引っ越し当日に電気を開通する方法|事前手続きが必要なパターンは?
照明の点灯、スマートフォンの充電、掃除など、引っ越しの直後もすぐに電気を使用したい場面は多いですよね。しかし、「忙しくて、事前の開通手続きをせずに引っ越し当日を迎えてしまった…」という方も中にはいるのではないでしょうか。
この記事では、引っ越し当日に電気を開通する方法について解説します。
事前手続きが必要なパターンも解説しますので、引っ越しを控えている方はぜひ参考にしてください。
この記事の目次
◆引っ越しの「電気」手続きを紹介!使用停止・開始の流れをわかりやすく解説
◆電気・ガス・水道に関する引っ越し手続きすべてをわかりやすく解説
引っ越し当日に電気を開通できる?
引っ越しの当日であっても、新居に従来の電気メーターが取り付けられている場合は、手続きが完了していなくてもすぐに電気を使うことができます。しかし、新居のメーターが「スマートメーター」の場合は、電気の利用には開通手続きが必要です。それぞれのパターンについて、詳しく解説していきます。
新居が従来型の電気メーターの場合:即日開通できる
新居の電気メーターが従来型であれば、引っ越し当日から電気の利用が可能です。
ただし、使用開始手続きをせずに電気を使い続けていると、電力会社から通知が届きます。通知に記載されている期日までに手続きを終えないと、送電が中止される可能性があるため、早めに対応しましょう。
また、新居のメーターが従来型のものでも、新電力に乗り換える場合にはスマートメーターへの交換が必要です。スマートメーターとは、電気使用量を記録し、電力会社にデータを送信する機能の付いた電気メーターのことです。
スマートメーターの設置は無料でできますが、引っ越し前に完了させておかないと、引っ越し当日から電気を使うことができなくなります。新電力への乗り換えを考えている方は、引っ越し1か月前~2週間前までには新電力との契約をし、スマートメーターへの切り替えを済ませるようにしましょう。
新居がスマートメーターの場合:事前手続き・契約が必要
新居の電気メーターがスマートメーターの場合、使用開始の手続きを完了しないと電気が使えません。
スマートメーターには通信機能があるため、電力会社は遠隔で電気の供給・停止を操作できます。そのため、前の住人が電気の停止手続きを済ませた時点で送電が中止されます。引っ越し後電気を使うためには、あらためて使用開始手続きが必要です。
あらかじめ電気開通の手続きをしておけば、引っ越し当日から電気を使用できるため、引っ越しが決まった段階で早めに手続きを済ませましょう。
スマートメーターでも、即日契約できる電力会社・電気料金プランに申し込むと、引っ越し当日に電気を使える可能性があります。
ただし、大手電力会社のカスタマーセンターは混み合うことが多く、年末年始や休日は連絡がつきにくいため、注意が必要です。Webからの手続きができるかどうか、申し込み当日から電気を使えるかどうかなどの条件を確認し、速やかに手続きを済ませましょう。
スマートメーターについては「電気使用量を測るスマートメーターとは?特徴とメリット、注意点」で詳しく紹介しています。
電気、ガス、水道などの引っ越し手続きを一括完了
電気開通の事前手続きは引っ越しの1週間前までに!
