「ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えってどう?」
「ワイモバイルを解約した場合のデメリットは?」
「楽天モバイルの速度って速いの?」
このようなお悩みの方向けに、ワイモバイルから楽天モバイルMNP転入で事前に確認しておきたいポイントをまとめました。
この記事を読むことで懸念事項がなくなり、納得のいく乗り換えを進められたら幸いです。
また、楽天モバイルでiPhone 15の購入を検討されている方、楽天モバイルのおすすめ機種を知りたい方は併せてこちらもご覧ください。
実際に2つのキャリアの料金比較は「楽天モバイル 料金シミュレーション」でもご紹介しています。
楽天モバイルでiPhoneを利用したい方、楽天モバイルを無料で運用したい方も必見です。
その他、当サイトではワイモバイルの予約方法を紹介している記事も掲載していますので、併せてご確認ください。
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ワイモバイルから楽天モバイルへ乗り換えるデメリット
まず、ワイモバイルから楽天モバイルへ乗り換えることで発生するデメリットについて6つ解説します。
乗り換え完了後に「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうことがないように、デメリットについてもあらかじめご確認ください。
- ワイモバイルのメールが有料
- 家族割引サービスやワイモバ親子割の対象外
- おうち割の割引がされない
- 端末割引が少ない
- 利用できる回線・エリアが異なる
- ワイモバイルの端末が使えない可能性もある
また、乗り換え前に楽天モバイルのデメリットをチェックしておきたい方は、楽天モバイルデメリット記事をご覧ください。
ワイモバイルのメールが有料
ワイモバイル時代に使っていたメールアドレスを楽天モバイルに乗り換えてもそのまま使い続けることができるようになりました。
2021年12月20日以降にワイモバイルを解約した方向けに、「メールアドレス持ち運び」サービスの提供が始まりました。
ここまで聞くと便利で嬉しいサービスですが、ワイモバイル解約後もメールアドレス単位で月額もしくは年額で料金がかかってくるのがデメリットです。
メールアドレス持ち運び | |
---|---|
月額料 | 330円(税込)/1メールアドレス |
年額料 | 3,300円(税込)/1メールアドレス |
※解約から31日以内にMy SoftBankより申し込む必要あり
このサービスはワイモバイルに限らず、他のキャリアでもメールアドレス持ち運びを利用する場合は有料提供となっています。
これを機にGmailなどフリーアドレスを検討されてもいいかもしれません。
キャリアに縛られないフリーアドレスであれば、数年後にまた別のキャリアに乗り換えることになったとしてもそのまま使い続けることができます。
家族割引サービスの対象外
ワイモバイルには家族割引があります。
家族がワイモバイルに残っている場合、「家族割引」が適用外になる可能性があります。
契約状況によって割引対象も異なるため、考えられるパターンを例に解説します。
- ワイモバイルの合計契約回線数が2回線から1回線になる場合
ワイモバイルの家族割引は2回線目以降に適用されるため、1回線だけになると家族割引自体が適用対象外となります。 - ワイモバイルの合計契約回線数が3回線から2回線になる場合
これまで2回線まで割引対象だったものが、1回線だけとなります。
楽天モバイルには家族割はありませんが、紹介キャンペーンでお得に利用が可能です。
おうち割の割引がされない
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えた場合、おうち割 光セット(A)/おうち割 でんきセット(A)の割引対象外になります。
一方、家族がワイモバイルに残っている場合の割引額には変更ありません。
端末割引が少ない
楽天モバイルでも端末をお得に購入できますが、直接割引ではなく楽天ポイント還元による実質割引の場合があります。
具体例として、OPPO Reno9 Aの販売方法をもとに解説します。
OPPO Reno9 A | ワイモバイル | 楽天モバイル |
---|---|---|
