
【入居前にやることリスト】引っ越し前に新居でやっておく17項目を解説!


引っ越し先の新居が決まり、「あとは荷造りや手続きだけ」と考えている方も多いでしょう。しかし、入居前には、新居でやらなければならないさまざまな準備があります。この記事では、入居前にやることをリストにして分かりやすくご紹介します。
この記事の目次
入居前にやるべきこととは?事前準備のメリット
入居前に新居でやるべきこととして、汚れを防止するための作業や、害虫処理などが挙げられます。キッチンのコーティングや防カビ処理、換気扇フィルターの設置などが主な作業です。また、床や壁の養生なども事前準備に含まれます。
入居前に準備をする主なメリットは次の通りです。
- 荷物を運び入れる際の傷や汚れが防げる
入居前に新居の床や壁を養生しておくと、荷物を安全に運び入れられます。特に、大きな家具を置く予定の場所や、廊下などの狭い場所を養生しておくと傷や汚れを防ぐことが可能です。 - 引っ越し後の片づけや掃除が楽になる
入居前に汚れやカビを防止すると、住み始めてからの掃除が楽になります。また、新居で使う家具の開梱やゴミ捨てを済ませておくと、片付けの手間が省ける点もメリットです。
引っ越し日の前後は片付け以外にもやるべきことが数多くあります。具体的な作業の内容は、「引っ越し前後に必要な手続き・やることは?時期別に見るチェックリスト付き」の記事でご確認ください。
- 大がかりな害虫処理ができる
入居前は部屋が空のため、家具や人、ペットなどへの影響を気にせず大がかりな害虫処理ができる点もメリットです。燻煙を部屋に充満させるタイプの害虫処理などができます。 - 賃貸の場合、原状回復の証明に役立つ
引っ越し先が賃貸物件の場合、入居時の状態を確認できることも事前準備を行うメリットです。新築か中古かにかかわらず部屋の状態を記録しておくことで、管理会社に対する原状回復の証明に役立ちます。
賃貸物件から退去する際に知っておきたい情報は、「賃貸の退去費用の相場は?アパート・マンションから引っ越す前にチェック!」の記事でご確認いただけます。
電気、ガス、水道などの引っ越し手続きを一括完了

入居前にやることリスト。やっておきたい17項目を解説!
壁・床 | 大型家電/家具用の保護マット設置 | |
ワイパーで拭き掃除 | ||
水回り | お風呂 | 浴槽のコーティング |
防カビ剤を焚く | ||
排水溝のゴミ受け設置 | ||
鏡の曇り止め | ||
洗面台 | 鏡の曇り止め | |
洗濯機用キャスターの設置 | ||
トイレ | 便器と床の隙間埋め | |
キッチン | 換気扇、レンジフードへのフィルター設置 | |
シンクのコーティング | ||
コンロの汚れ防止カバー | ||
害虫対策 | エアコン配管へのキャップ設置 | |
バルサンなどの使用 | ||
各所で共通の項目 | 隙間を埋めて汚れ防止 | |
家電等についているシールはがし | ||
写真撮影、チェック |
ここからは、入居前にやっておきたい17項目の詳細をご紹介します。入居前に掃除や汚れ防止対策をしておくと、引っ越し後の生活をスムーズに始めることが可能です。入居前にやることは、主に上のリストに挙げた17項目になります。このリストをつかって 、何をやったか、やっていないかを管理するとよいでしょう。並行して、片付け以外の諸手続きを「引越れんらく帳」で簡単に済ませれば、新居での準備が楽になります。
壁・床の準備や掃除|入居前の作業できれいな状態が長続き
入居後に荷物を搬入すると、壁や床の一部が隠れてしまうため、手入れがしにくくなります。入居前に準備をしておけば、きれいな状態を長く保つことが可能です。
- 大型家電/家具用の保護マット設置
冷蔵庫などの大型家電や、テーブル、椅子などの家具を置く場所には、あらかじめ保護マットを設置しましょう。柔らかい素材でできた保護マットを敷くと、床の傷が防げます。 - ワイパーで拭き掃除(新築でも汚れあり)
新築であっても砂ホコリなどの細かな汚れがあるため、入居前に壁や床を拭き掃除しておくことが大切です。
水回りの準備|ひと手間かけると入居後の掃除が快適に
お風呂や洗面台、トイレなどの水回りはカビや水垢で汚れます。入居前に準備をしておくと、汚れを予防し、掃除の手間を省くことが可能です。
【お風呂】
- 浴槽のコーティング
浴槽用のコーティング剤を使用すると、汚れの付着を防止できます。また、傷を付きにくくできることもコーティングのメリットです。 - 防カビ剤を焚く
お風呂全体に煙が行き渡る防カビ剤を焚くと、隅々までカビ対策ができます。 - 排水溝のゴミ受け設置
排水溝は髪の毛などの汚れが溜まりやすいポイントです。ゴミ受けを設置しておくと、溜まった汚れを簡単に処分できます。 - 鏡の曇り止め
お風呂に鏡が設置されている場合は、曇り止め剤を塗布しましょう。曇りだけでなく、ウロコ状の汚れも予防できます。
【洗面台】
- 鏡の曇り止め
洗面台に付いている鏡にも曇り止めをしておくと、お風呂のドアを開けた時や冬場でも鏡が曇りにくく快適です。 - 洗濯機用キャスターの設置
洗濯機用キャスターを設置しておくと、洗濯機を動かして掃除しやすくなります。洗濯機の本体は重いため、搬入前にキャスターを用意して引っ越し業者に乗せてもらいましょう。
【トイレ】
- 便器と床の隙間埋め
便器と床にはわずかにスキマがあり、時間の経過とともに汚れが溜まっていきます。隙間を予め埋めておくと掃除の手間がかかりません。

