安い引っ越し業者8選【単身・家族向け】選び方のコツ、お得な時期も解説！

【単身向け】安い引っ越し業者４選

上記でご紹介した要素に加えて、どの引っ越し業者に依頼するのかによっても、引っ越し料金は変動します。ここでは、単身者向けの安い引っ越し業者をご紹介します。単身者向けプランがある業者や、単身者がお得に利用できる業者を選びましたので、ぜひ参考にしてください。

赤帽

対応地域	全国47都道府県
引っ越し内容	軽トラック１台に積載できる荷物量を運搬
費用目安	作業時間2時間・運搬距離20km以内　13,750円
見積もり方法	・Web ・電話

こんな人におすすめ	・引っ越し費用を安く抑えたい人・荷物量が少なく、大きな家具のない人・近場へ引っ越し予定の人

赤帽は厳密には「引っ越し業者」ではなく、貨物軽自動車運送業を営む個人事業主の組合です。個人事業主であるドライバーが、引っ越し荷物の運搬をしてくれます。基本的に荷造りは依頼者が自分で行い、運搬のみを業者が担当します。軽トラックに積み切れる荷物量のみの運搬で、作業員も1名の場合が多いです。

赤帽はトラックの料金や人件費が大幅に削減されるため、安く引っ越しができるのが特徴です。なお、梱包資材は自分で用意する必要があります。赤帽は軽トラックでの運搬になり、1名同乗可能なので、運ぶ荷物量が少ない単身者におすすめです。

赤帽の詳しい料金相場や荷物積載量については、「赤帽の引っ越しは安いって本当？料金相場と他社比較を解説」をあわせてご覧ください。

クロネコヤマト

対応地域	沖縄県と一部エリアを除く地域
引っ越し内容	専用ボックス最大2本までの荷物を運搬
費用目安	東京～神奈川の場合・専用ボックス1本　23,100円~ ・専用ボックス2本　46,200円～東京～大阪の場合・専用ボックス1本　30,800円~ ・専用ボックス2本　61,600円～







見積もり方法	・Web
こんな人におすすめ	・荷物が少ない人・家具家電を新居で購入する人・単身赴任の人

宅配サービスでお馴染みのクロネコヤマトには、単身で引っ越す人に向けた「わたしの引越」というプランがあります。専用ボックス２つまでに積載できる荷物量を輸送する、積み切りプランです。梱包材(有料)の用意と荷造りは自分で行います。ダンボールのサイズ以上の家具や家電などは、引っ越し当日に担当スタッフが緩衝材で保護して、専用ボックスに載せてくれます。

宅配業界の大手であるクロネコヤマトの輸送ネットワークと技術により、安い料金と素早い対応が両立できます。荷物が少ない単身引っ越しで、大手のプランを利用したいという人に最適です。

日本通運

対応地域	全国47都道府県
引っ越し内容	・専用ボックスに積載できる荷物量を搬出・搬入 (単身パックS／単身パックL) ・ダンボールに詰めた荷物の搬出・搬入 (単身パック当日便)




費用目安	単身パックS　17,600円～単身パックL　19,800円～

見積もり方法	・Web ・電話

こんな人におすすめ	・初めて単身で引っ越しする人・自分に合った引っ越しプランがわからない人

日本通運は、単身引っ越しから家族での長距離引っ越し、海外の引っ越しまで幅広く行う大手引っ越し業者です。長距離料金は少し割高の傾向がありますが、近距離での引っ越し料金はお得で、単身パックが充実しています。プランやオプションが豊富にありますので、一人ひとりの希望に沿った引っ越しが可能です。

オプショナルサービス例

除菌抗菌サービス
粗大ごみの引き取り
荷物の一時保管
エアコン工事
ピアノ輸送

引っ越しのプロロ

対応地域	関東・北海道・関西・九州
引っ越し内容	荷物の梱包・搬出・搬入・家具設置作業
費用目安	単身　約23,000~86,000円 (荷物量や移動距離によって変動)

