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水道のお客様番号・水栓番号の調べ方|わからない時の確認方法と手続きの進め方

水道のお客様番号・水栓番号の調べ方|わからない時の確認方法と手続きの進め方

水道の手続きに必要な「水栓番号」「お客様番号」。引っ越しや契約変更時に番号がわからないと手続きが止まってしまうことも。本記事では、番号の意味や確認方法、見つからない時の対処を詳しく紹介します。

【この記事でわかること】

お客様番号と水栓番号の違い、調べ方、問い合わせ時の準備、引っ越し時の水道停止・開始の流れなど、手続きをスムーズに進めるためのポイントをまとめています。

この記事の目次

あわせて読みたい引っ越しTips

◆水道の引っ越し手続き方法|使用停止/開始手順・期限・必要なものを解説

◆水道の解約(停止)・開栓手続きをするタイミング、方法と引っ越し時のよくある疑問

水道の「お客様番号」と「水栓番号」の違い、確認方法は?

引っ越しや名義変更などで水道手続きを行うときに、「お客様番号」や「水栓番号」を求められることがあります。どちらも水道契約を特定するための大切な番号ですが、それぞれ意味や用途が異なります。

水道のお客様番号の意味と役割とは?

「お客様番号」は、契約者(個人)に割り当てられる識別番号です。水栓番号が「給水設備(メーター)単位」なのに対し、お客様番号は「契約者単位」で設定されています。同じ住所でも名義が異なれば、異なるお客様番号が割り当てられます。

水道のお客様番号はどこで確認できる?【一覧表あり】

水道のお客様番号は、主に使用量のお知らせや納入通知書などの書類か、水道局や自治体への問い合わせで確認できます。

確認できる場所・書類 注意点・ポイント
使用水量のお知らせ(検針票)で確認
ポストや玄関のメールボックスに2か月に1回配布される通知書
「お客様番号」「水栓番号」が併記されている場合もあります
納入通知書(納付書)で確認
圧着はがきなどでポストに届く請求書
口座振替設定の場合は通知書が届かないケースあり
水道料金の領収書で確認
紙の領収書やWeb明細
支払い確認後に発行され、「お客様番号」欄で確認可能
水道・下水道使用申込書で確認
新居のポストに投函される「使用開始申込書」
番号欄に「お客様番号」または「水栓番号」が記載されていることがあります
水道局・自治体に問い合わせ
管轄の水道局・上下水道課・お客様センター
住所・契約者名で照会可。本人確認が必要(平日8:30〜17:00が一般的)

水栓番号の意味と役割とは?

水栓番号(すいせんばんごう)は、水道局が各建物や住戸に割り当てている給水設備の管理番号です。

いわば「建物ごとの水道の住所」のようなもので、水道の開栓・閉栓や検針を行う際に、どの建物のどのメーターを操作するかを特定するために使われます。

たとえば、同じ集合住宅でも部屋ごとに水栓番号が異なり、自治体や水道局の内部システムでは「どの世帯の水を止めるか/通すか」をこの番号で判断しています。水栓番号の主な役割は次のとおりです。

  • 水道の開栓・停止時の識別
  • 検針(使用量の確認)対象の特定
  • 漏水や故障などの設備トラブル対応時の確認
  • 契約者変更時の確認

この番号は、検針票・納付書・ステッカーなどに記載されており、水道の契約住所を照合するために必要になります。

なお、自治体によっては「お客様番号」と「水栓番号」の両方を手続きで求める場合もあります。また、京都府京田辺市など、水栓番号と地区整理番号を統合して「お客様番号」に一本化する自治体もあります。詳細は、お住まいの水道局のホームページでご確認ください。

水栓番号はどこで確認できる?4つの調べ方【一覧表あり】

水栓番号は、水道の使用開始・停止の手続きで必要になる大切な情報です。次の4つの方法で、自宅の水栓番号を簡単に確認できます。

確認できる場所・書類 注意点・ポイント
水栓番号のステッカー(シール)
・玄関ドアの上部・集合ポスト/郵便受け・水道メーターの蓋の裏
多くの地域では水道局が発行。ステッカーの色やデザインは自治体により異なり、「水栓番号」または「給水番号」と記載されています。
水道使用量のお知らせ(検針票)
・ポストや玄関のメールボックスに投函・2カ月に1度の検針時に配布
「使用水量のお知らせ」内の契約情報欄に水栓番号が明記。次回検針日とあわせて確認できます。
納入通知書(納付書)
・圧着はがき形式で自宅に送付・開封後、水栓番号欄を確認
水道料金の請求書にも記載あり。口座振替設定の世帯は通知書が届かないことがあるため注意。
水道料金の領収書・水道使用申込書
・支払い完了後の領収書・新居のポストに投函される「水道使用申込書」
領収書や申込書にも水栓番号が記載。紛失時は水道局へ問い合わせを。

詳しく見ていきましょう。

水栓番号が見つからないときの対処法は?

