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引っ越し業者の訪問見積もりは必要?流れ・料金を安くするコツを解説

引っ越し業者の訪問見積もりは必要?流れ・料金を安くするコツを解説

できるだけ安く引っ越しをしたい方は、複数の引っ越し業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。複数の業者に訪問見積もりを依頼すると、以下のようなメリットがあります。

  • 安い業者が見つかりやすい
  • 本命の引っ越し業者に値引き交渉をしやすくなる

この記事では、引っ越しの訪問見積もりの流れ、おすすめの一括見積もりサイト、見積もりの注意点などについて解説します。

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引っ越し業者の訪問見積もりの流れ

電話見積もりやWeb見積もりに比べ、訪問見積もりなら、荷物の量や種類を直接確認されるため、正確な見積もりが可能です。

訪問見積もりは以下のような手順で依頼します。

訪問見積もりの依頼の手順
1 ネットの一括見積もりサービスで相見積もりをとる
2 それぞれの業者から連絡がくる
3 訪問見積もりを依頼する業者をピックアップ
4 相談して日時を決定

訪問日までにやるべきことについては、後で詳しく解説しますが、当日の流れは以下のようになります。訪問見積もりの所要時間は20分~60分程度です。

訪問見積もり当日の流れ
1 挨拶
2 荷物量のチェック
3 引っ越し内容の確認(日程、作業内容等)
料金を算出
4 「標準引越運送約款」の確認

おすすめ一括見積もりサイト

まずは複数の業者を比較し、絞り込みたいという場合は、Web見積もりがおすすめです。引っ越し業者の選択には、インターネットの比較サイトや業者のHPを確認して、複数の業者から選ぶほうが、料金が安くなりやすいです。

ネットの一括見積を利用すると、複数の業者の見積もり金額を比較できます。
一括見積もりをする中で、特に気になった業者を数社ピックアップし、訪問見積もりで詳しく見てもらうとよいでしょう。

引っ越しの見積もりサイトには、以下のようなものがあります。

価格.com引越し

口コミサイトで有名な価格.comが運営。多数の口コミを見て比較検討したい人におすすめ

SUUMO引越し見積もり

SUUMOだけの割引特典がある。見積もり時、電話番号の入力が必須でないため、オンラインで検討を完結させたい人や、女性の引越しにおすすめ

LIFULL引越し

個人事業主組合である赤帽にも見積もり依頼が可能。単身引越しの人におすすめ

引越し侍

提携業者300社以上で、見積もりサイトの中でもトップクラスの多さ、より多くの業者から候補を絞りたい人におすすめ

ズバット引越し比較

最大12社と、同時に見積もりできる業者の数が多いことが特徴。一度に多数の業者を比較したい人におすすめ

引越しラクっとNAVI

候補の業者と個々にやり取りする必要がなく、見積もり依頼を代行してくれるのが特徴。できるだけやりとりの手間を減らしたい人におすすめ

【見積もり前に】引っ越し料金の相場をチェック!

訪問見積もりを依頼すると、荷物の量が正確に把握できるため、精度の高い見積もりが可能です。訪問なしの場合、引っ越し当日になって、思わぬ作業が増えたために、追加料金が発生することがあります。

以下は訪問見積もりのメリットとデメリットです。

引っ越し料金の内訳

引っ越し料金の内訳は、以下の通りです。

基本運賃

・国土交通省の「標準引越運送約款」に基づいて各社が定める料金
・引っ越し業者によって大きな違いはない
・運搬距離や作業時間によって決まる
・繁忙期や祝日などには割増料金が適用される

実費

・人件費
・交通費、高速道路料金
・包資材費用
など

オプション費用

「大型家具・家電の荷造り、荷解き」「荷物の運送」以外の料金
(エアコンの移設・工事、楽器の運送など)

引っ越し料金の相場

引っ越し料金は、繁忙期には割増料金が適用されるため、料金が高くなります。
引っ越し業者の繁忙期は、新生活が始まる3月~4月であり、9月~10月も予約が集中するため、できるならこの時期からずらしたほうがよいでしょう。

繫忙期の引っ越し料金の相場は以下の通りです。

単身
(荷物少)
単身
(荷物多)
2人家族 3人家族 4人家族 5人家族
15km未満/市区町村内程度 37,000円 49,000円 82,000円 97,000円 115,000円 137,000円
50km未満/都道府県内程度 40,000円 50,000円 86,000円 104,000円 115,000円 141,000円
200km未満/同一地方程度 50,000円 60,000円 112,000円 134,000円 152,000円 121,000円
500km未満/東京~仙台・大阪程度 51,000円 75,000円 127,000円 181,000円 202,000円 290,000円
500km以上 60,000円 82,000円 166,000円 192,000円 215,000円 264,000円