見積もり方法	・Web ・訪問・電話・オンライン見積もり/ビデオ電話対応



こんな人におすすめ	・関東や北海道方面での単身引っ越しをする人・できるだけ安く、早く引っ越しがしたい人

北海道・関東地方の引っ越しを安く行いたい場合には、引越のプロロがおすすめです。北海道・関東に拠点があり、西日本方面は協力業者に委託しています。土日祝も平日と同じ割高無しの格安料金で、荷運びのスピードも早いのが特徴です。

単身向けの専用プランはありませんが、料金を安く抑えられる節約パックなどのプランがありますので、単身の引っ越しにもおすすめです。時間や日程を細かく指定しない「フリータイム割引」や「フリーデイ割引」なども活用できます。

電気、ガス、水道などの引っ越し手続きを一括完了

【家族向け】安い引っ越し業者４選

ここからは、家族での引っ越しを検討中の人におすすめの安い引っ越し業者をご紹介します。家族向けのプランやサービスがある引っ越し業者を選びましたので、ぜひご覧ください。

サカイ引越センター

対応地域	全国47都道府県
引っ越し内容	搬入搬出のみか、荷造りから荷解きまでのプランか選べる
費用目安	家族（自分で荷造りプラン）78,650円
見積もり方法	・電話・LINE ・リモート・訪問見積もり・見積もり専用お問い合わせフォーム




こんな人におすすめ	・家族での引っ越しをはじめてする人・プランやオプションサービスが手厚いほうがいい人・スタッフの接客やサービスを重視する人

サカイ引越センターは、丁寧な接客と作業に定評がある、大手引っ越し業者です。創業50年のノウハウを生かし、作業員の技術やマナーの向上に努めています。引っ越しプランは自分で荷造りをするものから、荷造りからスタッフへおまかせできるものまで幅広くそろっているのが特徴です。家族はもちろん、法人の会社移転にもおすすめです。

サービス内容、補償、オプションなどすべてにおいて充実していますので、はじめて引っ越しする人も安心しておまかせできます。ただし、大手で知名度も高い業者のため、繁忙期には予約がとりにくくなりますので、注意しましょう。

ハート引越センター

対応地域	全国対応（沖縄県除く）
引っ越し内容	搬入搬出のみか、荷造りから荷解きまでおまかせか選べる
費用目安	約43,000円～170,000円程度 (引っ越し人数や距離によって変動)

見積もり方法	・Web ・訪問見積もり

こんな人におすすめ	・荷物が多いため、梱包段階から頼みたい人・引っ越しのクオリティを求めつつ、なるべく安く引っ越ししたい人

ハート引っ越しセンターは、全国直営を生かした安心で快適な引っ越しが魅力の業者です。梱包や養生、搬出、輸送など丁寧に行ってくれます。家族はもちろん、女性、単身者、高齢者など、さまざまな人に対応できるプランを用意しています。梱包する荷物に合わせた多様なサイズの段ボールを最大50枚までもらえますので、梱包材を自分で用意する必要もありません。大手の中でも高いコストパフォーマンスで知られており、全国に運送ネットワークがあるため、料金をおさえた引っ越しが可能です。

アート引越センター

対応地域	全国対応（沖縄県除く）
引っ越し内容	荷造り荷解きは自分で行うプランか、荷造りから荷解きまですべてをおまかせできるプランか選べる
費用目安	約60,000円～225,000円程度 (引っ越し人数や距離によって変動)

見積もり方法	・Web ・LINE見積もり・Zoom見積もり


こんな人におすすめ	・引っ越しに高品質のサービスを求める人・妊娠中、小さな子どもがいる・シニアの引っ越しを予定している人

CMでもおなじみのアート引っ越しセンターは、長距離移動に強く、きめ細やかで充実したサービスが特徴の引っ越し業者です。家具を搬出前にきれいに拭いたり、搬入前に靴下を履き替えたりなどの無料サービスがついてきます。また、女性スタッフに作業を任せられる「レディースパック」や、整理整頓の相談ができる「シニアパック」などの各種コースも充実しています。中に仕切りが付いたプラスチックケースの「エコ楽ボックス」を無料レンタルできますので、梱包の手間なく、仕切りに沿って荷物を入れるだけで荷造りが完了します。