機種代金定価 | 41,400円(税込) | 53,900円(税込) |
端末値引 | 端末単体割引で-14,760円(税込) のりかえ割引で-21,600円(税込) ※シンプルM/LへのMNPの場合 |
なし |
ポイント還元 | なし | 9,000ポイント還元 ※回線プランセット購入 |
機種代金(割引適用後) | 4,980円(税込) | 実質44,900円(税込) |
ワイモバイルでは、新規契約や他社乗り換え、割引セールとして、端末割引されることが多いです。
一方で、楽天モバイルでも割引セールはありますが、直接割引ではなく楽天ポイントでの還元による実質価格訴求のパターンが多く見られます。
楽天市場や楽天トラベルなど楽天経済圏をよく利用している方であれば、楽天ポイントの使い道はありますが、そうでないと「せっかくポイント還元されても使い道がない」となりかねないのでご注意ください。
また、楽天モバイルには「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」があり、このプログラムでは48回払いで機種を購入し、25カ月目以降に機種を返却すると残りの支払いが不要になります。
このプログラムを利用するとOPPO Reno9 Aの場合、支払い金額を半額で済ませることができる上、1回の支払いの負担を抑えることができるでしょう。
利用できる回線・エリアが異なる
こちらはデメリットというよりも注意点に近いかもしれません。
ワイモバイルはソフトバンク回線、楽天モバイルは楽天モバイル回線と通信に利用される回線が異なります。
そのため、これまで問題なく使えていた場所の電波が悪い、速度が遅くなるといった可能性が考えられます。
料金プランのように明らかなものではなく、使ってみないと気づけないため事前にサービスエリアマップを確認しておきましょう。
ワイモバイルの端末が使えない可能性もある
前述の通り、ワイモバイルと楽天モバイルでは利用できる回線が異なります。
もう少し具体的にご説明すると、利用できる回線=各キャリアの対応周波数帯(バンド)が異なっています。
実際にワイモバイルと楽天モバイルの対応周波数帯(バンド)を比べながら解説します。
ワイモバイル | 楽天モバイル | |
---|---|---|
4G | ソフトバンク回線 Band 1、Band 3、Band 8、Band 11、Band 28、Band 42 |
楽天モバイル回線 Band 3 au回線(パートナー回線エリア) Band18、Band26 |
5G | ソフトバンク回線 n77、n257 |
楽天モバイル回線 n77、n257 |
上記の通り、楽天モバイル回線では4Gの対応バンドがまだまだ少ないです。
どの周波数帯(バンド)に対応しているか
楽天回線対応製品に含まれているか
いま使っているスマートフォンが対応しているかどうか確認しましょう。
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ワイモバイルから楽天モバイルへ乗り換えるメリット
デメリットだけでなく、ワイモバイルから楽天モバイルへ乗り換えることによるメリットについても解説します。
- 手数料がかからない
- データ無制限プランが利用できる
- 通話料が無料
- ポイント還元率が高い
- 最新機種も購入できる
- キャンペーンが豊富
手数料がかからない
楽天モバイルはオンライン、店舗どちらでも契約事務手数料が無料です。
他キャリアの場合、オンラインは無料だけど店舗は有料といったところが多いので、楽天モバイルのメリットといえます。
また、楽天モバイルを解約する、転出するとなった場合の手数料もかかりません。
データ無制限プランが利用できる
楽天モバイルの料金プランについて解説します。
料金プランはRakuten最強プランのみ、使ったデータ量に応じて支払金額が決まるワンプラン体系です。
データ容量 | Rakuten最強プラン |
---|---|
0~3GB | 1,078円(税込) |
3~20GB | 2,178円(税込) |
20GB以上 | 3,278円(税込) |
データ容量20GB超過後は、どれだけ使っても月額3,278円(税込)のままです。
データ無制限プランが月額3,000円台で使えるのは非常に魅力的ではないでしょうか?