害虫対策|入居前に済ませておくと安心
害虫対策の中には、入居後の実施が難しいものもあります。入居前に済ませておくと、小さい子どもやペットが居る家庭でも安心です。
- エアコン配管へのキャップ設置
エアコン配管は家の外とつながっているため、害虫が侵入する経路となります。防虫用のキャップを設置しましょう。 - バルサンなどの使用
バルサンなど燻煙タイプの防虫剤は、部屋の中に住人やペットが居る状態では使用できません。入居前に使用して、害虫を駆除しましょう。
各所、共通の項目|家のさまざまな場所でやっておきたい準備
家の各所で次のような準備をしておくと、入居後の手間を省くことが可能です。
- 隙間を埋めて汚れ防止をしておくのがおすすめ
トイレ以外にも、気になる隙間がある場合には予め埋めておきましょう。窓際やふすまなど、汚れが溜まりやすい隙間を埋めておくと掃除が楽になります。 - 家電等についているシールはがし
家電や家具などにシールが付いている場合は、必要に応じてはがしておきましょう。ただし、電子レンジなどには、はがすべきでない注意書きのシールなどが貼られている場合もあります。内容を確認したうえで、不要なシールのみはがしてください。 - 写真撮影、チェック
引っ越し先が賃貸物件の場合は、入居前に各所の状態をチェックし、写真を撮っておきましょう。撮った写真はチェックリストにしてまとめておくと、原状回復の確認を行う際に便利です。
原状回復の確認について詳しく知りたい方は、「賃貸物件における原状回復義務とは?貸し主、借り主の責任範囲を解説」をご覧ください。
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入居前の準備に役立つグッズリスト
入居前の準備に役立つグッズは、主に以下の8品です。どれも、引っ越し後の片付けにも役立ちます。引っ越しの準備が忙しくなる前にそろえておきましょう。
マスキングテープ | 設備の継ぎ目などに使われるコーキングにマスキングテープを貼っておくと、汚れが付きにくくなります。また、防虫機能付きのマスキングテープをサッシの溝に貼ると虫除けが可能です。 マスキングテープのより詳しい使い方は「入居前の新築住宅でマスキングテープを使う意外なメリットとは?」の記事も参考にしてください。 |
防カビ剤 | 燻煙タイプの防カビ剤をお風呂で使用すると、カビの発生を防止できるため掃除が楽になります。 |
ワイパー | シートを使い捨てできるワイパーは、床の汚れを拭き取る場合に便利な掃除用品です。 |
シール剥がし剤 | シール剥がし剤を使うと、設備や壁などに貼られているシールを綺麗に処理できます。 |
各種保護シート | 食器棚に保護シートを敷くと傷対策や滑り止めなどに効果的です。必要に応じて靴箱にも汚れ防止シートを敷きましょう。 |
隙間ガード | IHやトイレなどの隙間は、隙間ガードで埋めておくと掃除が楽になります。また、排水溝にゴミガードを付けるとゴミ捨てが簡単です。 |
フィルター、カバー | コンロの天板にアルミフレームカバーを取り付けると油汚れが防げます。また、レンジフードにもフィルターを付けましょう。 |
コーティング、ワックス | フローリングを綺麗に保つには、コーティングやワックスが効果的です。 |