今回紹介する業者の中では比較的費用が高いですが、その分手厚いサービスがついてきます。基本料金内で、高品質なサービスを受けたい人におすすめです。

アップル引越センター

対応地域	関東圏を中心とする全国
引っ越し内容	大型家具の梱包・搬入搬出・セッティング (荷造り・荷解きは有料オプション)

費用目安	・家族自分で荷造りプラン68,200円
見積もり方法	・Web見積もり・電話での相談・訪問見積もり・オンライン見積もり



おすすめポイント	・見積もりや引っ越し準備に時間がかけられない人・できるだけ安く引っ越ししたい人

アップル引っ越しセンターは、大手の中でもリーズナブルに引っ越しができる業者です。ITを活用した業務体制にすることでコストを削減し、安くて高品質の引っ越しを提供しています。公式サイトから見積もりを行うと、他社との比較なしでも、最安値を提示してもらえます。二人以上の引っ越しでも訪問見積もり不要で、複数社を見比べなくても費用の見通しがつくのがメリットです。引っ越しと同時に不用品回収・引き取りを行ってくれるサービスがありますので、家族で住んでいて処分するものが多い人も安心です。

電気、ガス、水道などの引っ越し手続きを一括完了

安い引っ越し業者を選ぶコツ

「安い引っ越し業者の見極め方がわからない」「チェックするべきポイントは？」など、安い引っ越し業者を探すのにお悩みの人もいるでしょう。

ここでは、安い引っ越し業者を選ぶコツをまとめていきます。

大手業者か地域密着業者かを検討する

引っ越し業者を選ぶときに、はじめに大手業者か地域密着業者のどちらにするかを決めるとよいでしょう。大手業者か地域密着業者かによって、得意としている分野や異なるメリットがあります。

〇大手業者

メリット	・トラックや作業員数が十分に確保されている・オプション、事故への補償がしっかりしている・対応可能なエリアが広い


適している人	・荷物量の多い人・壊れやすい家財や大きい家具がある人・遠方への引っ越しをする人

大手業者は、大手ならではの信頼性や安心感がポイントです。トラックや従業員数が十分に確保されているため、引っ越し当日の作業もすべておまかせできる安心感があります。オプションや万が一の補償内容も充実していますので、より希望に合った引っ越しも可能です。全国に支店があるため、遠距離の引っ越しにも向いています。

一方で、最初の見積もり額が値引き前提の価格となっていることもあるため、割高に感じることもあるでしょう。見積もり金額をよく見て値引き交渉をすることをおすすめします。

〇地域密着業者

メリット	・コストパフォーマンスが良い・アルバイトではなく、社員が対応していることが多く、丁寧な対応が期待できる

適している人	・できるだけ価格を抑えたい人・丁寧な対応を希望する人・同じ県内への引っ越しをする人

地域密着業者は、費用面の安さがポイントです。大手のように広告宣伝費がかからないため、最初の見積もり段階で適正価格を提示してもらえます。また、地域に密着した小規模な会社で運営しているため、引っ越しにもアルバイトではなく、社員が対応してくれるケースが多いです。地域に密着している分、接客も丁寧な対応を期待できます。

ただし、広域には対応していないため、遠方への引っ越しには適していません。同一県内での引っ越しで、費用を抑えたい場合におすすめです。

引っ越しのタイミングを調整する

引っ越し料金は、引っ越しのタイミングを見極めることでも安く抑えることが可能です。ここでは、「引っ越し時期」「時間帯」「曜日」に分けてみていきます。

〇引っ越し時期

引っ越し料金は、引っ越し時期によって大きく変動します。料金は通常期と繁忙期のそれぞれで異なります。

通常期…5月～2月頃までの依頼者が少ない時期　　

繁忙期…3～4月の依頼者が急増する時期　　　　　　

通常期と繁忙期では、同じ引っ越し内容であっても、引っ越し費用が数万円単位で変わってきます。引っ越し費用が最も高くなるのは、単身・家族の引っ越し共に新生活の準備がはじまる3月です。繁忙期は料金が上がるだけでなく、申し込みが集中することから予約も取りにくくなります。また、秋からの新生活に向けて引っ越し需要が増えるため、9月頃も高額になる傾向があります。

