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引っ越し用ダンボールの調達方法!選び方や組み立て・梱包のコツも

引っ越し用ダンボールの調達方法!選び方や組み立て・梱包のコツも

引っ越し用ダンボールの必要数は予想しづらく、引っ越し直前で不足に気が付く方も多くいらっしゃいます。引っ越し用ダンボールは、引っ越し業者から配布されるものを利用するほか、中古ダンボールをもらう、購入するなどして入手できます。

この記事では、引っ越し用ダンボールの入手方法や購入方法、ダンボールの組み立て方、荷物の詰め方、必要なダンボール数等について詳しくご紹介します。また、引越し時の住所変更手続きを簡略化できる便利なサービス「引越れんらく帳」についてもご紹介しておりますので、合わせてご活用ください。

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引っ越し用ダンボールを無料で入手する方法

引っ越し用のダンボールには、大きく3つの入手方法があります。ご自身の予算やスケジュールに合わせて、できることから始めましょう。

引っ越し業者から入手する

一般的に引っ越し用ダンボールは、引っ越し業者から、サービスの一貫としてもらえることが多いです。ただし、業者によって無料で配布してくれる枚数は異なります。一定枚数を超える場合は追加料金がかかる場合が多いため、見積もりの段階などで、無料配布の枚数と、追加で購入する場合の費用を確認しておくと良いでしょう。

引っ越し業者各社の、無料配布ダンボールの数は以下の通りです。

引っ越し業者(50音順) 無料配布ダンボール数
アーク引越センター プランに応じて変動 最大50枚
アート引越センター 家族:最大50枚 単身:最大10枚
アリさんマークの引越社 最大50枚
SGムービング 最大50枚
サカイ引越センター 最高50箱(大小2種類)
日本通運 家族:最大50枚 単身パック当日便:10枚 その他単身:有料
ハート引越センター 最大50枚
ヤマトホームコンビニエンス 単身者向けには無料提供無し

店舗で中古ダンボールをもらう

多くのスーパーやドラッグストア、家電量販店、コンビニ、ホームセンターなどの小売店では、商品を梱包していたダンボールを処分前に一時保管しており、無料で配布していることがあります。余っているダンボールを譲ってもらえないか、各店舗に尋ねてみましょう。

ただし、もとは商品の梱包に使用されていた箱なので、大きさは不揃いで、状態が良くないものもあります。もらう際には、よく確認してから受け取るようにしましょう。

ダンボールの入手方法については「ダンボールを無料で手に入れるには?入手時の注意点と処分方法」に詳しくまとめましたので、あわせてご覧ください。

引っ越し用ダンボールを安く購入する方法

ダンボールは通販やホームセンター、引っ越し業者の営業所等で購入できます。調達しやすい方法を選びましょう。

通販で購入する

引っ越しで使用するダンボールは通販でも販売されており、自宅まで配送してもらえます。また、荷物に適したサイズのダンボールを用意でき、1枚当たり数百円程度で購入できるため、引っ越しまで日取りの余裕があるなら、通販を利用するのもおすすめです。

販売サイトごとに料金や種類が異なるため、荷物に合ったものを購入しましょう。

店舗で購入する

引っ越し用ダンボールは、通販だけでなくホームセンターなどの店舗でも購入できます。また、ヤマト運輸や佐川急便の営業所でも、ダンボールの購入が可能です。サイズによって価格は異なりますが、通販と同様に概ね1枚あたり数百円程度ですので、荷物の量に合わせて必要な枚数を購入しましょう。

<佐川急便>

エクスプレスBOX サイズ(mm) 単価
LL (140) (たて) 420×(よこ) 580×(高さ) 400 251円(税抜価格228円)
L (100) (たて) 320×(よこ) 430×(高さ) 250 165円(税抜価格150円)
M (80) (たて) 260×(よこ) 350×(高さ) 190 110円(税抜価格100円)
S (60) (たて) 200×(よこ) 250×(高さ) 150 88円(税抜価格80円)

<ヤマト運輸>

クロネコボックス サイズ(mm) 単価 (税込)
クロネコボックス (12) 外寸:(たて)32cm(よこ)46cm(高さ)29cm 内寸:(たて)31cm(よこ)45cm(高さ)27.5cm 230円
クロネコボックス (10) 外寸:(たて)27cm(よこ)38cm(高さ)29cm 内寸:(たて)26cm(よこ)37cm(高さ)27.5cm 190円
クロネコボックス (8) 外寸:(たて)23cm(よこ)32cm(高さ)15cm 内寸:(たて)22.1cm(よこ)30.9cm(高さ)14cm 140円
クロネコボックス(6) 外寸:(たて)20cm(よこ)27cm(高さ)13cm 内寸:(たて)19.5cm(よこ)26.5cm(高さ)12cm 120円

引っ越しに最適なダンボールの見分け方

ダンボールには大中小のさまざまなサイズがあります。自分の荷物の量に合ったサイズのダンボールを入手するには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか?引っ越し用に最適なダンボールの見分け方をお伝えしましょう。

サイズ

引っ越し用のダンボールは、一般的に100サイズ(S)、120サイズ(M)、140サイズ(L)の3種類です。ちなみに、この数字はダンボールの3辺(縦、横、高さ)の合計です。
小さな箱には重いもの、大きな箱には軽いものを入れると運びやすくなります。それぞれ、これらの荷物を入れるのに向いています。

  • 100サイズ(S)…本、食器など
  • 120サイズ(M)…衣類、紙用品など
  • 140サイズ(L)…雑貨やかさばるものなど

耐久性(耐荷重)

