
引っ越し時の水道の停止・開始手続き|立ち会いは必要?当日すぐ使える?
引っ越しで水道を止めたり、新居で使えたりするようにするには、事前の手続きが必要です。基本的に立ち会いは不要ですが、手続きのタイミングによっては引っ越し当日に水が使えないケースもあります。引っ越し前にやるべきことを把握し、当日スムーズに水が使えるよう準備を整えましょう。水道の停止(閉栓)と開始(開栓)の手続き方法や注意点を解説していきます。
この記事の目次
引っ越しで水道を止めたり使い始めるとき、立ち会いは必要?
引っ越しに伴い、水道の停止や開始の手続きをする場合、原則として立ち会いは不要です。多くの自治体や水道局では、事前に連絡しておけば、指定日に自動的に閉栓・開栓作業が行われます。
ただし、以下のようなケースでは立ち会いが必要になることがあります。
オートロック付きの集合住宅
メーターの位置によっては、作業員が建物内に入れないため、立ち会いを求められることがあります。
閉栓後に現地での精算が必要な場合
現金払いを求められる地域では、作業員に直接料金を支払うケースもあります。
いずれにしても、お住まいの地域の水道局・水道会社に事前確認するのが安心です。
電気、ガス、水道などの引っ越し手続きを一括完了

水道の停止・開始手続きの流れ
引っ越しで水道局に住所変更の申し込みをするときの手順をご紹介します。退去時の停止手続きおよび入居時の開始手続きをスムーズに済ませるために、あらかじめご確認ください。
1.水道の停止・開始手続きに必要な情報を確認する
引っ越しが決まったら、まずは水道の停止・開始手続きに必要な情報をまとめておきましょう。
【必要な情報の例】
・検針票や領収書に記載された氏名、お客さま番号
・現住所と新住所
・水道の解約日と開始希望日
・旧居の水道料金の精算方法
・新しい支払い方法の情報(口座、クレジットなど)
電話で申請する場合は、口頭で伝えられるよう、メモに控えておくとスムーズです。
2.水道会社に引っ越しの連絡をする
引っ越しの1週間前を目安に、現在の水道会社に「使用停止」と「使用開始」の連絡を入れましょう。
直前になると希望日に対応できないこともあるため、遅くとも2〜3日前までには連絡を済ませるのが安心です。
◆水栓番号はどこでわかる?引っ越しや転勤で役立つ4つの確認方法
3. 引っ越し当日に開栓し利用を開始する
新居に着いたら、蛇口をひねって水が出るかを確認します。事前に開栓されていない場合は、水道会社に連絡しましょう。
一部の地域では、「水道使用開始申込書」を提出する必要があります。記入して郵便やFAXなどで書類を送付します。インターネットから申し込める水道会社もあるため、申込書送付の手間を省きたい方はご利用ください。また、オンラインで申し込める地域もあるため、郵送の手間を省きたい方はそちらを活用しましょう。
なお、「引越れんらく帳」を利用すれば、水道をはじめとするライフラインの引っ越し手続きをまとめて一括で済ませることができます。必要事項を一回入力するだけで、複数の事業者の手続きがまとめて完了するサービスですので、忙しい人にもおすすめです。登録は無料で、スマホから24時間いつでも利用できます。気になる方はぜひご活用ください。
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水道の手続きを引っ越し当日まで忘れていたらどうする?
引っ越し当日まで水道の手続きをしていない場合には、気づき次第速やかに水道局へ連絡しましょう。特に使用停止の申し込みを忘れると、引っ越し後に旧居の水道料金を請求されることがあります。水道料金には、水道の使用量とは別にメーターの口径に応じて加算される「基本料金」が含まれているため、実際に旧居で水道を使用していなくても料金が発生するのです。
使用停止の申し込みは、旧居の管轄の水道局に電話で連絡しましょう。お客様番号や契約者名、住所を伝え、水道料金の清算方法を確認するとよいでしょう。
また、使用開始の申し込みも進めていきましょう。新居側の水道開始の申し込みは、新居にある水道使用開始申込書を郵送するか、電話やインターネットで申し込みできます。手続きの際には、契約者名、水栓番号、住所がすぐにわかるように準備するとスムーズです。
水道手続きを忘れていたときの詳しい対処法については「水道の引っ越し手続き方法|使用停止/開始手順・期限・必要なものを解説」も併せてご覧ください。
水道の手続きが引っ越し当日になってもすぐ使える?