反対に、暑さで引っ越し作業に不向きな8月や、引っ越し需要が落ち着く年末にかけては、料金も安くなる傾向にあります。また、一カ月のなかでは、月末付近よりも月の初旬から中旬の方が引っ越し料金は安くなります。

〇引っ越し時間帯

引っ越し業者のプランには「午前便」、「午後便」、時間指定をしない「フリー便」があります。一般的に引っ越し時間の見通しが立てられる午前便は人気で、予約が集中するため料金も割高になります。一方、午後便やフリー便などは引っ越し開始時間も遅く、時間がよめない側面はありますが、午前便を指定する場合に比べて安くなる傾向にあります。

もし、「引っ越し時間にはこだわらない」「引っ越し時間に余裕がある」場合には、午後便やフリー便を選択すると、同じ引っ越し内容であっても料金が安くなるケースがあります。

〇引っ越し曜日

平日と比較して土日の引っ越しは人気ですが、料金が必ずしも上がるというわけではありません。引っ越し業者や引っ越し時期によっては、平日でも土日でも引っ越し料金に大差がないこともあります。しかし、連休を利用して引っ越しする人が増える祝日は、料金が高くなる傾向にあります。

引っ越し時の安い時期に関してさらに詳しく知りたい人は、「引っ越しの安い時期はいつ？曜日や時間帯、家賃が安い時期もまとめて解説！」をあわせてご覧ください。

また、新生活が始まるのに合わせて引っ越すと、必然的に3月4月の繁忙期の引っ越しを避けられない場合もあるでしょう。3月4月の引っ越しについての詳細や費用を抑えるコツについては「引っ越しの繁忙期はいつ？料金を安く抑えるコツも解説」をぜひご一読ください。

オプションの内容・金額も確認する

引っ越し業者へ依頼するとき、オプションの利用を考えている人もいるでしょう。より安い金額で引っ越しを行うためには、引っ越しの基本料金と併せて、オプションの内容や金額についても比較検討することが必要です。また、オプション内容は即日対応できないものもありますので、見積もりの段階でオプション利用を考えている旨を伝えましょう。

引っ越し業者のオプションを利用するよりも、別途専門業者に依頼した方が安くなるケースもあります。例えば、ピアノの運搬は引っ越し業者のオプションサービスにもありますが、ピアノ運送の専門業者に依頼もできますので、料金面をよく比較検討しましょう。

オプション例

不用品処分
ダンボール回収
エアコンの移設、工事など
ピアノ等精密な家財の運送
盗聴器・盗撮器探査サービス
荷物の一時保管
ハウスクリーニング

引っ越し代を安くするには、相見積もりが必要不可欠

引っ越し料金は業者によって異なるため、1社のみの見積もりだと、金額が妥当か判断できない場合があります。引っ越し費用を少しでも安くしたい場合には、複数の業者で見積もりを行い比較する「相見積もり」をすることをおすすめします。

相見積もりをしておくと、価格交渉の際にも活用でき、他社と比較したうえで引っ越し料金を下げてくれるケースもあります。相見積もりをしたい場合には、複数社を一括で見積もりができるWebサービスもありますので、ぜひ活用してみてください。

また、相見積もりにはWebやテレビ電話、訪問などの方法があります。相見積もりをとる際には、あらかじめ業者に相見積もりであることを伝えておくことがベストです。業者ごとに個々に連絡する場合は、選ばなかった業者に断りの連絡を入れておくと、後にトラブルになることを避けられます。

相見積もりのさらに詳しい内容については、「引っ越しの見積もり金額を抑えるには？業者に依頼するときの流れ・注意点」で解説していますので、あわせてチェックしてみてください。

電気、ガス、水道などの引っ越し手続きを一括完了