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引っ越しで大型家電・家電を運んでもらう場合の注意点と、買い替えのタイミング

引っ越しで大型家電・家電を運んでもらう場合の注意点と、買い替えのタイミング

引っ越しではダンボールに梱包した荷物のほかに、ご自宅にある大型家具や大型家電を運ぶ必要があります。このとき、特に注意しておきたいのが家電の運搬です。

特に大型家電は運搬が難しく、運ぶ人のケガや住宅の傷につながるケースがあります。引っ越しでの移動が原因で家電が故障するおそれもあるため、事前にリスクやデメリットについて確認しておきましょう。

ここでは、引っ越しでの家電の運び方や、引っ越し業者に運んでもらうときの注意点、家電を買い替えるのにおすすめのタイミングをご紹介します。また、引越し時の住所変更手続きを簡略化できる便利なサービス「引越れんらく帳」についてもご紹介しているので、引っ越しの準備を控えている方はぜひ参考にしてみてください。

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自分で引っ越しをするとき家電はどう運ぶ?

基本的に、家電は引っ越し業者に運搬してもらうか、買い替えて新居に配送してもらいます。自分で運ぶとリスクが高いため、専門業者に依頼することをおすすめします。

大型の家電だけ引っ越し業者に運んでもらう

自分で引っ越しをする場合でも、大型家具や大型家電のみ引っ越し業者に運んでもらう方法があります。
その際は、家具や家電のみのプランを用意している業者を探しましょう。家具や家電のみの運搬は、引っ越し作業全般を依頼するプランよりも費用を抑えやすいのがメリットです。

特に、冷蔵庫や洗濯機などの重い家電は、運ぶのが難しいため専門業者に任せたほうが安心できます。
誤った運び方により家電が壊れてしまったり、運ぶ人がケガをしたりするおそれもあるでしょう。結果として余計な出費につながるリスクを考慮しても、家電は業者に運んでもらうことをおすすめします。

「業者に大型の家具や家電の運搬を依頼すると、かなりお金がかかるのでは…」と心配になるかもしれません。しかし、プランを比較したり、荷物の個数を見直したりすることで、費用を抑えつつ、専門業者に大型家具の配送を依頼することができます。詳しくは、「大型家具・家電の配送サービス9選!安いのは?料金や日数を紹介!」の記事をご覧ください。

買い替えて新居に直接配送してもらう

自分で引っ越しをするなら、引っ越しのタイミングで家電を買い替えるのもひとつの手段です。購入先である家電量販店やオンラインショップなどから、新居へ直接に配送してもらいましょう。買い替えのタイミングと合致していたり、新しく一人暮らしを始めたりする場合には、特に有効といえます。
ただし、ご自宅にある古い家電を処分する必要があるケースでは、買い替えのほかに処分の追加料金がかかる点にご注意ください。新しい家電の購入費用と処分費用が同時に発生すると、引っ越しでの出費が高額になる可能性があります。便利な方法ですが、金銭面にはやや配慮が必要です。
大型家電を購入する場合の費用目安は下表のとおりです。

家電 相場
エアコン(本体+設置費用) 40,000円~60,000円
洗濯機 20,000円~30,000円
冷蔵庫 20,000円~30,000円

大型家電を自分で運ぶのはリスクが高い

家電を自分で運ぶと引っ越しの費用を抑えられますが、一方で運搬にともなうリスクが高いのが難点です。
まず、素人が家電を運ぶと運搬時の落下によるケガや故障の危険性があります。それだけでなく、大型家電の運搬で新居や旧居に傷をつけてしまうと、修理費用を負担することになるでしょう。

引っ越しの費用を抑えようとした結果、トラブルのために余計な出費が増えてしまうことも。特に、冷蔵庫や洗濯機などの重い家電は、作業に慣れている専門業者に依頼するのが無難でしょう。自分で運ぶのは電子レンジ・炊飯器・掃除機などの軽い家電のみに留めたほうが安心です。

一方、洗濯機や冷蔵庫、エアコンなどを自力で運搬することで引っ越し料金を抑えたい人もいるでしょう。自力で運搬する場合は安全のためにも、運搬のコツや注意点、事前に準備しておくことなどを確認しておきましょう。