閑散期の引っ越し料金の相場は以下の通りです。

単身
(荷物少)
単身
(荷物多)
2人家族 3人家族 4人家族 5人家族
15km未満/市区町村内程度 30,000円 40,000円 65,000円 78,000円 95,000円 115,000円
50km未満/都道府県内程度 35,000円 42,000円 68,000円 78,000円 95,000円 107,000円
200km未満/同一地方程度 45,000円 52,000円 75,000円 93,000円 130,000円 144,000円
500km未満/東京~仙台・大阪程度 52,000円 66,000円 110,000円 126,000円 130,000円 151,000円
500km以上 55,000円 70,000円 115,000円 130,000円 155,000円 152,000円

引っ越し費用の相場について詳しく知りたい場合は、「引っ越し費用の相場を解説!見積もりの流れ、費用を抑える方法も」もご覧ください。

訪問見積もりのメリット・デメリット

訪問見積もりを依頼すると、荷物の量が正確に把握できるため、精度の高い見積もりが可能です。訪問なしの場合、引っ越し当日になって、思わぬ作業が増えたために、追加料金が発生することがあります。

以下は訪問見積もりのメリットとデメリットです。

訪問見積もりのメリット

  • 精度の高い見積もりが可能
  • わからないことがあれば、その場で確認しやすい
  • 訪問見積もりの特典を受けられる場合がある

訪問見積もりのデメリット

  • 事前に片付ける必要がある
  • 他人に部屋を細かく見られる
  • 適切な見積もりのためには、転居先の情報や引っ越し日程が必要
  • 契約を断りづらくなる

訪問なしの見積もりのメリット・デメリット

訪問見積もりをしない場合は、正確な見積もりが出にくい代わりに、見積もり作業を非常に手軽に行うことができます。単身の引っ越しや、荷物が少ない場合には、訪問の有無による料金の変動が少ないため、訪問見積もりをしないことも選択肢に入ります。

以下は、訪問見積もりをしない場合のメリットとデメリットです。

訪問なしの見積もりのメリット

  • 見積もりが手軽に終わる
  • 訪問見積もりと比べて断りやすい

訪問なしの見積もりのデメリット

  • 積載量に余裕を持たせるため、見積もり額が高くなりやすい
  • 荷物に申告漏れがあった場合、トラブルになることがある

訪問見積もり時の注意点

訪問見積もりを依頼する場合は、事前に依頼する作業内容や処分するもの、質問事項などをしっかり決めておけば、短い時間で済みます。

少なくとも、以下の点は明確にしておきましょう。

【訪問見積もりの際の確認ポイント】

荷造りの範囲 ・洋服ダンスは空にしておくのか、そのまま運んでもらえるのか
・洗濯機、冷蔵庫、電子レンジの梱包方法、新居での設置は無料か
・PC、プリンタ等精密機器の梱包について
・楽器、ペット、美術品などで運んでもらえないものがないか
・運送条件(積み切りか全積みか)
梱包材 ・段ボール、ガムテープ、緩衝材の無料分はどの程度か
・追加で必要になったときの料金
・布団ケース、ハンガーケース、食器ケースの貸し出しについて
・新居での段ボールの処分方法、引き取りの場合は期限も
料金 ・オプションについて
・支払いの方法、タイミング
・キャンセル料の発生時期と割合
・荷物の破損などに関する補償について
・見積もり料金の有効期限

引っ越し当日に追加で荷物が増えた場合、多くの場合は追加料金が発生します。
また、訪問見積もりの場合、「今契約すると安くなる」と言われるケースがありますが、あまり変わらない場合も多いため、強引な営業に乗ったり、即決をしたりする必要はありません。
引っ越しの前後で必要な手続きについては「引っ越し前後に必要な手続きチェックリスト!時期別にやること、必要書類を解説」を併せてご覧ください。

訪問見積もりの注意点は以下の通りです。

【訪問見積もり前日まで】

注意点 理由やポイント
依頼する範囲の確認 荷物が増えたり、オプションをつけたりすると料金が高くなる
部屋の片づけ ・見られたくないものや運搬を依頼しないものをまとめておく
・小物はまとめておく
・クローゼットの中も見られることが多い
・散らかっていると荷物が多く見えるため、見積もりが高くなることがある
口コミを確認 スタッフの対応や作業の雰囲気をつかむことができる

【訪問見積もり当日】

注意点 理由やポイント
口約束をしない 見積もり担当者と作業担当者がことなる、必ず、見積依頼書に記載してもらう
時間に余裕をもつ 正確な見積もりができない可能性がある
検討段階で梱包資材を受け取らない 資材の料金がかかる、予期せぬ契約につながるといったトラブルの元になる
即決しない ・その場で決めなくても、料金の大きな変動はないことが多い
・複数の業者に見積もりを依頼したほうが安くなることが多い

引っ越しの見積もり金額を安くするコツ。業者との交渉のポイントは?