電気の使用開始手続きは、引っ越しが決まったら余裕を持って手続きを済ませておくのがおすすめです。引っ越しの1週間前、遅くとも3日前までに、手続きを済ませておきましょう。
また、3月〜4月の引っ越し繁忙期の場合、電力会社に電話がつながりづらくなったり、手続きに時間がかかったりすることがあるため、できれば引っ越しの2週間前までに手続きを終わらせておくのがおすすめです。
事前手続きを忘れた場合
もし事前の手続きを忘れた場合、前述のとおり、従来型メーターとスマートメーター、どちらの物件なのかによって電気開通にかかる時間が異なります。
従来型メーターの場合 | ブレーカーをあげることで、電気を即日利用できる。 |
スマートメーターの場合 | 電力会社に電力開通の手続きをする必要がある。 |
従来型の電力メーターである場合は、ブレーカーをあげれば電気を即時利用でき、引っ越し当日の開通手続きでも問題ありません。
一方で、スマートメーターの場合は電力会社に開通手続きを依頼する必要があり、手続きに2日程度要するため、即日契約可能なプランでない限り当日の開通は難しいでしょう。
電気開通の事前手続き・必要なもの
電気開通の事前手続きや必要なものについて、「旧居での電気使用停止手続き」と「新居での電気使用開始手続き」の2パターンに分けて解説します。
旧居での電気使用停止手続き
旧居での電気使用停止手続きは、インターネットや電話から契約している電力会社に連絡することで手続きを進められます。
電気の使用停止手続きには以下の情報が必要となるので、事前に準備しておきましょう。
- 契約者の氏名
- 現在(旧居)のお客様番号
- 供給地点特定番号
- 電気を停止する住所
- 電気を停止する希望日
お客様番号や供給地点特定番号は、検針票や電気料金の領収証などで確認できます。
なお、電気使用手続きに関しては「引っ越し時の電気解約・使用停止方法を解説!開通までの流れも紹介」の記事で詳しく解説しているため、気になる方はぜひチェックしてください。
新居での電気使用開始手続き
新居での電気使用開始手続きは、新しく契約する電力会社にインターネットや電話で連絡することで手続きを進められます。
なお、旧居と同じ電力会社を利用する場合は、電気使用停止・開通の手続きをまとめて行えます。
新居の電気の使用開始手続きに必要な情報は以下の通りです。
- 契約者の氏名
- 電気を使用開始する住所
- 電気の使用開始希望日
- 支払い方法(銀行口座・クレジットカード等)
- 電気を停止する希望日
※請求書払いの場合は不要 - 希望する電気料金プラン
電気使用開始手続きの詳細は、「電気の引っ越し手続き・契約手順を解説!電力会社の切り替え方やスケジュールも紹介」の記事で詳しく解説しているため、気になる方はチェックしてください。
なお、引っ越しに伴う手続きは電気だけでなく、水道やガスの閉栓・開通手続きなど数多くの作業をこなす必要があります。
「引越れんらく帳」は、上記ライフラインの手続きをインターネットから一回の情報入力だけでまとめて行えます。
忙しく、なかなか引っ越し作業に当てられる時間がない方は、ぜひ「引越れんらく帳」を利用してください。
電気、ガス、水道などの引っ越し手続きを一括完了
引っ越し当日電気を使うためにやること
引っ越し当日、電気を使用開始するためにやることは以下の通りです。
- 従来型の電気メーターの場合:ブレーカーを操作
- スマートメーターの場合:特に必要なし
電気の使用開始時に行う作業は、電気メーターの種類によって異なります。
なお、新居で電気を使い始めるときは、ガスの開栓とは異なり係員の立ち合いは不要です。
従来型の電気メーターの場合:ブレーカーを操作
従来型電気メーターの場合、基本的に立ち会いは不要で自分で、ブレーカーを上げれば電気を利用できます。
まずは新居にある分電盤の位置を確認しましょう。一般的に、分電盤は玄関脇の壁などに設置されています。
分電盤を見つけたら、アンペアブレーカー、漏電遮断器、配線用遮断器の順にスイッチを上げてください。ブレーカーの電源を入れることで、新居で電気が使える状態になります。
無事に電気が使えるようになった後は、新居に置いてある電気使用申込書に記入し、ポストへ投函しましょう。
ブレーカーの上げ方について詳しくは、「引っ越し前にチェック!入居時の電気ブレーカーの上げ方とは?」をご確認ください。
スマートメーターの場合:特に必要なし
新居にスマートメーターが設置されている場合、事前に使用開始手続きが済んでいれば、ブレーカーの操作は不要です。契約時に指定した使用開始日になると、自動的に電気が使える状態になります。
電気の使用開始後は、新居に置いてある電気使用申込書に必要事項を記入し、ポストへ投函しましょう。
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引っ越しを機に電力会社を変える際の選び方
引っ越しを機に電力会社を変える際は、以下の2点に注意して電力会社を選びましょう。