データ無制限の対象は、国内の楽天回線エリアのみという点だけご注意ください。
通話料が無料
楽天モバイルは、独自の通話アプリRakuten Linkを提供しており、アプリ経由であれば国内通話が無料です。
Rakuten Link経由で通話するだけで、通話定額プランといった追加オプションに加入する必要もありません。
通話が多い月と少ない月の波がある方にとって手軽で便利なサービスです。
※他社接続サービス(0180、0570などから始まる)や特番(188)への通話など、一部で無料通話の対象外がありますのでご注意ください。
ポイント還元率が高い
楽天モバイルは、楽天経済圏を活用したポイント還元の高さが特徴です。
ワイモバイルはPayPayポイント、楽天モバイルは楽天ポイント、と各ポイントサービスと連携しているため、両社のキャンペーン内容を比較しました。
ワイモバイル | 楽天モバイル | |
---|---|---|
ポイント還元キャンペーン | Yahoo!ショッピング Enjoyパック会員特典:+5% Yahoo!プレミアム会員特典:+2% 毎日5%貯まる:5% 毎月5日、15日、25日:+4% |
楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム) 楽天モバイル+会員ランク特典:最大+3倍 月間上限:7,000ポイント ※ダイヤモンド会員の場合 楽天モバイルキャリア決済:+0.5倍 月間上限:5,000ポイント 楽天モバイルキャリア決済 10%分の楽天ポイント還元 Androidでのアプリ購入やアプリ課金が対象 月間上限:20,000ポイント |
Google Play ストアのためAndroid限定ですが、楽天モバイルキャリア決済による10%分の楽天ポイント還元は見逃せません。
YouTubeプレミアムやゲーム、LINEコインなど日々の課金を楽天モバイルキャリア決済にまとめることで追加の負担なくポイント還元の恩恵を受けられます。
最新機種も購入できる
楽天モバイルでは、iPhone 15など最新モデルも購入可能です。
さらに最新のiPhoneの購入を狙っている方はこちらも是非ご覧ください。
一方のワイモバイルは数年前のiPhoneしか取り扱いがありません。
ワイモバイルで最新機種を使いたい場合、Appleストアなどで自身で別途購入する必要があったので、最新機種もあわせて購入できるのは楽天モバイルのメリットといえます。
また最新機種のiPhoneなども魅力的なキャンペーンで割引価格で購入できます。
キャンペーンが豊富
下記、『ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えでおすすめのキャンペーン』でもご紹介していますが、楽天モバイルではキャンペーンや還元が多いことが特徴です。
- iPhone対象端末ポイントバックキャンペーン
- iPhoneトク得乗り換え!対象のiPhoneが最大12,000ポイント還元!
- スマホトク得乗り換え!楽天モバイルお申し込み+Android製品とセットで最大17,000円相当分おトク!
などのキャンペーンを活用することで、よりお得に始められます。
端末割引ではなく楽天ポイントによる還元も多く、普段から楽天市場などで買い物している方にとってはポイントがどんどん貯まってお得です。
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ワイモバイルから楽天モバイルへ乗り換えるタイミング
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるおすすめタイミングについて解説します。
- 月末だと余計な料金がかからない
- 端末の分割支払いが終わったタイミングもおすすめ
- 新しい端末が発売されたとき
月末だと余計な料金がかからない
他社へ乗り換える場合、どうしても一時的に二重契約期間が発生してしまいます。
これはワイモバイルや楽天モバイルに限ったことではありません。
この二重契約期間による余計な費用発生を防ぐために知っておきたいポイントは下記の3つです。
- ワイモバイルは、解約月が日割り計算されない
- 楽天モバイルは、契約初月が日割り計算されない
- ワイモバイルのセット割引は解約月は適用対象外
ワイモバイルで解約する場合、月額料金は日割り計算されません。
たとえば3月1日と3月31日、どちらで解約しても3月の請求額は同じです。
そして乗り換え先となる楽天モバイルは、使った分に応じた従量課金プランです。
