ダンボールの隙間を埋めるには?梱包の便利アイテムや荷物の破損を防ぐ詰め方を紹介
引っ越しの荷造りでは、大切な荷物が破損しないよう運搬時の状況を考慮する必要があります。特に、ダンボールに隙間があると中身が動きやすくなるため、緩衝材を使用して隙間を埋めることが大切です。
ここでは、ダンボールの隙間を埋めるために役立つアイテムや、安全に発送するための荷造りのポイント、強度を高めるダンボールの組み立て方についてお伝えします。
初めての引っ越しで荷物の梱包方法を知りたい方や、大切な荷物の傷や破損を防ぎたい方は、ご紹介する内容をぜひ参考にしてみてください。
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ダンボールの隙間を埋めるときに役立つアイテム
引っ越しの荷物を梱包するとき、ダンボール箱の隙間を埋めるために用意しておくと便利なアイテムをご紹介します。中身の荷物を保護するために、荷造りの前に揃えておきましょう。
新聞紙・チラシ
自宅にある新聞紙やチラシなどの不要な紙は、梱包材として使うほかに、緩衝材の代用品にもなります。ゴミを再利用することで緩衝材を購入するコストを抑えられるのがメリットです。使用するときはクシャクシャに丸めて荷物の隙間に入れましょう。このとき、紙を強く丸めて固くしすぎず、空気を含む程度に軽く丸めるのがポイントです。固くなるとクッション性が損なわれ、緩衝材として機能しにくいためお気をつけください。
タオル
自宅にあるタオルは、引っ越しの荷造りで緩衝材として活用しましょう。ダンボール箱の隙間のサイズに合わせて畳んだタオルを入れるだけで、移動中の衝撃を和らげやすくなります。緩衝材として使用するタオルは、荷物が汚れないように新品もしくはきれいに洗濯した状態のものを使うのがポイントです。
緩衝材
緩衝材が足りないときは、市販されている専用商品の購入をおすすめします。プチプチ(エアキャップ)・ウレタンや発泡スチロールのクッション材・エアークッションなどの緩衝材を用意して、荷物の隙間に入れましょう。エアー緩衝材は100円均一ショップでも購入可能です。必要に応じてご購入ください。
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ダンボールに荷物を詰めるときのポイント
引っ越しの荷物を安全に発送するために、ダンボールに荷物を詰めるときのポイントをお伝えします。やや手間がかかりますが、梱包方法に工夫して荷物の破損を防ぎましょう。
荷物によって隙間を埋めるアイテムを変える
梱包する荷物によって隙間を埋めるアイテムを変えたほうが好ましいでしょう。たとえば、割れ物の梱包にはクッション材の高い素材やタオルを使うと安心です。新聞紙やチラシでは運搬時の衝撃を吸収しきれず、荷物に傷やヒビが入る可能性があります。一方で、衣服や靴など、持ち運ぶ際に荷物同士がぶつかっても影響が少ないものは、丸めた紙程度の緩衝材でも問題ないでしょう。新居でゴミを出さないために、衣服を緩衝材代わりに使うのもひとつの手です。
ダンボールの底面にクッション材を敷く
引っ越しのダンボールは、運搬時に上下左右から衝撃が加わります。複数のダンボールを積み重ねたとき、下にある荷物には圧力がかかり、潰れたり破損したりしがちです。そんなときダンボールの底にクッション材が敷かれていると、底面の衝撃を和らげやすくなります。荷物を梱包する際、底面にも緩衝材を入れましょう。
重いものからダンボールに詰める
先ほどもお伝えした通り、引っ越しのダンボールは下にある荷物ほど圧力がかかりやすくなります。そのため、梱包するときは重いものから順番に荷詰めを行うと、荷物の破損を防ぎやすくなります。特に、サイズが大きい本のような荷物は、先に詰めていきましょう。まとめて詰めると隙間ができにくいため安心です。
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底抜けしにくいダンボールの組み立て方
引っ越しで使用するダンボール箱の底抜けは、荷物の破損の原因となります。最後に、底抜けしにくいダンボール箱の組み立て方法をご紹介します。荷造りの前にぜひご一読ください。
短辺→長辺の順で底フタを折る
ダンボールの底フタを組み立てるときは、基本的に短辺を先に、長辺を後に折ると耐久性が高まります。このとき、短辺と長辺を互い違いに重ねて閉じてしまうと、圧力がかかりやすい中心部分の耐久性が下がるため注意が必要です。短辺を折ったら、その上から長辺を被せ、ガムテープを貼って固定しましょう。
ガムテープを十字もしくはH字に貼る
ダンボールにガムテープを貼るときは、底の中心で十字になるように、二重にガムテープを貼りましょう。長辺に合わせて真ん中に1本のガムテープを貼るだけでは、耐久性が足りずに底抜けするおそれがあります。あるいは、左右と中央で合わせて3本のガムテープをH字に貼っても構いません。ダンボール箱の耐久性を高める必要があるときは、用途により貼り方を工夫してください。
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引っ越しのダンボール箱の隙間は緩衝材で埋めましょう!
引っ越しの荷造りで、ダンボール箱に隙間ができたときの対処法をお伝えしました。ダンボール箱の隙間には、自宅にある代用品や市販の緩衝材を詰めて、荷物の破損を防ぎましょう。ダンボール箱は、重いものから優先的に詰めて、ガムテープでしっかりと補強することが大切です。
今回ご紹介した内容を、ぜひ引っ越しの荷造りでお役立てください。なお、引っ越し前後は荷造りのほかにも、やるべきことが多くあります。スケジューリングでお悩みの方は、引っ越し関連の住所変更手続きを一括で行える「引越れんらく帳」をご活用ください。管理の手間を省いて、快適に手続きを済ませましょう。
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