- 新居が電力供給エリアとなっているか確認する
- 料金プランをチェックする
それぞれのポイントについて解説します。
新居が電力供給エリアとなっているか確認する
まずは、電力会社が新居のエリアに電力を供給しているか確認しましょう。
電力会社ごとにカバーしている電力供給エリアは異なり、全ての電力会社が全国に電力を供給しているわけではありません。
引っ越し先のエリアで電力を供給している会社に絞り込んでから、契約する電力会社を選ぶことが大切です。
料金プランをチェックする
電力会社の対象エリアを確認したら、料金プランをチェックし比較しましょう。
電力会社ごとにさまざまな料金プランを用意しており、プランによって電気料金も変わるため、自分のライフスタイルにあったプランを選ぶことが大切です。
例えば、電気代をなるべく安く済ませたい方は、電気とガスをまとめて契約する「セットプラン」が良いでしょう。
セットプランを利用することで割引や特典が受けられるため、電気とガスを別々で契約するよりも料金を抑えられます。また、一度の手続きで電気とガスを契約でき、手続きの手間も減り引っ越し時の作業負担を軽減できます。
一方で、セットプランは電気とガスの両方を同じエリアで供給している会社を選ぶ必要があり、選べる会社の幅が狭くなるデメリットもあるため注意が必要です。
電気とガスのセットプランに関しては、「電気・ガスはまとめるとお得?セットプランのメリットとデメリット、安くするコツを解説!」、引っ越しを機に電気契約を見直す際のポイントは、「電気契約を見直すポイントとは?アンペア数、料金プラン、電力会社の選び方を解説」の記事で詳しく解説しているため、気になる方はチェックしてみてください。
引っ越し時は電気の開通・停止手続きをはじめ、数多くの作業を同時にこなす必要があります。「引越れんらく帳」は、電気だけでなくガスや水道、インターネットなどライフラインの手続きをインターネットから一括で手続きできる便利なサービスです。
電気とガスのセットプランを提供する事業者も選べるため、電気代を抑えるとともに引っ越し手続きの負担を減らしたい方は「引越れんらく帳」をぜひ利用してください。
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電気の開通手続きの注意点
電気の開通手続きを行う際は、以下の3点に注意しましょう。
- 電気料金の二重払いに注意
- 土日や繁忙期は余裕を持って手続きする
- 電力会社を自由に選べないマンションもある
電気料金の二重払いに注意
電気の契約は、複数の住宅で重複して行えるので、旧居と新居の契約期間が重なっても問題ありません。ただし、電気の契約には基本料金があるため、電気を使用していなくても料金がかかってしまいます。
長期間の二重払いにならないよう注意しましょう。
土日や繁忙期は余裕を持って手続きする
土日や繁忙期に電気を開通する場合、余裕を持って手続きすることをおすすめします。
引っ越しが土日を挟む場合や春先の引っ越し繁忙期は電気開通・停止の問い合わせが多く、直前だと業者に連絡が通じない場合もあるからです。
引っ越し前の1〜2週間前には電力会社に連絡し手続きを済ませましょう。
電力会社を自由に選べないマンションもある
多くのマンションでは自由に電力会社を選べますが、高圧一括受電契約をしているマンションは個別で電力会社を選べません。
高圧一括受電契約とは、マンションが一括で電力会社と契約することで安価に電力が供給される契約のことです。この契約を結んでいる場合、マンションの管理者と電力会社が建物単位で電力を契約しているため、入居者が電力会社を自由に選べません。
マンションに引っ越しする際は、高圧一括受電契約かどうか管理会社に確認しておくことをおすすめします。
「引越れんらく帳」なら、電気・ガス・水道の手続きを一括でできる!
今回ご紹介したとおり、メーターの種類によって引っ越し当日に電気を開通できる場合と、できない場合があります。当日開通できるかどうかの確認が必要なうえ、電気だけでなく水道・ガスなどの手続きも行わなければなりません。24時間いつでも申し込み手続きができる「引越れんらく帳」なら、これらのライフラインの手続きを一括で済ませることが可能です。
電気の使用開始以外の手続きも一気に完了!「引越れんらく帳」とは
「引越れんらく帳」は、引っ越しに伴い必要な住所変更を一括でできるサービスです。電気だけでなく、ガスや水道などの引っ越し手続きもまとめて行えます。
ほかにも、以下のようなサービスの手続きが可能です。
- 固定電話
- 宅配サービス
- テレビ
- インターネット
- 新聞
- クレジットカード
「引越れんらく帳」は無料で使用可能。現住所と引っ越し先の住所を1度入力するだけで各種住所変更が完了する点が大きな魅力です。
引っ越し時の手続きをできるだけ簡単に済ませたい方は、ぜひ「引越れんらく帳」をご活用ください。
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