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引っ越しで家電を運んでもらう場合の準備

引っ越しで家電を運んでもらう場合、事前に準備するべきことや、注意点をお伝えします。荷造りと同時に、家電を運搬するための準備も進めておきましょう。

冷蔵庫

冷蔵庫を運んでもらう場合、基本的に中身の食材は引っ越し当日までにすべて食べ切るよう計画しましょう。引っ越し前日には水抜きと霜取りの作業を行うため、可能であればそれ以前に中身を空にしておくのが理想です。水抜きとは、製氷機の内部にある氷や蒸発皿の水を捨てる作業を指します。一方で、霜取りでは電源プラグを抜いてドアを開き、冷却器の霜を溶かす作業です。いずれの作業も引っ越しの前日までに済ませておきましょう。新居で設置した冷蔵庫は、少し時間を空けてから電源を入れてください。

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洗濯機

洗濯機は水を使用する家電であるため、使用直後に運搬すると内部に溜まった水が漏れるおそれがあります。水漏れでほかの荷物やトラックの荷台へ影響を与えるのを防ぐために、最後の洗濯は遅くとも引っ越し前日までに済ませておきましょう。洗濯機を運ぶときは、引っ越しの前日に排水ホースの水抜きをします。洗濯機の排水口から排水ホースを取り外して、内部に残った水分を捨ててください。ホースは水気を取り除いた後、洗濯槽に入れた状態で持ち運ぶと良いでしょう。

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テレビやパソコン

引っ越しでテレビを梱包する前に、配線周りを撮影して記録に残しておくと、新居での設置作業中の参考にできます。配線は外す前にマスキングテープや養生テープなどでまとめましょう。さらに、どの部分をどの端子に接続するのか配線をテープにメモしておくとスムーズに作業ができ、元通りに接続しやすくなります。

パソコンは運搬中の衝撃により内部のデータが破損するおそれがあります。重要なデータがある場合は、あらかじめ外付けハードディスク・USBメモリ・オンラインストレージサービスなどを利用してバックアップを取っておきましょう。データの容量が大きい場合には、外付けハードディスクを用意しておくと安心です。

テレビやパソコンを梱包するときは、液晶画面の破損を防ぐために本体を緩衝材で包むとともに、ダンボールの内部にできた隙間を緩衝材で埋めていきます。外から箱の中身がわかるように「パソコン」と記載し、併せてどちらが上部であるかわかるようにダンボールに印を付けましょう。

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エアコン

エアコンを移設する前に、配管穴やエアコン専用のコンセントが新居にあるか確認しておきましょう。戸建て住宅などでは、穴があいていないこともあるようです。穴あけ工事やコンセントの増設工事は時間がかかるので、引っ越し日直前だと、工事が間に合わなくなったり、費用が高くなったりすることもあります。
また、エアコンの設置スペースが十分にあるかどうか、エアコンの対応畳数があっているどうかもあわせて確認しておきましょう。エアコンを移設する際は、ケガや故障を防ぐために、必ず引っ越し業者か専門業者に依頼するようにしてください。

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引っ越しで家電を運んでもらう際の注意点

引っ越しで、家具や家電を運んでもらう際は、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。運搬中に床や壁、大切な家具・家電に傷がつくのは避けたいものです。運搬中の事故や家具の損傷を防ぐために、注意するべき点をご説明します。

荷物を搬入できるかどうか確認する

洗濯機や冷蔵庫などの大型の家具を新居に搬入する予定がある場合、家具を運ぶルートをあらかじめシミュレーションしておくことをおすすめします。
物件によっては、通路の幅が狭かったり、階段やエレベーターなどのドアの間口が狭かったりすることがあります。その場合、ファミリータイプの大型冷蔵庫や、分解不可のソファー、ダブルサイズ以上の分厚いマットレスなどが搬入できないことがあります。また、狭い通路を無理やり通そうとした結果、壁にぶつけて家具に傷をつけてしまう恐れもあります。
そういった事態を避けるためにも、あらかじめ家具の大きさや新居の扉の幅や高さなどを測っておき、搬入予定の家電が、余裕をもって設置できることを確認しておきましょう。

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電化製品の運び方・積み方に注意する

電化製品を運ぶ際、特に気を付けなければならないことは、運び方・積み方です。電化製品は非常にデリケートなので、少しの衝撃が機能や動作に大きな影響を及ぼすことがあります。