1番安く収まるのが1,078円(税込)/月3GB未満のため、月末に契約することで契約初月のデータ使用量を3GB未満に抑えましょう。
キャリアによっては、契約初月は日割り計算されるところもありますが、楽天モバイルでは日割り計算されません。
また注意事項として、ワイモバイル解約月はおうち割などのセット割引が適用されません。
解約月の前月で割引終了となるため、解約月はいつもより少し高くなる可能性があります。
月末に乗り換えることで、余計な料金をこれ以上かけないようにしましょう。
端末の分割支払いが終わったタイミングもおすすめ
24回、36回といった端末の分割払いが終了すれば、毎月支払うのは月額基本料金のみです。
分割支払完了後であれば、端末代金の支払いを気にすることなくシンプルに月額基本料金のことだけ考えればよいので乗り換えタイミングとして最適です。
ワイモバイル解約時に、端末分割支払いの残債がある場合は下記どちらかの対応になります。
- 分割払いを継続
- 一括払いへのご変更
ワイモバイルで端末残債を支払いつつ、楽天モバイルで月額利用料金をとなるとややこしくなるので、残債状況によっては一括払いで完済してしまうのもいいかもしれません。
新しい端末が発売されたとき
楽天モバイルでは、iPhone 15といった新端末も発売同日に取り扱いされています。
iPhone 14シリーズ発売の際は、「iPhone 14 全機種発売記念キャンペーン」として最大24,000円相当分のポイント還元を実施していました。
過去の傾向による予想にはなりますが、新機種発売開始にあわせたキャンペーン開催は今後も期待できるため、このタイミングを待ってからの乗り換えも選択肢の一つとしておすすめです。
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ワイモバイルから楽天モバイルへ乗り換える手順
ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えについて8つの手順に分けて解説します。
- ワイモバイルの解約に関する注意事項の確認
- 楽天モバイルで利用する端末の確認・SIMロック解除
- ワイモバイルでMNP予約番号の発行
- 楽天モバイルへの申し込みに必要なものの準備
- 楽天モバイルへの申し込み
- 開通手続き・初期設定
- データ移行
- Rakuten Linkの利用
事前準備が必要なことや注意事項もあるので乗り換え前にご確認ください。
手順1:ワイモバイルの解約に関する注意事項の確認
まずはワイモバイル解約時の注意点についてです。
- 料金プランは日割り計算されない
- 端末代金の残債がある場合支払いが継続される
- Yahoo!プレミアム会員の無料特典がなくなる
- ワイモバイルのメールアドレスが使えなくなる
- 契約解除料の扱いが変更
料金プランは日割り計算されない
解約月は月途中でも日割り計算されず、満額請求です。
急ぎでなければ乗り換えタイミングは月初ではなく月末近くがおすすめです。
端末代金の残債がある場合支払いが継続される
いまご利用の端末代金の残債がある場合、引き続き請求があります。
乗り換えとともに端末も新しくしたい場合は二重で端末代金の支払いが必要になるため、どのくらい残債が残っているか確認しておきましょう。
Yahoo!プレミアム会員の無料特典がなくなる
Yahoo!プレミアム会員が無料ではなくなります。
まぎらわしいのですが、Yahoo!プレミアム会員が使えなくなるのではなく有料オプションになります。
ワイモバイル解約後も下記のようなYahoo!サービスを使い続けたい場合、別途Yahoo!プレミアム加入を検討しましょう。
- PayPayの毎月5%付与クーポン
- ヤフオク!の出品
- 雑誌読み放題
- Yahoo!メールのボックス容量無制限
- Yahoo!かんたんバックアップの容量無制限
- お買いものあんしん補償
など
ワイモバイルのメールアドレスが使えなくなる
またワイモバイルのメールアドレス(@ymobile.ne.jpや@yahoo.ne.jpなど)もそのままでは使えなくなります。
「メールアドレス持ち運び」に加入することで使い続けることができますが、有料オプションです。
1メールアドレスごとに月額330円(税込)もしくは年額3,300円(税込)かかるため、本当に必要かどうか検討された方がいいでしょう。
契約解除料の扱いが変更
2022年2月1日以降、契約更新月以外の解約でも契約解除料は免除となりました。
昔は契約解除料で1万円近くかかっていたのでこれは嬉しいポイントですね。
ワイモバイルの利用開始や料金プランによりますが、基本的に免除対象であることがほとんどです。
