【自動車・バイクの自賠責保険】住所変更は必要?手続きを解説
引っ越しをした場合、自賠責保険の住所は変更しなければならないのでしょうか。住所変更をする場合にはどのような手続きが必要となってくるのでしょうか。
この記事では、引っ越しにおける自賠責保険の住所変更の必要性の有無や、その場合の手続きについてわかりやすく解説します。
この記事の目次
◆【引っ越しの車&バイク手続きまとめ】住所変更が必要なものは?
◆車庫証明の住所変更とは?引っ越しで必要な書類と手続きの流れを解説!
◆車検証を住所変更する方法|引っ越し後に手続きしないとどうなる?
◆運転免許証は土日にも住所変更できる?流れや必要書類をわかりやすく解説
引っ越したら自賠責保険の住所変更は必要?
自賠責保険とは、自動車(軽自動車・バイク、原付も含む)の持ち主が必ず加入しなければならない強制保険です。車やバイク、原付などすべての自動車は、自賠責保険に入っていなければ運転することができません。また運転時には加入を証明する自賠責保険証明書を携帯(250cc以下のバイクや原付の場合は保険標章の貼付け)することも義務づけられています。自賠責保険の未加入や自賠責保険証明書の不携帯などの違反は処罰・処分の対象となります。
引っ越しにより契約者の住所が変わったときなど、自賠責保険証明書の記載事項に変更が生じた場合は、すぐに引受保険会社へ通知することが求められています。ただし、自賠責保険は車体番号で管理されているため、法律上、住所変更に関する特段の定めはありません。なお、車検証や車庫証明、ナンバープレートは、住所変更後15日以内に手続きを行うよう法律で定められています。
車検証の住所を変更する方法については「車検証を住所変更する方法|引っ越し後に手続きしないとどうなる?」をご覧ください。
運転免許証の住所変更手続きについては、「引っ越しで運転免許証の住所変更をする方法!準備する物と手続きの流れは?」でも詳しく解説しています。
自賠責保険の住所変更は手続きを行わなくても法的な罰則などがないため、ついつい忘れられがち、後回しにされがちです。しかし、引っ越しで住所の変更があった場合には、車検証などの変更とあわせて、早めに自賠責保険の住所変更手続きを行った方がよいでしょう。
自賠責保険の住所変更をしないとどうなる?
自賠責保険の住所変更をしない場合、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
たとえば事故などで自賠責保険を使うときです。住所変更をしていなくても保険金は支払われます。しかし、保険金の手続きにあたり、転居したことを証明する必要があり、手間がかかる可能性があります。事故後、スムーズに保険金の手続きが進まないことはなるべく避けたいものです。
また、自賠責保険の更新の案内が新住所に届かないために更新できず、そのまま使用できなくなる可能性もあります。もしものときのスムーズな保険金の手続きや、自賠責保険の更新のためにも、自賠責保険の住所変更しておく必要があります。
「任意」の自動車保険では、必ず住所変更をする
加入が義務づけられている自賠責保険に加えて、任意で加入する任意保険もあります。任意保険の場合は、引っ越しにともなう住所変更手続きが義務となるので注意が必要です。
この住所変更は契約者本人が手続きをしなければならず、変更しなければ加入している保険会社への通知義務違反となってしまいます。また任意保険の契約内容によっては、「被保険者がおもにどの場所で運転するか」ということが保険料に反映されている場合もあるため、住所変更手続きは非常に重要です。住所変更の手続きを怠ると、必要な場合に保険金をもらえないことも十分にあり得ますので、忘れずにきちんと手続きをしましょう。
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自賠責保険の住所変更手続きを解説
自賠責保険の手続き場所や必要な書類について解説していきます。自賠責保険の住所変更手続きは加入している保険会社で契約者が行います。営業店の店舗窓口のほか、インターネットや電話、書面でも手続きが可能です。
次に、おもな保険会社について、それぞれどこで住所変更の手続きができるのかを紹介します。
【保険会社別】住所変更の手続きはどこでできる?
住所変更の手続きについて、「あいおいニッセイ同和損保」、「損保ジャパン」、「東京海上日動」、「三井住友海上」など主要な保険会社4社の住所変更の窓口を紹介します。
あいおいニッセイ同和損保
- 最寄りの営業店、代理店・扱者/仲立人
- ホームページ:ご契約に関する変更のご連絡
- 電話:0120-395-101 ※受付時間:平日9:00-19:00 土・日・祝9:00-17:00(12月31日~1月3日を除く)
損保ジャパン
- 最寄りの営業店
- 営業時間:平日9:00-17:00
- ホームページ:契約内容・登録情報の変更
- 電話(自賠責お客様サポートデスク):0120-281-552 ※受付時間:平日9:00-17:00
- 自賠責保険証明書が手元にある場合、電話受付後に郵送手続きも可能
東京海上日動
- 最寄りの営業店
- 営業時間:平日9:00-17:00
- 電話(カスタマーセンター):電話番号は自賠責保険証明書に記載
- 現在、電話受付後、郵送による手続きを推奨しており、手続き完了までに約3週間ほどかかる場合もある
三井住友海上
- 最寄りの営業店
- 電話(お客さま自賠責サポートデスク):0120-281-554
- 受付時間:平日9:00-17:00(土日・祝日・年末年始は休業)
- 「自賠責保険証明書(本紙)」をお持ちの場合は、電話受付後、郵送にて手続きが可能
- 営業店のほかインターネットや郵送などでも手続きできますが、保険会社によって違いがあることがわかります。
自賠責保険の住所変更に必要な書類と持ちもの
自賠責保険の住所変更に必要となってくるおもな書類・持ちものを紹介します。
住所変更の手続きには以下のような書類が必要です。
- 自賠責保険証明書
- 契約者の印鑑(法人の契約者は法人印)
- 新住所の車検証のコピー
なお、新住所の車検証を取得する際は、住民票、車検証、車庫証明、自動車税の納税申告書が必要です。もし業者等に代理手続きを依頼する場合はさらに委任状が必要となります。
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◆転出届の提出はいつからいつまで?所定の期間に遅れないよう要注意!
◆転入届は引っ越し前に提出できる?転居前後の手続きの流れを解説
ただし、必要書類・持ちものは保険会社によって異なります。また、手続きを行うのが営業店か、郵送等か、ナンバープレートの変更を伴う引っ越しか否か等によっても必要書類は変わります。そのため、手続きの際には、各保険会社のHPやカスタマーセンター、サポートデスク等で必要書類・持ちものを確認してください。
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引っ越しにともなう自賠責保険の住所変更についてみてきましたが、自賠責保険の住所変更は法律上で既定のある義務ではないものの、必ず手続きをしておいた方がよいでしょう。
引っ越しでは、荷造りや荷ほどきだけでなく、住所の変更にともなってさまざまな手続きが必要となります。「引っ越し連絡帳」サービスでは、電気やガス、水道などのライフラインの引っ越し手続きを、一度の入力で一括完了できます。引っ越し先の事業者がわからなくても利用できますし、一括して手続きができるので漏れや抜けの心配もありません。大変便利な「引っ越し連絡帳」サービスをぜひご活用ください。
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