【新居の掃除方法】引っ越し前に掃除が必要な理由とは?
引っ越しの際、原状回復が求められる賃貸の旧居と違い、後回しにしがちな新居の掃除。「直前まで誰も住んでいないし、必要ない」「新築だから大丈夫!」などと思っている方も多いかもしれません。
しかし、実は新居の掃除も、引っ越しにおいては大事な作業なのです。掃除をすることで、より安心して引っ越し当日を迎えることができますよ。
今回は、新居の引っ越し前に掃除が必要な理由と、具体的な掃除方法についてお話しします。
この記事の目次
◆引っ越し時の片付けをスムーズに進めるには?荷造りの流れと注意点
◆引っ越しの前日は何をするべき?確認事項や準備するもの、過ごし方
◆引っ越し時の持ち物とは?スムーズに作業を進めるために事前の用意を
◆入居前の新築住宅でマスキングテープを使う意外なメリットとは?
引っ越し前に新居を掃除する必要はある?
通常、新居は前の住人の退去時に、ハウスクリーニングが行われています。それゆえに、掃除の必要性を感じない方も多いはずです。
新居の掃除をすることには、一体どのようなメリットがあるのでしょうか?
新居とは?
新居とは、新しい住まいのことです。一般的に、新築物件、もしくは前の住人の退去後にハウスクリーニングされた中古物件を指します。一方で、新居に移る前の住まいは「旧居」と呼びます。
引っ越し前に新居を掃除すべき理由
新築やハウスクリーニング済みの物件でも、汚れている可能性がある
新居に人は住んでいませんが、時間が経つことでホコリや湿気が住居に溜まります。ホコリのもととなる小さな塵は、窓やドアのわずかな隙間などから侵入するからです。
ハウスクリーニングされてから長期間経過していれば、その分溜まるホコリや湿気の量も増えてしまいます。
新生活を心地よくスタートするためにも、引っ越し前に新居は掃除しましょう。
新居を退去する際のトラブルを防ぐため
引っ越し前に新居を細かく掃除することで、部屋の傷や不具合を事前に確認できます。見つけた傷や汚れなどは、日付がわかるように写真撮影しておくと良いでしょう。後に新居を退去する際に、修繕費を請求されても、入居前からの傷や不具合であることを主張できます。
もし設備や部屋に大きな問題があるようなら、管理会社や大家さんに連絡しておくと良いでしょう。
◆賃貸物件における原状回復義務とは?貸し主、借り主の責任範囲を解説
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新居で掃除すべき場所
どの場所をどのように掃除するのかを把握しておけば、効率良く新居を掃除することができます。新居で掃除すべき場所と、それぞれの掃除方法を見ていきましょう。
天井、壁
荷物や家具がない入居前は、天井や壁を掃除しやすいタイミングです。タバコのヤニ汚れを落とす場合には、専用のヤニ落とし用洗剤がおすすめです。クロスを傷めずに、汚れを落とすことができますよ。
照明器具がある場合は、上部のホコリを先に拭き取っておきましょう。後々ホコリが床に落ちるのを防ぐためです。
キッチン
まず、シンクの水垢や調理台のホコリを拭き取ります。次にコンロ周りに汚れ防止シートを取り付けましょう。
また、換気扇には不織布のフィルターを取り付けてください。本体に汚れが付着するのを防ぐため、住み始めてからの掃除が楽になります。さらに、コンロの隙間を埋めるカバーを設置すると、隙間に油やホコリなどが溜まりにくくなりますよ。
風呂
風呂は、浴室用洗剤を使用してスポンジでしっかり掃除しましょう。また、鏡には曇り止めを付けて、水垢を発生しにくくしておくと良いでしょう。
仕上げに浴室用防カビ剤を使ってカビ対策を行うと、きれいな状態が長持ちしやすくなります。除菌効果が高い、くん煙タイプの防カビ剤がおすすめです。
トイレ
トイレの気になる箇所やホコリを拭き取りしましょう。掃除道具には、拭いた後に流せるトイレ用掃除シートが便利です。また蛇口下にはトイレタンク洗浄剤、便器内には押すスタンプタイプの洗浄剤を設置して、汚れを防止します。さらに、水の流れが悪くないかも確認しておくと良いでしょう。
窓
窓が汚れたり曇ったりしている場合は、専用クリーナーで磨きます。また、カーテンレールのホコリも拭き取りましょう。カーテンを付ける前なので、簡単に掃除することができますよ。
床
床は掃除機やモップなどでホコリを取り、固く絞った雑巾で水拭きしましょう。畳の場合は乾拭きの雑巾で、目に沿ってホコリを拭き取るようにします。目に逆らうと傷がつくこともあるので、注意してください。
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新居での掃除のポイント
掃除すべき場所と方法を把握したら、次は実際に掃除をするときに何に気をつければ良いのか見ていきましょう。より美しい状態にして引っ越しができるように、以下のポイントを押さえて掃除を行ってくださいね。
掃除中は十分換気する
新居に溜まりやすいのが、カビやホコリ、新築物件の塗料のニオイです。長期間空き家になっていた物件の場合、排水口の水が干上がって、下水のニオイがすることもあります。
すべての扉や窓を開けて空気を入れ替え、気になるニオイを消しておきましょう。
仕上げに害虫駆除を行う
入居前には、くん煙式殺虫剤を使用して害虫駆除を行うことをおすすめします。
家具を入れる前なので薬剤が隅々まで行き渡りやすく、食器や家電を汚す心配もありません。
ただしアパートやマンションの場合、煙が他の部屋に影響を及ぼす可能性があるため、事前に必ず管理人や管理会社の許可を得ておくことが必要です。
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新居を掃除すると、部屋をきれいな状態にしたうえで、傷や不具合の事前確認もできることがわかりましたね。荷物や家具、家電がない引っ越し前は、新居をしっかりと掃除・確認できる良い機会です。
しかし、引っ越し前は新居の掃除のほかにも、やることがたくさんあるでしょう。旧居の掃除や荷造りはもちろんですが、電気やガス、水道といったライフラインの住所変更手続きも進めなければなりません。
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◆引っ越し時の片付けをスムーズに進めるには?荷造りの流れと注意点
◆引っ越しの前日は何をするべき?確認事項や準備するもの、過ごし方
◆引っ越し時の持ち物とは?スムーズに作業を進めるために事前の用意を
◆入居前の新築住宅でマスキングテープを使う意外なメリットとは?