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ほかにもある!引っ越し前にやることをおさらいしよう
引っ越し前には、新居内の準備以外にもやることがあります。引っ越しが決まった直後から引っ越し前日までにやるべき諸手続きを把握し、準備を進めましょう。
①引っ越しが決まったらすぐにやること | |
退去にかかわる手続き、手配 | 引っ越し業者の選択、運搬する車の手配 |
賃貸物件、駐車場などの解約手続き | |
月割精算のサービスの住所変更(インターネット、衛星放送、通信販売など) |
②引っ越しの1カ月~1週間前までにやること | |
荷物の運搬にかかわる作業 | 不用品・粗大ごみの処分 |
梱包資材の購入 | |
荷造り | |
各種届け出 | 役所への届け出 |
学校、勤務先への届け出 | |
ライフラインの手続き | |
郵便物の転送手配 |
③引っ越しの前日までにやること | |
前日まで使っていた物の整理 | |
冷蔵庫と洗濯機の水抜きとコンセント抜き | |
電化製品のバックアップ、配線処理 | |
旧居の掃除、ごみの最終処分 |
①引っ越しが決まったらすぐにやること
引っ越しが決まったあとは、退去にかかわる手続きや手配を行いましょう。引っ越し業者の選定は、時期によっては込み合うため早めの手続きが大切です。レンタカーを借りて自力で荷物を運ぶ場合には、運搬する車の手配も必要となります。
旧居が賃貸物件の場合は解約手続きも行ってください。また、駐車場や駐輪場などの解約手続きや、新居側での契約手続きなども必要です。
インターネットや衛星放送など、日割りではなく月割精算のサービスを利用している場合、住所変更手続きを行いましょう。
②引っ越しの1カ月~1週間前までにやること
引っ越し日の1カ月~1週間前までにやることとして、荷物の運搬にかかわる作業や、各種届け出などが挙げられます。
不用品・粗大ごみの処分は時間と手間がかかるため、引っ越し1カ月前から計画的に進めておくことが大切です。
また、緩衝材やダンボールなどの梱包資材を購入し、使う頻度が少ない荷物から荷造りを始めましょう。ダンボールに荷物を詰める際は、箱の表面に中身を書いておくと分かりやすく区別することが可能です。
役所や学校、勤務先への届け出は、引っ越しの1週間前までに済ませておきましょう。また、電気やガス、水道などのライフラインに関する手続きや保険契約の住所変更、旧居に届く郵便物の転送手配もこのタイミングで行うべき作業です。
ライフラインに関する手続きは、「引越れんらく帳」を使えば一括で済ませることができます。利用料無料で24時間対応なので、ぜひご活用ください。
③引っ越しの前日までにやること
引っ越し1週間前から前日までにかけて、食器や電化製品などの整理や旧居の掃除を済ませましょう。
使用頻度の高い家具や食品、食器などは、引っ越し直前に行うことがおすすめです。また、冷蔵庫や洗濯機を運ぶ際は前日の水抜きやコンセント抜きが必要となります。運搬中の故障に備えた電化製品のバックアップや、運びやすくするための配線処理も重要です。
荷物の整理が終わったあとは、旧居の掃除やごみの最終処分を行い、引っ越し当日を迎えましょう。
引っ越し前の準備についてさらに詳しく知りたい方は、「引っ越しでやることリスト37!荷造り・役所・手続きなど総まとめ」の記事もご確認ください。
また、住所変更などの作業は「引越れんらく帳」を使うと一括で済ませることが可能です。引っ越し前の準備を効率よく進めたい場合、「引越れんらく帳」を活用して手続きの手間を省きましょう。
電気、ガス、水道などの引っ越し手続きを一括完了

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入居前にやることとして、各所の汚れ防止や換気扇フィルターの設置などが挙げられます。掃除や養生を予め済ませておくと、引っ越し後の負担を減らすことが可能です。
また、新居側の準備以外に、引っ越し業者の手配や各種解約手続きなども行う必要があります。「引越れんらく帳」を使うと、インターネットやライフラインなどの住所変更手続きを一括で済ませられるため便利です。
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