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引っ越し費用が安い時期はいつ?引っ越し業者と家賃の料金相場を解説!

引っ越し費用が安い時期はいつ?引っ越し業者と家賃の料金相場を解説!

引っ越し時は荷物の運搬や新居の契約、家具の購入など、出費が重なります。「できるだけ安い時期に引っ越ししたい」とお考えの方も多いでしょう。この記事では、引っ越しが安い時期についてご紹介します。また費用を抑える条件や、家賃相場が安くなる月についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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引っ越し費用が安い時期(閑散期)

引っ越しには繁忙期と閑散期があり、需要が少ない閑散期は引っ越し費用が安くなります。

3〜4月、9〜10月が引っ越し繁忙期で、それ以外の月が通常期です。通常期のなかでも引っ越し件数が少ない時期を閑散期といい、1月は費用が安くなる傾向にあります。
国土交通省「令和4年度における大手引越事業者6社の引越件数」によると、繁忙期である3月の引っ越し件数が約30万件なのに対して閑散期の1月は約12.5万と、2.5倍ほどの差があります。

引っ越し日が決まったら荷造りなどとあわせて住所変更手続きが必要です。「引越れんらく帳」を使うと、転出届の提出や転入(転居)届提出の来庁予約から電気・ガス・水道のライフラインの使用停止・開始までオンラインで一括申請できます。個別で手続きする必要がないため、引っ越し作業の負荷を軽減できるのがメリットです。仕事などで忙しく、引っ越し作業になかなか時間を取れない方は「引越れんらく帳」をご活用ください。

閑散期の引っ越し費用相場

閑散期の引っ越し料金の相場は、以下の通りです。

単身 2人家族 3人家族 4人家族 5人家族
15km未満/
市区町村内程度
30,948円 60,454円 73,078円 75,814円 85,199円
50km未満/
都道府県内程度
34,683円 60,211円 78,796円 104,866円 144,353円
200km未満/
同一地方程度
42,477円 97,583円 120,062円 127,033円 144,294円
500km未満/東京~仙台・大阪程度 64,375円 129,122円 182,831円 153,627円 201,094円
500km以上 80,943円 167,596円 229,616円 230,383円 311,904円

※参考:単身引越しナビ「お見積りシミュレーション」1月平均値(2024年2月時点)

閑散期は引っ越しの依頼が少なくなるため、比較的安価になります。引っ越しの日程にゆとりがあるなら、この時期がおすすめです。同じ月でも安くなりやすい日程や条件があり、単身か家族かによっても差が出ます。

繁忙期の引っ越し費用相場

繁忙期の引っ越し料金相場は以下の通りです。

単身 2人家族 3人家族 4人家族 5人家族
15km未満/
市区町村内程度
49,960円 96,098円 121,160円 125,787円 134,813円
50km未満/
都道府県内程度
62,520円 108,172円 141,420円 160,283円 225,530円
200km未満/
同一地方程度
84,700円 164,009円 183,845円 209,597円 288,925円
500km未満/東京~仙台・大阪程度 119,794円 223,500円 282,801円 293,411円 465,115円
500km以上 139,548円 289,196円 373,378円 372,581円 457,887円

※参考:単身引越しナビ「お見積りシミュレーション」3月平均値(2024年2月時点)

3月~4月に次ぐ引っ越し業界の繁忙期は、9月~10月です。3月~4月ほどではありませんが、この時期も予約がとりづらくなり、料金が高めです。繁忙期の引っ越しについて詳しく知りたい方は「引っ越し繁忙期はいつ?料金相場や閑散期との違い、安くするコツを解説」の記事もご確認ください。

【単身・家族別】年間で引っ越し業者の料金が安い時期

引っ越し業者の費用は単身・家族の場合で費用が異なるケースも多いです。以下では単身・家族別に時期ごとの料金変動を解説します。

単身の場合:安い時期は1月、10月

単身引っ越しで安い時期は1月、10月です。新年度に合わせて2月~4月に引っ越す人が多いため、1月は引っ越し需要が減り、料金が安くなります。また、10月中旬以降は転勤などの人事異動も落ち着き、引っ越し件数・料金ともに下降傾向です。

一方で、3月は新生活に向けて最も引っ越し件数が多く、料金が高い時期です。場合によっては、閑散期のおよそ2倍強の見積もりとなるケースもあるため注意が必要です。

家族の場合:安い時期は1月、6月

2〜3人家族の場合、引っ越し料金が最も安くなる月は1月です。単身と同様に、引っ越しの閑散期にあたる1月は料金が安くなります。また祝日がない、雨の日が多いなどの理由から、6月は料金が安くなる傾向があります。

家族世帯で別の都道府県に引っ越しをする場合、繁忙期・閑散期では相場に10万円以上の差が出るケースもあります。単身者以上に引っ越し費用が大きく変わるため、家族で引っ越す場合は繁忙期を避けた方がコストを抑えやすいです。

1か月の中で引っ越しが安いのは?