特に、冷蔵庫や洗濯機などは必ず段ボール等で梱包し、立てて運ぶようにしてください。横に寝かせて運ぶと、性能に影響が出たり、へこみの原因になったりします。また、トラックに積む際も、寝かさずに立ててしっかりと固定し、運搬中に動かないよう積み方に注意しましょう。

家電の上手な梱包方法とは

家電を運搬する際は、損傷や故障を防ぐために、しっかりと梱包することが大切です。梱包が必要な家電の例としては、液晶テレビやパソコン、電子レンジやDVDプレイヤー、天井照明・照明器具、加湿・除湿器などがあります。梱包には、主に段ボールや緩衝材などを用いますが、精密機器や形状が特殊なものなどは、専用の資材を用いた梱包が必要なこともあります。
梱包の際は、購入時のダンボールや梱包資材が残っていれば活用しましょう。残っていない場合は、以下でご紹介する方法を参考にして梱包してください。

緩衝材やタオルなどを利用する

緩衝材やタオルを用いた梱包方法として、緩衝材やタオルで家電全体を覆い、その後段ボールで家電全体を保護する、という方法があります。
この際、梱包する家電(特にテレビ・冷蔵庫・洗濯機など)は、できるだけ横向きにせず、立てて梱包するようにしてください。
家電はデリケートなので、運送途中に梱包がほどけてしまわないよう、厳重に梱包するようにしましょう。テレビなどは、ネットショップで販売されている専用の梱包材を活用してもいいでしょう。

テレビの梱包方法については、「テレビを梱包する方法」でも解説しています。

引っ越し業者に資材を借りて梱包する

引っ越し業者に資材を借りて梱包する方法もあります。メリットとしては、それぞれの家電にぴったりのサイズの資材を借りることができるということです。そのため、運送中に家電がずれて傷がついてしまうリスクを最小限にさえることができます。
引っ越しのプランによっては、段ボールや緩衝材の貸し出しなどが含まれているものもあるので、プランを比較する際に参考にしてみるのもいいでしょう。

引っ越し時に家電を買い替える場合のタイミング

新生活に合わせてサイズの大きな家電セットに買い替えるという選択肢もあります。ここでは、買い替えのタイミングの目安や、配送時に確認しておきたいポイントをご紹介します。
なお、初めて一人暮らしをする人の場合は、新生活に向けて何をどのくらい買い揃えればいいか分からないかもしれません。家具や家電を揃える際には、「新生活に必要なものと手続きのまとめ|引っ越し時に要チェック!」の記事をご覧ください。

事前に購入しておき、引っ越し当日以降に配送してもらう

家族が増えるときや、引っ越しで生活環境が変わるときは、家電を買い替える絶好のタイミングです。例えば、家族が増えるときは、人数に合わせた冷蔵庫や洗濯機に買い替えるといいでしょう。冷蔵庫の大きさは、2人だと200L~300L、3人の場合は400L~500Lが目安となっています。
また、引っ越しで部屋の数・広さが変わるときはエアコンやテレビを買い替えるのにいいタイミングです。新居の部屋数や広さに合わせて、最適な大きさのものを購入しましょう。
引っ越し前に家電を購入する場合は、あらかじめ古い家電を処分しておきましょう。このとき、配送日指定で購入先から新居に家電を配送してもらう方法が便利です。引っ越し日よりも入居日のほうが先に来る場合、引っ越しの搬入作業の前に家電を搬入しておく方法もあります。このケースでは引っ越し作業に余裕が出やすいのがメリットです。また、家電の運搬が不要な分、引っ越し料金を抑えられる可能性があります。

引っ越し後に購入する

引っ越し後、ただちに使う必要のない家電であれば、新居に移った後に購入しても問題ありません。その際は、引っ越し前に古い家電を処分しておいたほうが引っ越し料金を抑えやすく、不用品を運搬する費用を削減できます。また、遠方への引っ越しの場合は、引っ越し後に近隣店舗で家電を購入したほうが、配送距離が短縮されるため安心です。購入後、安全に配送できるかどうかも事前にご確認ください。

不要になった家電の処分の仕方

引っ越しで家電の不用品が発生したら、各種サービスを利用して適切に処分しましょう。最後に、不要になった家電を処分する方法の例をご紹介します。
なお、不用品の処分方法や注意点については、「引っ越し時の不用品処分の方法とは?トラブルを避けるための注意点」でも詳しく解説しています。