水栓番号が見つからないときは、次の手順で確認しましょう。

  • 1.「お客様番号」を確認する
  • 2.水道局・自治体へ電話で確認
  • 3.本人確認に必要な情報を準備(住所・契約者名など)
  • 4.旧居・新居どちらの手続きかを伝える
  • 上記の通知書に水栓番号という欄が見当たらない場合は、「お客様番号」という欄を見ましょう。お客様番号は、所在地や栓種の番号と、水栓番号を組み合わせて作られていることが多いです。

    水栓番号とお客様番号、どちらかがわかれば良いとする地域もありますので、お住まいの自治体のホームページなどで確認してみると良いでしょう。

水道のお客様番号、水栓番号の違いのまとめ

水道のお客様番号と水栓番号の違いは次のとおりです。

項目 水栓番号 お客様番号
管理対象 給水設備(建物・部屋) 契約者個人
付与者 水道局 水道局
桁数例 約6〜10桁(自治体により異なる) 約8〜17桁(自治体により異なる)
主な利用シーン 開栓・閉栓(自治体によっては両方が必要な場合も)、設備点検 支払い、契約変更、問い合わせ
記載場所 検針票、ステッカー、納付書 検針票、納付書、水道局通知書

多くの自治体では、どちらか一方の番号がわかれば手続きできる場合もあります。ただし地域によっては両方を求められることもあるため、検針票や納付書を手元に用意しておくのが安心です。

次に、どのようなシーンで水道のお客様番号や水栓番号が必要になるか見ていきましょう。

水道のお客様番号や水栓番号はどんなときに必要になる?

水道のお客様番号や水栓番号は、日常的にはあまり意識することのない情報ですが、次のような場面で必要になります。

1:引っ越しで水道を止める・使い始めるとき

引っ越し前に「水道使用中止」、引っ越し後に「水道使用開始」の手続きを行う際に求められます。

番号があることで、旧居・新居どちらの契約かを正確に識別できます。

2:契約名義や支払い方法を変更するとき

世帯主変更、口座振替設定の変更、支払い方法の変更時なども、番号をもとに契約情報を特定します。

特に口座名義と契約者名が異なる場合は確認を求められるケースがあります。

3:漏水・設備トラブルが起きたとき

水漏れや断水などのトラブル発生時、水道局へ連絡するときに番号を伝えると、現場の特定がスムーズです。

「水が止まらない」「メーターが回り続けている」といった問い合わせでは、この番号があると対応が早くなります。

4:長期不在・リフォームなどで一時的に水道を止めるとき

数か月以上の不在や改装工事中に一時停止する場合も、手続き時に番号が必要です。

再開時(再開栓)にも同じ番号で再接続されます。

水道局への連絡は早めに!引っ越し前後の手続きをスムーズに進めよう

お客様番号や水栓番号が確認できたら、すぐに水道局への連絡を済ませておくのがポイントです。水道の「停止」と「開始」はどちらも事前準備が大切。番号を確認できた段階で、以下の流れで手続きを進めましょう。

【旧居】水道の使用停止手続きのポイント

水道の停止手続きは、引っ越しの1週間前が目安です。遅くなっても、2〜3日前までに必ず連絡しておきましょう。

申し込み時には「お客様番号」または「水栓番号」を求められるため、事前に確認しておくと手続きがスムーズです。

また、停止当日に係員の立ち会いは不要です。後日、水道局がメーターを確認し、使用量の精算や請求処理を行います。支払い方法(口座振替・納付書など)は自治体により異なるため、事前に確認しておくと安心です。

項目 内容
理想の時期 引っ越しの1週間前まで
遅くとも 2〜3日前までに水道局または自治体の水道課へ連絡
手続き方法 電話 または インターネット(自治体サイト・引越れんらく帳など)
必要な情報 氏名/現住所/引っ越し日/新住所/電話番号/水栓番号またはお客様番号
立ち会い 原則不要(後日メーター確認と料金精算あり)

