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水道は停止日当日も使える?引っ越し時の開栓・解約タイミングや方法、立ち会い・精算まで完全ガイド

水道は停止日当日も使える?引っ越し時の開栓・解約タイミングや方法、立ち会い・精算まで完全ガイド

引っ越しが決まったら、水道の「解約」と「開栓」の手続きが必要です。手続きを忘れると、引っ越し当日に水が使えなかったり、無駄な料金が発生してしまうことも。この記事では、水道の手続きのベストなタイミング、申し込み方法、立ち会いの有無、料金の精算方法まで、よくある疑問にわかりやすくお答えします。

水道の解約は引っ越しの何日前にすればいいですか?

水道の解約は、余裕をもって1週間前には手続きを済ませておくのが安心です。直前になると、希望日に停止できない場合もあるため注意しましょう。

水道の解約・開栓手続きはどうやって行いますか?

インターネットまたは電話で申し込みできます。

多くの地域では、水道局の公式サイトからオンラインで24時間手続きが可能です。電話でも受付している場合があるため、引っ越し先の水道局の情報を事前にチェックしましょう。

水道解約の手続きの窓口 受け付けている時間 備考
インターネット ・引っ越しの2週間前~3日前まで
・24時間受け付け可
・インターネット対応している水道局も増えてきている。
・引っ越し日まで3営業日ぐらい猶予がある場合はインターネットでの手続きがおすすめ
電話 ・引っ越しの2週間前~3日前
・水道局によって受け付け時間が異なる
(例:東京都水道局の受付時間 平日8:30~20:00)
・引っ越し繁忙期には電話がつながりにくくなる。
・土日は対応していない自治体もあるため要確認
引越れんらく帳 ・引っ越しの30日前~3日前 ・電気、ガス、水道の手続きを一括でまとめて行える

手続きの方法によって手続きのできる時間帯が異なるので、あらかじめ確認してから余裕をもって解約手続きを進めましょう。

旧居で水道を解約(停止)する手続き方法は?

引っ越しの1週間前になったら、旧居の水道の解約手続きを進めましょう。

インターネットや電話で、管轄の水道局に届け出を行います。なお、引っ越し繁忙期は電話での手続きが混み合うこともありますので、インターネットでの手続きがおすすめです。手続きの際には、検針票などのお客様番号が分かる書類を手元に用意しておくとスムーズに進みます。

<水道の引っ越し手続き(停止・解約)>

届け出先 旧住所の管轄の水道局
手続きを行う理想の時期
(いつまでにやるか)
引っ越しの1週間前が理想。遅くとも2~3日前には手続きを済ませる。
手続き方法 ・インターネット
・電話
・「引越れんらく帳」
※引っ越し繁忙期などには電話での手続きは混み合う場合が多いため、インターネットでの申し込みが便利
手元に用意するもの 自分のお客様番号が分かるもの(領収書や検針票等)
水道料金の精算方法 最後の検針日から引っ越し当日までの使用量を日割りで計算し支払う。
閉栓手続きの立ち会い 不要
水道の解約手続き

旧居で水道を解約(停止)する際の注意点

水道を停止・解約する時の注意点として、手続きを行わないと水道を使用していなくても基本料金が発生し続けます。

月の途中で停止・解約手続きを行った場合には、水道料金は使用日数に応じて日割りで計算されます。支払い方法は、「集金」「クレジットカードまたは口座振替」「請求書や振り込み用紙での振り込み」などがあります。水道局によって対応している清算方法は異なりますので、事前に確認しましょう。

また、水道の契約者名義を変更する場合はインターネットでの手続きができません。水道局に電話で連絡し、名義変更をしたい旨を伝えましょう。

<各水道局の連絡先例>

都市名 連絡先 受付時間
東京都(武蔵野市、昭島市、羽村市、檜原村を除く) 水道局お客さまセンター
0570-091-100(ナビダイヤル)
8時30分〜20時
日曜・祝日を除く
神奈川県川崎市 上下水道局お客さまセンター
044-200-3548
年中無休 
8時30分から20時
神奈川県横浜市 水道局お客さまサービスセンター
045-847-6262
24時間365日
いつでも受付
兵庫県神戸市 水道局お客さま受付センター
078-797-5555
・月曜日〜金曜日 9時〜17時15分
・土日・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)を除く
・引っ越し繁忙期の2月中旬〜4月中旬の土曜日(祝日除く)は平日と同じ時間帯営業
大阪府大阪市 お客さまセンター
06-6458-1132
・月曜日~金曜日 8時~20時
・土曜日 9時~17時
・12月29日・30日 9時~17時
(12月31日から1月3日は休業)
・3月と4月のみ日曜日・祝日も受付 9時~17時

新居で水道を開栓する手続き方法は?

