
【ガスの開栓】手続きから立ち合いまでの流れ、当日の所要時間を解説
引っ越しの際、旧居のガスの停止と新居のガス開栓手続きをしなければなりません。ガスの手続きを忘れていた場合、引っ越し当日に慌ててガスの開栓申し込みをしても、すぐに使えないケースが多いのです。そうならないために、今回はガスの利用を停止する手続きから、新居のガス開栓手続きまで一連の流れをご紹介します。
この記事の目次
ガスの停止~開栓の流れと手続きを解説!土日でもOK
ガスの停止~開始までの流れを説明する前に、注意点をお伝えします。
まず、引っ越し日の30日前を切ったら、なるべく早めにガスの手続きを行いましょう。電気や水道は手続きを忘れていても、引っ越し当日に使用できる場合があります。
ところが、ガスはそうはいきません。当日すぐに開栓作業をしてもらうのは難しいので、しばらくガスが使用できない可能性があります。忘れず早めに手続きをしましょう。
ガスを開栓する際は、立ち合いが必要です。基本的に土・日・祝日(年末年始等)を含めて、年中無休で対応している会社が多いため、都合が良い日を選ぶとよいでしょう。

また、新居のガスの種類を確認しておきましょう。ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類があります。旧居で使用していたガスコンロを持って行っても、ガスの種類が異なると使用できず買い替えなければなりません。
◆都市ガスとプロパンガスを比較! それぞれのメリット・デメリットは?
旧住所での「ガス停止」手続きの流れ
新居へ引っ越す前に、今使っているガスを止めなければなりません。その流れを見ていきましょう。
引っ越しの10日~1週間前まで:ガス会社へ使用停止の連絡をする
現在契約しているガス会社に、使用停止の連絡をしましょう。電話やFAXで連絡するか、インターネットから申し込みが可能な場合が多くなっています。詳しくはガス会社のホームページを確認してください。
使用停止の連絡については、遅くても1週間前までに済ませておくのが理想です。それ以降になる場合は、ガス会社によって対応が異なるため、電話で問い合わせてみましょう。引っ越し先でも同じガス会社を利用するのであれば、同時に開栓の申し込みをしておくと便利です。
申し込み手続きの際には、以下の情報を用意しておくとスムーズに手続きが行えます。
- 現住所と新住所
- ガスの検針票に記載の「お客さま番号」
- 使用を停止する希望日時
- 支払方法(口座振替・クレジットカード等)
引っ越し当日:ガスの元栓を閉める
引っ越し当日、すべての搬出作業が完了したら部屋にあるガスの元栓を閉めます。
事前にガス会社からガスメーターの元栓を閉めるために担当者が訪問する旨が伝えられるので、その時間までにはガス機器の搬出を完了しておきましょう。なお、一度ガスメーターの元栓を閉めると開栓できなくなるので、必ずガス機器を使用しなくてよい状態になってから閉めてもらいましょう。
ガスメーターの元栓を閉めたら、料金の精算を行います。会社によって対応が異なりますが、「口座引き落とし」「現金精算」「クレジットカード決済」などが選べます。現金精算のみの場合もあるので、事前に精算方法を確認しておくと安心です。
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新住所での「ガス開栓」手続きの流れ
新居でガスを使用するために必要な手続きの流れをお伝えします。
引っ越しの10日~1週間前まで:ガス会社へ使用開始の連絡をする
新居で使用するガスの種類(都市ガスまたはプロパンガス)を確認のうえ、ガス会社にガスの使用開始の連絡をします。申し込み方法は、ガスの停止手続きと同じく、電話またはインターネットから行います。詳しくは各ガス会社のホームページをご覧ください。
申し込み手続きは、遅くても利用開始希望日の1週間前までに済ませておくのが理想です。申し込みが、引っ越し日の1週間を切っている場合は、電話で問い合わせを行いましょう。引っ越し日の直前に申し込みを行うと、希望日にガスを開栓することができない可能性もあるため、注意してください。
申し込み手続きの際には、以下の情報を用意しておくとスムーズに手続きが行えます。
- 現住所と新住所
- ガスの検針票に記載の「お客さま番号」
- ガスの使用開始希望日と開栓の立ち合い希望時間
- 使用するガスの種類(都市ガス・プロパンガス)
- 支払方法(口座振替・クレジットカード等)
なお、開栓作業の際には、ガスコンロや給湯設備などの点火テストや使い方の確認を行います。作業の日にガス機器の搬入ができていなくても、点火テストは可能ですが、安全に使用できるか確認してもらうためにも、なるべくガス機器は搬入しておくようにしましょう。
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【引っ越し当日】ガス開栓には立ち会いが必要!費用や所要時間は?
引っ越し先でのガス開栓の流れ見ていきましょう。なお、当日の作業時間は、およそ15~20分で、費用は無料となっています。

1.作業員訪問
引っ越しの当日、作業員から作業時刻をリマインドする電話が入ります。予定時間に間に合うよう引っ越し先に赴きましょう。先述の通り、開栓作業の当日は立ち合いが必要です。無人では開栓作業ができないため、やむを得えず時間を変更する場合などは早めに作業員に知らせましょう。
2.ガスメーターの開栓
作業員がガス栓やガス機器の確認をしたのち、ガスメーターを開栓します。
3.ガスの確認
ガスがきちんと通っているか、ガス漏れがないかなどを確認します。
4.ガスの使用方法を説明
作業員がガスの使用ついて説明してくれます。もし、ガスコンロなどの機器が設置済みですぐ利用できる状態の場合は操作方法についても説明してくれます。開栓作業の際にガス機器が設置できていない場合でも、開栓の作業自体は可能です。
開栓作業が終了したら、サインを求められる場合があります。印鑑などは不要の場合が多いようです。
ガス開栓で立ち会いできない場合の対処法は?立会い不要の場合はある?
ガス開栓作業時には、原則立ち合いをすることが法律で定められています。ガスは一歩間違えれば危険を伴うものであり、安全に使用するためにも作業員が立ち合いし、ガスの使用方法の説明が義務付けられているためです。
しかし、開栓日にどうしても立ち合いができない場合もあるでしょう。そんなときは、契約者の代理人による立ち合いも可能です。代理人は家族をはじめ、友人、大家さんなど信頼できる人であれば誰でもかまいません。代理人を立てるということを業者に事前連絡しておきましょう。なお、代理人を立てる場合、本人確認書類や委任状、印鑑などの準備は不要です。
開栓が終わると、作業員からガスの使用方法や注意点などについて説明を受けることになります。これは代理人を立てた場合も変わりません。「地震などでガスメーターが停止してしまった場合の復旧方法」などについても説明される場合がありますので、必ず伝言してもらいましょう。
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引っ越し当日に料理を作れなかったり、あたたかいお風呂に入れなかったりするのは避けたいものです。とはいえ、引っ越し前後は荷造りや買い出しなどでバタバタし、ガスや電気などのライフラインの手続きを忘れてしまうこともあるでしょう。
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