多くの荷物を梱包するダンボールには、耐久性が求められます。荷物の重みに耐えられ、底に強度があるかどうかが、重要なポイントです。
引っ越し用に使うダンボールの場合、10~20kg程度の重さに耐えられるものを選ぶと安心です。

清潔さ

新品ではなく、中古のダンボールを利用する場合は、できるだけきれいなものを選んでください。ダンボールに汚れや臭いが付いていると、中に入れる荷物にも移ってしまう可能性があります。
また、生鮮食品が入っていたダンボールや、長い間倉庫に置かれていたダンボールには、害虫の卵が産み付けられていることがあります。加工品の梱包に使用されていた、比較的新しいダンボールを持ち帰るようにしましょう。

引っ越し直前にダンボールが足りなくなった場合の対処法

ダンボールが、数枚不足する程度であれば、スーパーやコンビニで不要なダンボールをもらってもよいでしょう。もちろんホームセンターなどで購入してもかまいません。その他、引っ越し業者に連絡し、追加のダンボールを当日に持ってきてもらう方法もあります。その場合は、引っ越し業者が搬出作業をしているときに、急いで梱包作業をすることになります。すぐに梱包できるよう、荷物をまとめておくと安心です。

荷物の量が少ない場合は、大型のリュックやスーツケース、ビニール袋、ゴミ袋等で運ぶ方法もあります。ただし、引っ越し業者によっては、運んでもらえない場合や運搬中に損傷する場合もありますので注意しましょう。

10枚以上など、不足する枚数が多い場合は、引っ越し業者やホームセンター、通販サイト等から追加購入するのが無難でしょう。

引っ越し時のダンボールの組み立て方のコツ

ダンボールを組み立てるときは、底抜けしないように以下の2点に注意しましょう。

  • 底のフタは短辺、長辺の順番で折る

短辺と長辺を互いに重ねて閉じると、中心部分の耐久性が低くなります。短辺、長辺の順番に底のフタを折り、ガムテープで固定すると頑丈になります。 


  • ガムテープは十字もしくはH字に貼る

ダンボールに荷物をつめたとき、底の中心部分に圧力がかかりやすくなっています。ですから、底の中心で十字になるようにガムテープを貼るのがよい貼り方です。重量よりもダンボールの隙間が気になる場合は、左右と中央であわせて3本のガムテープを使ってH字に貼りましょう。

引っ越し時のダンボールの詰め方のコツ

引っ越し当日は、たくさんのダンボールを運ぶことになります。運んでいる途中で底が抜けて中身が出てしまうことのないように、しっかり梱包しましょう。大事な荷物を守るための、ダンボールの詰め方のコツをご紹介します。

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荷物を詰めすぎない

ダンボールが満杯になるまで荷物を詰めると、重くなりすぎて作業員が運べなくなる可能性があります。1人で無理なく持ち運べる荷物の量に抑えて、それ以上詰め込むことは控えましょう。
さらに、箱の底にガムテープを十字に貼って、補強しておくのもおすすめです。底が抜けるのを防ぐことができますよ。

◆ダンボールの底抜けを防ぐガムテープの止め方と梱包に適したテープ

新聞紙を活用する

梱包の際には、荷物を保護するために、クッションになる緩衝材を入れる必要があります。わざわざ購入しなくても、身近にある新聞紙を緩衝材として利用することができますよ。新聞紙をクシャクシャにして、荷物の間に挟んで使いましょう。

食器などの割れ物を詰めるときには、まず食器本体を新聞紙で包んで、ダンボールに詰めます。その後、丸めた新聞紙を入れて、隙間を埋めてください。

◆緩衝材の種類別の特徴と包み方の基本|上手に包むポイントとは?
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ダンボールの側面に中身の概要を記載する

荷物を詰めたダンボールの側面には、中に入っているものの概要を記載しておきましょう。引っ越しが終わった後、荷物の仕分けが楽になります。
また、内容物に加えて、運び入れる場所を書いておくのもおすすめです。初めから必要な部屋に荷物が運んであれば、荷ほどきを早く終わらせることができますね。

単身・家族で異なる、引っ越しに必要なダンボール数の目安とは?

2014年に、日本通運が行ったアンケートによると、引っ越しに必要なダンボール数の目安は以下のとおりになります。ただし、本をたくさん持っている方や服が多い方等、それぞれの方の状況によって必要数は変わりますので、注意してください。

<引っ越し人数ごとのダンボール枚数の目安>

引っ越し人数 必要なダンボール数の目安
1人 10~15枚
2人 20~30枚
3人 30~50枚
4人 50~80枚
 <部屋の間取りごとのダンボール枚数の目安>
旧居の間取り 必要なダンボール数の目安
1R 10枚程度
1DK 20~40枚
2DK 40~60枚
3DK 50~80枚
4LDK 80~120枚

 

荷造りとあわせて、引っ越し手続きをスムーズに進められる「引越れんらく帳」

引っ越しの際は荷造りに加えて、電気、ガス、水道などのライフライン手続きが必要で、作業が煩雑になりがちです。漏れなく、スムーズに作業を終わらせるには、しっかりしたスケジュールの管理が必要です。

「引越れんらく帳」は、引っ越しの手続きやスケジュール管理をまとめて行える、便利で安心のサービスです。一度必要な情報を入力すれば、各所に申請が必要な住所変更や電話変更などの手続きを、一括で行えます。また、画面を見るだけで進捗状況の確認が可能です。引っ越し手続きをスムーズにするために、ぜひ「引越れんらく帳」をご利用ください。

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