引っ越し先では通常、手続きが終わっていなくても、すぐに水道が使用できる状態になっています。立ち会いは特に必要なく、メーターボックスの中にある水止め栓を左に回して、蛇口をひねると水が出ます。

水道が問題なく使用できることを確認したら、できるだけ早めに水道開始の手続きを行ってください。郵送で手続きする場合には、新居にある「水道使用開始申込書」に必要事項を記入して送ります。電話・インターネットで行う場合には、水栓番号を手元に用意して手続きを進めてください。

水道の使用開始手続きの明確な期限はありませんが、水道の使用開始後なるべく早く行いましょう。

開始の手続きをせずにそのまま使用を続けていると、正確な使用開始日が分からなくなり、料金トラブルの原因にもなります。また、一部地域では手続きを行ってからでないと水が出ない場合もあります。入居前の水道開始手続きが必要な場合には、引っ越しの1週間前には済ませるようにしましょう。

<水道の引っ越し手続き(使用開始)>

届け出先 新住所の管轄の水道局
手続きを行う理想の時期
(いつまでか)
明確な期限はないが、水道の使用を開始してからできるだけ早めに。
手続き方法 ・インターネット
・電話
・水道使用開始申込書(新居に置いてある書類)の郵送
・「引越れんらく帳」
手元に用意する物 (申し込みを郵送で行う場合)
・水道使用開始申込書

(申し込みをインターネットで行う場合)
・水栓番号

(水道局が変わる場合や支払い方法を変更する場合)
・銀行口座やクレジットカードの情報
開栓手続き時の立ち会い 不要

新居で水道を利用開始する際の注意点

水道開始時のトラブルとしては、新居で水道開始申込書が見当たらなかったり、水が出なかったりすることが挙げられます。申込書がない、水が出ないなどの問題があった場合には、速やかに管轄の水道局に電話で連絡しましょう。連絡の際には、お客様番号などの基本情報をすぐに伝えられるよう準備しておくとよいでしょう。

水道の引っ越し手続きでよくある疑問に回答

ここからは、水道解約の時期や立ち会いの有無など、よくある疑問に回答します。

1.水道の解約や開栓手続きを忘れたらどうなる?

解約を忘れると水を使っていなくても基本料金が発生します。水道料金には、水の使用量にかかわらず毎月請求される「基本料金」が含まれています。旧居で解約を忘れると、水道を使用していなくても料金が発生する可能性があります。

【解約を忘れた場合の対応】

  • 速やかに旧居の管轄水道局へ電話連絡
  • 「いつまで使用していたか」「契約者情報」などを伝える
  • 料金の精算方法を相談

また、新居の開栓手続きを忘れると水が使用できません。以下の方法で手続きを行いましょう。

  • 引っ越し当日なら:申込書を郵送 or 電話・インターネットで申し込み
  • 引っ越し後しばらく経過しているなら:管轄水道局に電話して使用開始日を伝える

【準備しておくと良い情報】

契約者名・住所・水栓番号・お客様番号など

2.水道の解約・開栓手続きに立ち会いは必要?

基本的には不要ですが、メーターの位置によっては立ち会いが必要になるケースもあります。

集合住宅などでメーターが屋内にある場合、業者が入室できないため、立ち会いが求められることがあります。申し込み時に確認しておきましょう。

申し込みの際に、立ち会いの要否を水道局に確認しておくと安心です。

なお、「引越れんらく帳」を利用すれば、スマホから水道の解約・開栓を24時間いつでも一括手続きできます。ガスや電気の手続きもまとめて行えるため、引っ越し準備の効率化に役立ちます。

水道の他、ガスや電気の手続きの詳細は、「電気・ガス・水道に関する引っ越し手続きすべてをわかりやすく解説」をあわせてご覧ください。

水道の解約手続き

3. 解約当日は水道をいつまで使える?

解約当日も使用可能ですが、使用量によって追加料金が発生することがあります。水道メーターは使用に応じて回るため、引っ越し当日に水道を使用すると料金が加算される可能性があります。例えば、東京都水道局では、1㎥以上使うとメーターが回ります。

【使用を最小限に抑える例】

  • トイレ利用
  • 最後の掃除

4.水道料金の精算方法は?