開栓作業が必要でない水道の場合は、使用開始の手続きが引っ越し当日であっても、すぐに水道を使い始めることが可能です。水道局側に作業を頼む必要はないため、即日水道の使用が開始できます。
一方で、水道局に元栓が止められており、元栓の開栓作業が必要な水道局の場合もあります。元栓が閉まっていて水が出ないときには、水道局の職員に対応をしてもらわないと水道は使えません。特に日曜や祝日は、開栓作業に対応していない水道局もあるため、数日間水道が使えなくなることも。
水が出ない場合には必ず管轄の水道局に連絡し、対応を確認するようにしてください。
引っ越し時には、ライフラインやその他の手続きが重なり、うっかり水道の手続きを忘れてしまうこともあるかもしれません。手続きの抜け漏れを防止したい場合には、「引越れんらく帳」がおすすめです。
引っ越し日までに必要な手続きをリスト化してくれて、手続きの時期になったら知らせてくれるアラート機能がついています。忙しい引っ越し準備の時期にも効率的に手続きが進められますので、ぜひご活用ください。
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開始手続きをしたのに水が出ない場合の対処法は?
開始手続きをしたのに水が出ない場合は、「止水栓」が開いているかどうかを確認しましょう。
止水栓とは元栓とは別に、各水道使用場所(トイレ、キッチンなど)の水を止めることができる栓です。元栓が開いていても、止水栓が閉まっていると水は出ません。
止水栓は、キッチンや洗面台ならシンク下部の物入れ部分など、トイレならタンク横や床に設置してあります。元栓の形状がバルブ型の場合には反時計まわりに回し、コック型やレバー型の場合にはパイプと平行にして開栓しましょう。
自分で止水栓を開栓しても水が出てこない場合や、止水栓が見当たらない場合には、水道局に電話で連絡して対応を確認しましょう。水道局に水栓番号を聞かれるかもしれませんので、わかるようにしておくとスムーズです。水栓番号の多くは、玄関のドアの上部や郵便ポスト、水道メーターに貼られたステッカーに記載されています。
引っ越し当日の立ち会いは基本的に不要。事前手続きは「引越れんらく帳」で!
水道の使用停止・開始において、引っ越し当日の立ち会いは基本的に不要です。ただし、オートロックの住宅など特殊なケースでは、例外的に立ち会いが必要となる場合があるため、事前にお客さまセンターへお問い合わせください。
水道の手続き方法は、電話のほかにインターネットを利用する方法があります。特におすすめなのが、無料Webサービス「引越れんらく帳」の利用です。「引越れんらく帳」は、電気・水道・ガスなどのライフラインを含む、多くのサービスと提携しています。登録すれば、一回の情報入力でまとめて住所変更の申請が可能です。手続きは24時間いつでも好きなタイミングでOK。引っ越し手続きを一括申請できるだけではなく、必要な手続きをリスト化してくれたり、期限の迫った手続きを知らせてくれたりする機能もついています。
引っ越し手続きの手間を少しでも省きたい方や、抜け漏れを防止したい方は、ぜひ「引越れんらく帳」を活用してみてくださいね。
これから引越しを控えている人は次 の「引っ越しやることリスト」を利用しながら、スケジュールの管理に役立ててください。チェックリストをエクセルとPDFでダウンロードできます。
事前の準備で、スムーズに新しい生活を始められるようにしたいですね!
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