自治体に処分を依頼する

不要な家電を処分する際に、最初に思いつくのは「粗大ゴミ」として処分する方法でしょう。長期間使った不要な家電を、引っ越しを機に確実に処分したい方は、この方法がおすすめです。
自治体に処分を依頼する場合、回収場所や日時が明確に決まっているので、計画的に家電の仕分け作業を進める必要があります。また、家電を処分する際は、「家電リサイクル法」により、リサイクル料金がかかります。リサイクル料金は、家具は1,000円前後、家電は5,000円前後かかるものが多くなっています。料金は家具・家電の種類によって異なるため、詳細はお住いの自治体に確認してください。

引っ越し業者に引き取りを依頼する

引っ越し業者によっては、家電リサイクル法対応商品の引き取りをオプションで請け負っていることがあります。家電リサイクル法対象商品とは、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機などが一例です。
引っ越しの見積もり依頼をするときに、まとめて家電の引き取りを依頼すると良いでしょう。その際は、引き取りの金額も含めたうえで相見積もりをとり、引っ越し業者の料金相場をご確認ください。

家電量販店に引き取りを依頼する

新しい家電の購入先である家電量販店が、古い家電を引き取ってくれる場合があります。サービス内容は家電量販店により異なるため、店頭やWebサイトで条件をご確認ください。たとえば、家電リサイクル法対象商品の引き取りは有料で、Webサイトからの申し込みで引き取りに対応してくれる業者もあります。新しい家電が配送される前に、余裕を持って申し込み手続きを済ませましょう。

不用品回収業者に処分を依頼する

不用品回収業者に古い家電の処分を依頼する方法もあります。事前に回収費用を支払い、引き取りと処分をお願いしましょう。ただし、なかには不用品回収をうたって高額な費用を請求する悪徳な業者もいるため注意が必要です。依頼前に、業者が「一般廃棄物収集運搬業許可」の許可証を所有していることを必ずご確認ください。信頼できる業者に依頼して、すみやかに不用品を片付けましょう。

リサイクルショップに買い取りを依頼する

まだ家電が新しくきれいな状態で、今後も十分に使えるのであれば、リサイクルショップに買い取ってもらえる可能性があります。大型家電は重く自分で運ぶのが難しいため、出張買取に対応しているリサイクルショップで査定を受けると便利です。不用品に値段がつけば、引っ越し費用の節約にもつながります。基本的に査定は無料で依頼できるため、売却できそうな家電をお持ちの方は利用してはいかがでしょうか。
また、フリマアプリやネットオークションなどを活用して、売却することも可能です。ただし、フリマアプリやネットオークションに出品しても、確実に売れるわけではないことに注意が必要です。詳細は「フリマアプリやネットオークションで売却する」で解説しています。

友人や知人に譲る

家電が今後も十分に使える状態であれば、友人や知人などに譲るのも一つの手です。一人暮らし中の友人、引っ越しの予定がある知人に、必要な家具や欲しい家具がないか聞いてみましょう。自分は家具を処分でき、相手も必要な家具を手に入れることができるので、お互いにメリットがある方法です。
ただし、譲渡後のトラブルを防ぐために、家電を譲る前にきちんと動作確認をしておきましょう。また、購入後どのくらいの年数がたっているのか、保証書や保証期間などについての情報をきちんと共有しておくようにしましょう。

引っ越し前に家電の運搬や買い替えの準備をしておこう!

引っ越しで家電を運ぶときの注意点や、買い替えのタイミング、不用品の処分方法についてお伝えしました。大きくて重たい大型家電は、自分で運ぶのが難しくリスクが高いといえます。可能であれば引っ越し業者や家電量販店などの専門業者に運搬を依頼して、自力で運ぶのはできるだけ避けておきましょう。
家電を買い替えるタイミングは、引っ越し前に購入するケースと引っ越し後に購入するケースがあります。いずれの場合も、新しく購入する家電は新居へ届けてもらいましょう。不要な家電は事前に処分しておくと、不用品を新居へ運ぶ費用を節約できます。余裕を持って準備を進めておくと安心です。
不要な家電は、各種業者に回収してもらうほか、リサイクルショップに売却する方法があります。多くの場合、回収は有料となりますが、売却できれば引っ越し費用の節約につながるのがメリットです。今後、引っ越しにともない家電の片付けを行う予定があれば、ぜひ参考にしてみてください。

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