日割り計算で、以下の3つの方法から支払い方法を選べます。

  • 口座振替やクレジットカードで支払う
  • 請求書で支払う
  • 退去時の集金で支払う

一部の集合住宅などでは、管理組合が水道契約を統括していて、精算方法が異なる場合もあります。水道料金の精算方法に関する契約内容を予め確認しておくと安心です。

5.水道料金の支払い方法を口座振替やクレジットカードに変更できる?

所定の手続きで変更できます。支払い方法の変更は、各水道局で受付方法や書類が異なります。

<水道料金を口座振替に変更する手続き>

窓口 手続き方法
インターネット 水道局Webサイトの申し込みフォームから必要事項を入力
<必要書類等>
・口座振替を希望する通帳やキャッシュカード
・水道所在地のお客様番号(水道使用開始申し込み書や検針票など)
<手続き完了までの期間>
2日程度
金融機関の窓口 窓口に必要書類を持参して申し込み
<必要書類等>
・通帳
・印鑑
・お客様番号がわかる書類(検針票など)
<手続き完了までの期間>
1~2か月程度
郵送 申込用紙を水道局Webサイトまたは電話窓口から取り寄せ、必要事項を記入して郵送で申し込み
<必要書類等>
・記入済みの申し込み用紙
<手続き完了までの期間>
1~2か月程度
水道局の窓口 窓口に必要書類を持参して申し込み
<必要書類等>
・通帳
・印鑑
・お客様番号がわかる書類(検針票など)
<手続き完了までの期間>
1~2か月程度

 

<水道料金をクレジットカード払いに変更する手続き>

窓口 手続き方法
インターネット 所定のクレジットカードを利用している場合、クレジットカード会社のWebサイトから申し込みが可能
<必要書類等>
・クレジットカード番号
・水道所在地のお客様番号
<手続き完了までの期間> 
クレジットカード会社によって異なる
郵送 申込用紙を水道局Webサイトまたは電話窓口から取り寄せ、必要事項を記入して郵送で申し込み
<必要書類等>
・記入済みの申し込み用紙
<手続き完了までの期間>
クレジットカード会社によって異なる

上記の内容は、東京水道局の手続き方法を例として紹介しています。手続き方法は水道局によって異なる場合があるため、詳しくは引っ越し先を管轄する水道局の情報をご確認ください。

6.引っ越し先の上水道が井戸水の場合、手続きは必要?

上水道の手続きは不要ですが、下水道の手続きが必要です。井戸水を使用している物件でも、排水処理には下水道を利用するため、手続きが必要です。

手続き方法は、インターネット、電話、下水道使用開始届の郵送などがあります。管轄の水道局のホームページなどで、手続き方法を確認しましょう。

また、地域によっては上水道と下水道の窓口が異なる場合があるため、不動産会社にあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

7.どんな場合でも旧居の水道の解約は必要ですか?

実家やシェアハウスへの引っ越しでも、旧居の水道契約は解約が必要です。水道契約は居住者ごとに結ばれているため、申し込みの際に、立ち会いの要否を水道局に確認しておくと安心です。

なお、「引越れんらく帳」を利用すれば、スマホから水道の解約・開栓を24時間いつでも一括手続きできます。ガスや電気の手続きもまとめて行えるため、引っ越し準備の効率化に役立ちます。

8.同じ市区町村内で引っ越す場合も、旧居の水道の解約は必要ですか?

同じ水道局の管轄なら、使用停止と開始を一度に手続きできます。たとえば同じ自治体内の引っ越しなら、「解約」と「開栓」の申請を同時に行える場合があります。水道局のサイトで案内を確認しましょう。

電気・ガス・水道の引っ越し手続きは「引越れんらく帳」がおすすめ

水道の解約手続きは、インターネットや電話でおこなうことができます。引っ越しの1週間くらい前になったら、忘れずに解約の手続きを進めましょう。引っ越しの準備中は、さまざまな手続きが重なって忙しくなります。時間帯を気にせずに手続きできるインターネットでの申し込みがおすすめです。

「引越れんらく帳」を利用すれば、水道の解約・開栓手続きの以外に、電気・ガス・インターネットなどの引っ越し手続きも、インターネット上で一括して行えます。必要事項を何度も入力する手間が省けて、複数の業者への手続きをまとめて済ませられるので、手続きの時間がとれないときにも便利です。

引っ越しに伴うライフラインの手続きを少しでも楽にしたいという方は、ぜひ一度「引越れんらく帳」をご利用ください。

また、これから引越しを控えている人は次の「引っ越しやることリスト」を利用しながら、スケジュールの管理に役立ててください。チェックリストをエクセルとPDFでダウンロードできます。

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