッドを解体する理由や流れについてお伝えします。

ベッドを解体すべき理由

大型家具であるベッドは、引っ越し前に不用品として処分するか、解体して引っ越し先へ持って行きます。処分方法の例として挙げられるのは、自治体で粗大ゴミとして回収してもらう方法や、リサイクルショップや不用品回収業者へ引き取ってもらう方法などです。処分する場合は費用が発生するため、見積もりをとって料金相場を確認しておきましょう。また、引っ越し先へ持って行く場合は、解体費用がかかります。

そもそも引っ越しでベッドを解体する理由は、部屋からの搬出が難しいからです。解体しない状態のベッドは、ドアや廊下を通り抜けられないことがあります。シングルベッドでも、無理に運び出せば部屋や共用部分を傷つけるおそれがあるでしょう。また、2人以上で使用するセミダブルベッドやダブルベッドは、引っ越しで使う車両に載せられないことも。ほかの荷物の破損につながることもあるため、引っ越しでの搬出・搬入前に必ず解体しておくことをおすすめします。

ベッドを解体する主な流れ

  1. 1. 布団、シーツ、マットレスを外す
  2. 2. 床板を外す
  3. 3. ヘッドボードを外す
  4. 4. ベッドの脚を外す
  5. 5. ベッドフレームを分解する

上記は、一般的なシングルサイズのベッドを解体する流れです。ベッドの解体時には工具が必要となります。大きめのキングサイズやクイーンサイズなど、種類やサイズによっては解体できないベッドもあるためご留意ください。解体できない場合は、ベッドを処分するか、クレーン車での搬出・搬入を行うことになります。

引っ越し当日は、解体作業中も先に搬出できるものは運び出しておきましょう。特に、マットレスは折り畳めないため場所を取ります。搬出を済ませ、作業スペースや搬出経路を確保できたほうが安心です。

ベッドの解体後、パーツや道具をまとめたら、部屋を傷つけないように養生してから搬出してください。

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ベッドを解体する2つの方法

引っ越しでベッドを解体するとき、業者に解体してもらう方法と、自分で解体する方法があります。それぞれメリットとデメリットがあるため、選択に迷ったときは以下のポイントをご確認ください。

引っ越し業者に解体してもらう

メリット

ベッドの解体や組立作業に慣れている引っ越し業者に依頼すれば、クオリティの高さとスピードの速さが期待できます。プロが作業をするため、壁や床を傷つけるリスクが少ないのもメリットです。引っ越し業者は、万が一の事故に備えて保険に入っている点でも安心できます。

デメリット

引っ越し業者にベッドの解体を依頼した場合、一般的には引っ越しの作業費用とは別に料金が発生します。ベッドの大きさや種類に応じて値段が変わるため、状況によっては出費の金額が高くなることも。また、低価格帯のベッドは、再組み立てを前提としていないことから、解体を断られる場合があります。

自分で解体する

メリット

自分でベッドを解体すると、作業にお金がかからないため、引っ越し費用の総額を抑えることが可能です。また、ベッドを他人に触れられたくない場合に、プライバシーを保護しやすく安心できます。

デメリット

引っ越し業者にベッドの解体を依頼する場合と比べて、自分でベッドを解体すると、慣れていないため作業時間がかかります。さらには、作業に労力がかかるのもデメリットです。引っ越し当日はほかにも荷造り・荷解き作業があるため、解体作業により疲労しやすくなります。

自分でベッドを解体する際の注意点

大型家具であるベッドの解体には、危険がともないます。自分でベッドを解体するときは、注意するべきポイントを理解し、安全に作業ができるよう準備を整えておきましょう。

部品をまとめる

ベッドには、ネジをはじめとした細かい部品が多くあります。紛失を防ぐために、部品はファスナー付きの袋やフタ付きのケースに保管し、まとめておきましょう。

フレームの取り扱いは慎重にする

ベッドのフレームは不意に力を入れると曲がったり歪んだりすることがあります。破損するとベッドが組み立てられなくなったり、不快なきしみ音の原因になったりするため、慎重に取り扱いましょう。

無理に分解しない

ベッドの状態によっては、サビや腐食でネジがうまく外れないことがあります。無理に分解せず、できるところまでにとどめて運搬しましょう。そのほうが、後ほどスムーズに再組み立てしやすくなります。

解体前に写真を撮っておく

ベッドは解体よりも組み立て作業のほうが難しいといわれます。できるだけ簡単に再組み立てができるよう、分解する箇所を細かくスマートフォンで撮影して記録しておきましょう。

引っ越しではベッドを解体してから安全に運搬しましょう

今回は、引っ越しの荷造りにおけるベッドの解体についてお伝えしました。ベッドを解体しない場合、運搬中に破損を引き起こしたり、サイズの関係でトラックに積載できなかったり、さまざまなトラブルにつながるおそれがあります。引っ越し業者に依頼するか、可能であれば自分で解体をして、当日は安全に運搬しましょう。

大型の家具や家電は梱包や処分の手間がかかり、引っ越しの準備で苦戦する方が少なくありません。そんな荷造りの時間を確保するために、手続きは「引越れんらく帳」で速やかに完了させましょう。引っ越しの住所変更手続きを一括で行うなら、無料で利用できる「引越れんらく帳」がおすすめです。

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