【新居】水道の使用開始手続きのポイント

新居では、止水栓を左に回すことで自分で開栓できます。水が出ることを確認したら、ポストに投函されている「水道使用開始申込書」に必要事項を記入し、できるだけ早く投函しましょう。

多くの自治体ではインターネットからの申込みも可能です。申込書を提出せずに使用を続けると、催促の通知が届く場合もあるため、早めの対応をおすすめします。

項目 内容
開栓方法 自分で止水栓(メーター横)を左に回して開栓
手続き方法 投函された「水道使用開始申込書」への記入・投函 または Web申し込み
立ち会い 原則不要
確認事項 水が出るか確認し、申込書を速やかに提出

水道局に問い合わせる前に準備すること(チェックリスト)

お客様番号や水栓番号が見つからない場合は、水道局に直接問い合わせれば確認できます。ただし、スムーズに対応してもらうためには事前準備が大切です。問い合わせの際に求められる情報をあらかじめ手元に揃えておきましょう。

※一部に自治体では個人情報保護の理由から電話での番号開示に応じていない場合があります。

準備項目 内容・ポイント
契約者の氏名 水道契約の名義人(家族名義の場合もあるため要確認)
住所 現在の住所または引っ越し前の住所。マンション名・部屋番号まで正確に。
電話番号 登録済みの連絡先。変更している場合はその旨を伝える。
引っ越し日 使用停止または開始の希望日を伝えるために必要。
新住所 開栓(使用開始)手続きの場合に求められることがあります。
水栓番号・お客様番号(分かる範囲で) 検針票・納付書・ステッカーなどで確認できる情報があれば控えておく。
支払い方法 口座振替・納付書払いなど、現在の支払い方法を確認しておくと精算がスムーズ。

引っ越し時の水道の手続きに関するよくある質問(FAQ)

引っ越しに伴う水道の使用開始や停止の手続きについて、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。

水栓番号の確認方法や、いつから水道が使えるのかといった不安に対し、事前に知っておくと安心できる情報を解説しています。
※自治体によって対応が異なる場合がありますので、詳細は各水道局へご確認ください。

Q. 水栓番号とお客様番号、どちらが必要ですか?

地域によって異なります。どちらかで手続きできる場合もあります。自治体の水道局で確認してください。

Q. 水栓番号が記載されているステッカーが見つからない場合は?

水道メーターの蓋の裏や集合ポストまわりを確認しましょう。書類や水道局への確認も有効です。

Q. 水栓番号が記載されているステッカーが剥がれて見えないときは?

ステッカーが剥がれて見えない場合は、ほかの方法で番号を確認できます。まずは以下の3つをチェックしましょう。

  • 「使用水量のお知らせ(検針票)」や「納付書」に記載されていないか確認
  • 水道メーターの蓋の裏や、玄関まわり・集合ポスト周辺など別の場所に貼られていないか確認
  • 見つからない場合は、水道局または自治体の水道課に問い合わせれば、住所や契約者名から照会してもらえます

ステッカーは建物単位の識別用であるため、貼り替えは基本的に水道局の対応となります。

自分で新しいシールを貼る必要はありません。

Q. 水道の検針票や納付書を紛失したときの確認方法は?

書類を紛失しても問題ありません。水道局・自治体の窓口やお客様センターへ連絡すれば再確認が可能です。問い合わせ時には、次の情報を伝えるとスムーズです。

  • 契約者名
  • 住所(建物名・部屋番号まで)
  • 登録電話番号
  • 引っ越し日(使用停止・開始の予定)

これらの情報があれば、水栓番号やお客様番号を照会してもらえます。

口座振替を利用している場合は、銀行口座の引き落とし履歴から「水道局名」が確認できるケースもあります。

Q. 水栓番号が分からないまま手続きできる?

自治体によっては可能です。多くの地域では、水道局が住所と契約者名から契約を特定できるため、番号がわからなくても手続きできます。

ただし、以下の点に注意しましょう。

  • 「お客様番号」または「水栓番号」のいずれかが分かると手続きが早い
  • 両方不明な場合は、住所・氏名・電話番号などで本人確認を行った上で照会可能
  • Web申し込みフォームでは番号の入力が必須な自治体もあるため、その場合は電話連絡が確実

番号が分からないときは焦らず、水道局へ直接問い合わせましょう。契約内容の照合により、停止・開始・名義変更などの手続きを進めてもらえます。

Q. 引っ越し当日に水道はすぐ使えますか?

自分で止水栓を開けることで使用開始できます。申込書の提出を忘れずに。

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事前の準備で、スムーズに新しい生活を始められるようにしたいですね!

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