賃貸契約期間や六曜などの関係から、1か月の中でも引っ越し費用の安い、高い時期があります。主に1か月の中で引っ越しが安い時期は以下の2つです。

  • 月の上旬
  • 仏滅など大安以外の日

なぜ上記期間は引っ越し費用が安いのか、理由を解説していきます。

月の上旬

月の上旬は、1か月の中で引っ越し費用が比較的安くなる傾向があります。賃貸物件の場合、初期費用には入居月と翌月分の家賃が含まれます。入居月の家賃は日割りで計算されるため、初期費用を抑えるために月の下旬に契約・引っ越しをする人が多いからです。相対的に月の上旬は引っ越し需要が少なくなり、費用が安くなる傾向にあります。
引っ越し費用をなるべく安くしたい方は、繁忙期を避けるとともに、月の上旬で日程を調整するのがおすすめです。

仏滅など大安以外の日

仏滅や赤口など大安以外の日も、引っ越し費用が安くなる傾向にあります。六曜の中で縁起がいいとされる大安の日に引っ越しをしたいと考える人が多いためです。縁起を気にしないのであれば、需要が下がる大安以外の日に引っ越せば料金を抑えやすいです。
引っ越しに縁起のよい日取り、よくない日取りが知りたい方は、「2024年-2025年版|引っ越しに縁起の良い日取り・ダメな日取りカレンダー」の記事も併せてご覧ください。

なお、引っ越し日が決まったら、さまざまな引っ越し手続きを進めていく必要があります。引越れんらく帳を使えば、転出入の手続きや電気・ガス・水道などのライフラインの使用停止・開始など、多くの引っ越し手続きのオンライン一括申請が可能です。

転出届提出時の来庁が不要になるほか、個別に事業者へ連絡する必要がなくなるので、手続きの手間を省けて便利です。引っ越し作業をなるべく簡潔に済ませたい方は、ぜひ引越れんらく帳を利用してみてください。

賃貸物件の家賃相場が安い時期は?

賃貸物件の家賃相場が安い時期は5月中旬〜8月、11月〜12月です。引っ越し需要が落ち着いているためです。

反対に、引っ越し繁忙期前は家賃相場が高い傾向にあります。家賃を下げなくても、借り手がつくのが期待できるためです。特に引っ越し件数が多い3月〜4月の少し前、1月〜3月頃にかけては家賃相場が高額になる傾向があります。

引っ越し料金と家賃を合算して、時期を検討するとよいでしょう。

引っ越し費用をできるだけ安くする方法

引っ越し費用が安い時期でなくても、工夫次第で引っ越しに関する費用を抑えることができます。以下の5つの方法について解説します。

賃貸の初期費用を抑える
複数業者で相見積もりをとる
荷物の量を減らす
お得なプランを利用する
赤帽やレンタカーを利用する

賃貸の初期費用を抑える

引っ越し費用をできるだけ安くしたい場合は、賃貸の初期費用を抑えましょう。比較的家賃相場が安い月と引っ越し閑散期が重なる時期に入居すれば、初期費用を安く抑えられます。

また、家賃相場だけでなく、物件ごとの特色も要チェックです。たとえば家賃が一定期間無料になるフリーレント物件や敷金礼金ゼロ物件などを選べば、、賃貸の初期費用を抑えて引っ越し費用を節約できます。

不動産会社に希望のエリア内にフリーレント物件や敷金礼金ゼロ物件があるか、確認するとよいでしょう。賃貸の初期費用については、「賃貸契約時の初期費用を安く抑えるポイントは?金額目安とタイミングを解説!」もチェックしてください。