ここからは、引っ越しの見積もり金額を安くするポイントについて解説します。見積もりを依頼する際には、以下の点に気を付けてみてください。

相見積もりをする

引っ越しにかかる料金を安くする一番のポイントは、複数の業者を比較して選ぶことです。

相見積もりして比較すると、自分の状況にあった業者を選択できます。さらに、相見積もりをしていることを業者に伝えると、他社を意識して、当初の想定より安い料金を提示してくれることがあります。

時間に余裕がある場合は、本命の引っ越し業者は最後に見積もりを依頼しましょう。ほかの業者の見積もりが終わった後のほうが、値引きの交渉をしやすくなります。

また、単身の場合は「単身引っ越しパック」など、業者が展開しているお得なオプションを提案してくれることもあります。

引っ越し時期を選ぶ

引っ越しのタイミングに自由が利くなら、繁忙期や祝日を避けると安くなりやすいです。

引っ越し業界の繁忙期は、転勤や入学・卒業で引っ越しが増える3月~4月で、逆に年末年始の12月~1月は料金相場が安いといわれています。

また、月の終わりよりも、月の初旬から中旬のほうが安くなります。

荷物を減らす

荷物が少ないほど、小さなトラックや少数のトラックで運搬ができるため、料金が安くなります。

引っ越しに使用するトラックは、大きさごとに料金が異なり、小さいトラックほど安くなるのです。そのため、引っ越しで運ぶ荷物をできるだけ減らしておくのがおすすめです。

見積もりの段階で荷物が少ないほうがよいですが、引っ越しの直前まで使う必要があり、捨てられないものもあると思います。

その場合は、訪問見積もりの際に、運搬を依頼しない荷物をまとめておき、「運ばない荷物」であることをきちんと伝えましょう。

できるだけ自力で作業する

引っ越し業者には、不用品の処分のサービスや梱包、荷解きのサービスがありますが、料金面を第一にするなら、これらの作業を自分で行うと料金を抑えられます。時間が確保できる人は、自力で行うとよいでしょう。

赤帽を利用する

単身の引っ越しで荷物が少ない場合は、赤帽を利用するのも有効です。赤帽は、軽貨物車で運搬業を行う個人事業主の協同組合です。

赤帽には独自の料金体系があり、引っ越し業者に依頼するよりも安い料金で済む場合があります。

赤帽について詳しく知りたい方は、「赤帽の引っ越しは安いって本当?料金相場と他社比較を解説」をご覧ください。

自力での引っ越しについては「引っ越しを自力でするコツ!洗濯機や冷蔵庫は?車・台車はレンタルする?」に詳しくまとめましたので、併せてご覧ください。

「引越れんらく帳」ならインターネットやライフラインの手続きをまとめて一括申請!

引っ越し業者に見積もりを依頼する際には、複数の業者で相見積もりを取り、即決せず自分の条件に合った業者を選ぶことが大切です。

訪問見積もりの際には、事前に掃除をして荷物を減らして置き、梱包や運搬で不安なことがあれば、チェックリストを作って確認しましょう。
引っ越しの際には、荷造りや業者選びだけでなく、役所の手続きや電気・ガス・水道といったライフラインの手続きもあり、忙しくなりがちです。

「引越れんらく帳」は、引っ越しの手続きを一括でサポートするサービスで、電気やガス、水道、インターネットなどの手続きを、インターネット上の一度の入力で完結できます。
「引越れんらく帳」を使って効率的に準備を行い、じっくり見積もりと比較検討ができるようにしておきましょう。

あわせて読みたい引っ越しTips

◆引っ越し前後に必要な手続き・やることは?時期別に見るチェックリスト付き
◆引っ越しの見積もりや手続き「何日前から、いつまで?」をすべて解説!
◆【引っ越しのコツ】荷造りから荷解きまで効率よく進めるには?