ダンボールの底抜けを防ぐガムテープの止め方と梱包に適したテープ
引っ越しで大切な荷物を入れて運ぶダンボール箱。実は、ダンボールは組み立て方によって強度が変わり、ガムテープの止め方にもコツがあるのです。特に、食器などの割れ物を入れる箱はきちんと補強して、中身の荷物が破損しないようお気をつけください。
ここでは、引っ越しのダンボールの止め方や、ガムテープの選び方についてお伝えします。必要なアイテムはホームセンターなどで調達可能です。引っ越し前までに揃えておきましょう
また、引越し時の電気ガス水道のお手続きが一括で完了できる便利なサービス「引越れんらく帳」についてもご紹介しております。合わせてぜひご検討ください。
この記事の目次
◆引っ越しを機に断捨離ですっきり!基本の手順と上手に処分するコツ
◆引っ越し時の不用品処分の方法とは?トラブルを避けるための注意点
◆引っ越しで家電を運んでもらう場合の注意点と、買い替えのタイミング
◆引っ越しの前日は何をするべき?確認事項や準備するもの、過ごし方
引っ越しのダンボールに貼るガムテープの止め方
引っ越しの荷造りに使うダンボールは、組み立て方によって強度に差が出ます。ガムテープで補強して、丈夫なダンボール箱を用意しましょう。ここでは、ガムテープの適切な止め方をご紹介します。
ダンボールの底は「十字貼り」が基本
引っ越しで荷物をダンボール箱に詰めるときは、底にガムテープを十字に貼って固定する、「十字貼り」で止めるのが望ましいでしょう。引っ越しの運搬中には、特に箱の中心部に負荷がかかります。ガムテープは、ダンボール箱の真ん中でクロスするように貼ることが大切です。
このとき、ガムテープを真ん中に1本だけ貼る「一字貼り」をすると、荷物の重さに対して耐久性が足りず底抜けするおそれがあります。ただし、ダンボールの中にタオルや衣類など軽い物を詰めるのであれば、底が抜けにくいため一字貼りをしても構いません。利用シーンに合わせて貼り方を調節しましょう。
ほかにも強度が高い止め方は、ダンボールの底フタの長辺が重なる部分と左右にガムテープを貼る「H貼り」です。さらに耐久性を高めたいときは、「米字貼り」や「キの字」などの貼り方もおすすめです。本や家電など重い物を詰めるダンボールは、補強のためにガムテープの貼り方に工夫しましょう。
上部は「一字貼り」か「十字貼り」
ダンボール箱の上部には、新居に到着したとき簡単に開封しやすい止め方を選ぶことが大切です。「一字貼り」や「十字貼り」で止めておくと、スムーズに開封作業がしやすいでしょう。
一方で、ガムテープを貼らずにフタの長辺と短辺を互い違いに折る「クロス組み」は、ダンボール箱の止め方には向きません。運搬時にダンボールのフタが固定されず、耐久性が下がってしまいます。
強度を高めたいときは、ダンボールを閉める前に短辺のフタ同士をつなぐようにガムテープを1枚貼ると、上からの圧力にも対応できます。その際はガムテープが付かないよう、荷物の上に紙を載せておきましょう。
電気、ガス、水道などの引っ越し手続きを一括完了
引っ越しに使うガムテープの種類
引っ越しでダンボールを組み立てる際は、ガムテープの種類をご確認ください。頑丈なガムテープを使用すれば、底面に必要な強度を維持しやすくなります。安心して梱包できる強度のガムテープを準備しましょう。
クラフトテープ
クラフトテープとは、紙製のテープのことです。ダンボールとの相性が良く、値段も比較的リーズナブルだといえます。引っ越しでは大量にガムテープを使用するため、費用を抑えたいときにおすすめします。
布粘着テープ
布粘着テープ(布テープ)は、布製のテープのことです。クラフトテープよりも粘着力が強いのが特徴となっています。引っ越しでは、家具や家電の部品が動かないよう固定するときにも使用します。ダンボールの組み立てに使うこともできますが、クラフトテープと比べてやや値段が高めです。
養生テープ
養生テープは、主にポリエチレン繊維でできた、粘着力が弱いテープです。引っ越しでは、家具や家電を布で包んだ後、解けないように養生テープを貼って固定することがあります。一方で、粘着力が弱いため、ダンボールでの梱包には向きません。クラフトテープや布粘着テープをお使いください。
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ダンボールに荷詰めするときの注意点
引っ越しの荷造りで使うダンボールのサイズの選び方や、荷物の詰め方のポイントをご紹介します。事前に適切な梱包方法をチェックし、当日までに効率よく作業を進めておきましょう。
詰める物によってダンボールのサイズを変える
引っ越しの荷造りでは、荷物の種類によりダンボールのサイズを変えると、効率的に運搬がしやすくなります。軽い物はLサイズのダンボール、重い物はSサイズのダンボールに詰めるのが基本です。サイズの小さいSサイズのダンボールは、大きいLサイズに比べて耐久性が高くなります。重量に応じてご検討ください。
荷物を詰めすぎない
引っ越しのダンボールに荷物を詰めすぎると、引っ越し業者の作業員が運搬できない可能性があります。ダンボール箱は自分で持ち上げたとき、無理なく運べる重さに抑えておきましょう。ダンボール箱の隙間は緩衝材や新聞紙で埋めると、運搬時に中身が動きにくくなります。
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荷造りをするなら引っ越しのダンボールの止め方をマスターしよう!
引っ越しのダンボールを組み立てるときは、ガムテープの止め方を確認しましょう。ダンボールの底面は、強度を保つために「十字貼り」や「H貼り」をします。さらに強度が求められるときは、「米字貼り」や「キの字」で止めても良いでしょう。中身の重量に合わせてダンボールのサイズをお選びください。
さまざまな作業で忙しくなる引っ越し前後。荷造りと併行して、電気ガス水道の公共料金の住所変更手続きも忘れずに行いましょう。その際は、ライフライン事業者をはじめ複数のサービスの住所変更を一括でできる、「引越れんらく帳」の便利なサービスがおすすめです。限られた時間のなかで準備を進めるためにお役立てください。
◆引っ越しを機に断捨離ですっきり!基本の手順と上手に処分するコツ
◆引っ越し時の不用品処分の方法とは?トラブルを避けるための注意点
◆引っ越しで家電を運んでもらう場合の注意点と、買い替えのタイミング
◆引っ越しの前日は何をするべき?確認事項や準備するもの、過ごし方