複数業者で相見積もりをとる

引っ越し費用をできるだけ安くしたい場合は、相見積もりをとりましょう。複数社の引っ越し会社へ見積もりを依頼し、提示された料金を比較する作業を相見積もりと呼びます。

引っ越し業者ごとに得意な条件・トラックの稼働状況に違いがあるため、料金に差が出る可能性があります。相見積もりを取り、最も安い金額の引っ越し業者を選びましょう。

引っ越し時の見積もりについては、「引っ越し業者の訪問見積もりは必要?流れ・料金を安くするコツを解説」の記事も併せてご覧ください。

荷物の量を減らす

荷物の量を減らすのも、引っ越し費用を抑えるポイント。運搬する段ボールの数・必要なトラック台数に応じて引っ越し費用が変動するためです。

引っ越し時の荷物量が多くなるほど、段ボール・トラックの数も増えて費用が高騰します。引っ越し前に不用品を処分して、荷物の量を減らしておきましょう。買い替えが必要なものは転居後に購入するのがおすすめです。

お得なプランを利用する

時期によってはキャンペーンが開催されていて、割引料金で利用できる可能性があります。以下のようなキャンペーンが挙げられます。

  • 引っ越し料金の割引
  • 梱包資材(段ボール、ガムテープ、布団袋など)のサービス
  • ハンガーボックス等の無料レンタル
  • 不用品の引き取り
  • 家具の一時預かり
  • ポイント還元

引っ越し業者によってキャンペーンの内容が異なるため、複数業者をチェックしましょう。Webサイトに掲載している料金カレンダーから同時期の料金差を確認しましょう。

赤帽やレンタカーを利用する

単身や荷物が少ない方は、引っ越し業者の代わりに赤帽やレンタカーの利用で引っ越し費用を抑えられます。

赤帽

荷物の少ない単身の引っ越しの場合は、運転を任せられる赤帽の利用もおすすめです。
赤帽(赤帽自動車運送協同組合連合会)は、軽トラックで運送業を営む個人事業主で構成された協同組合です。一般的な引っ越し業者は2名の作業員で作業をしますが、赤帽は1名の場合が多いので、人件費を抑えられます。作業員が少ない分、大型家具や家電の荷運びを手伝う必要があります。また、軽トラックを使うため、大量の荷物を運ぶことはできませんので注意しましょう。また梱包資材は支給されないため、自分で用意が必要です。お近くのコンビニエンスストアやスーパーマーケットで、不要になったダンボールをもらえる場合がありますので、確認してみましょう。

赤帽の引っ越しをお考えの方は「赤帽の引っ越しは安いって本当?料金相場と他社比較を解説」もご覧ください。

レンタカー

レンタカーによる引っ越しのメリットは、時間の融通が利くことと、人件費などがかからないため費用を抑えられることです。車両のレンタルにかかる費用の相場は以下の通りです。

車両 料金
軽トラック 12時間 7,000円程度/1台
ワンボックスバン 12時間 14,000円程度/1台

上記料金のみで引っ越しできるため、引っ越し業者に依頼するよりも非常に安くなります。
一方で、レンタカーの場合は、荷物の積み込みや、引っ越し先までの運搬も自分で行わなければなりません。本棚や食器棚などの大型家具や、洗濯機・冷蔵庫などの大型家電の運搬は一人では難しいため、知人や家族などに手伝いを頼んでおきましょう。また、荷運びの際に壁や床を傷つけると、賃貸住宅の原状復帰義務により、費用が発生する場合があります。ケガの原因にもなりますので、無理して一人で運搬をするのはやめましょう。

引っ越し日が決まったら手続きを進めよう!

引っ越しの繁忙期は3月~4月、次いで9月~10月であり、この時期の引っ越しは料金が高くなる傾向があります。可能な限りその時期は避けるのが費用を抑えるコツです。

また、賃貸の初期費用を抑える、複数業者に相見積もりをとるなど、繁忙期を避ける以外にも費用を抑える方法はあります。今回紹介した方法を参考に引っ越し費用をなるべく安く抑えましょう。

引っ越し時は、旧居・新居の役所や電気・ガス・水道などでの手続きが非常に多く大変です。引越れんらく帳は、一度の情報入力で各手続きを一括申請できます。引っ越し予定日に応じて必要な手続きを通知するアラーム機能もあり、手続き漏れを防止できます。ぜひ引越れんらく帳をご利用ください。

あわせて読みたい引っ越しTips

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