契約解除料免除対象かどうかはワイモバイル公式の案内もご確認ください。
手順2:楽天モバイルで利用する端末の確認・SIMロック解除
iPhoneのようにマルチキャリア対応で販売している端末が増えていますが、対応周波数帯(バンド)が一部キャリアに限られている端末もあります。
楽天モバイルでは、「楽天回線対応製品」として検証済みの製品リストを公開しているのでこちらをぜひご確認ください。
またワイモバイルにてSIMロックがかかったままですと、楽天モバイルで使えません。
SIMロック解除の手続きも忘れないようにしましょう。
SIMロック解除が必要 | ドコモ、au、ソフトバンクなど他のキャリアで購入、契約された端末 |
SIMロック解除が不要 | SIMフリー端末 楽天モバイルで購入した、購入する端末 |
2021年10月1日以降に発売された端末は、原則としてSIMロックが廃止されていますが、SIMロック解除手続き自体はご自身で行う必要があります。
購入方法 | SIMロック解除の条件 |
---|---|
一括払い | 一括払いの支払確認後より手続き可能 |
分割払い | 機種購入日から101日目以降より手続き可能 |
※ 過去に対象回線でSIMロック解除を行ったことがあり、かつ前回のSIMロック解除受付日から101日目を過ぎている場合、機種購入日から100日以内でもSIMロック解除の手続きが可能
もしワイモバイル解約後にSIMロックされたままだと判明した場合でも、解約後90日以内であればSIMロック解除の手続きが可能です。
手順3:ワイモバイルでのMNP予約番号の発行は不要
MNP予約番号とは、今使っている携帯電話番号をそのまま他社で使うための手続きに必要な番号のことです。
ワイモバイルでMNP予約番号を発行する方法は3つあります。
一般電話 | 0800-222-8449 (フリーダイヤル) |
受付時間:9:00~20:00 |
Web | My Y!mobile | 受付時間:24時間 予約番号発行は9:00~20:00 ※メンテナンス時間除く |
ワイモバイルショップ | 店舗 | 受付時間:店舗の営業時間 ※運転免許証などの本人確認書類が必要 |
現在は、ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えではMNP予約番号の発行は不要となりました。
手順4:楽天モバイルへの申し込みに必要なものの準備
ワイモバイルから楽天モバイルへ乗り換えるにあたって必要なものは下記5つです。
- 本人確認書類
- クレジットカード、銀行口座など
- 楽天IDとパスワード
- 楽天モバイル回線対応端末
楽天モバイルの手続きに必要な本人確認書類は、運転免許証や運転経歴証明書、マイナンバーカード(個人番号カード)、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳のどれかです。
また身体障がい者手帳や健康保険証、日本国パスポート、住民基本台帳カードは、補助書類(現住所の建物名や部屋番号等まで正しく記載されている公共料金の請求書・領収書、マイナンバーの記載がない住民票、届出避難場所証明書のどれかひとつ)と併せて提出する必要があります。
クレジットカードや銀行口座は原則本人名義である必要があります。
ただし契約者が18歳未満の場合、契約者の保護者名義者でも申し込みできます。
楽天IDとパスワードは、ふだん楽天市場で買い物をしていればそれを利用します。
楽天SPUをはじめとする楽天サービスとの連携のためにも既存のアカウントを使いましょう。
手順5:楽天モバイルへの申し込み
ワイモバイル解約による影響確認やMNP予約番号発行、必要なものの準備が完了してから、実際の楽天モバイルの申し込み手続きに進みます。
楽天モバイルでは2つの申し込み方法があるのでそれぞれ分けて解説します。
- プラン+製品セットで申し込み(SIMと端末)
- プランのみ申し込み(SIMのみ)
プラン+製品セットで申し込み(SIMと端末)
- オプションを選択
- SIMタイプを選択
- 製品を選択
- 製品のカラーやストレージ、支払い回数を選択
- 製品保証やアクセサリーを選択
まずは楽天モバイルで新しくスマートフォンも購入する場合の流れについて解説します。
楽天モバイルの料金プランは「Rakuten最強プラン」のみのため、プラン選択はありません。
追加で必要なオプションサービスがあれば追加しましょう。
SIMタイプは、SIMカードとeSIMから選択します。
ややこしいのですが、SIMサイズではなくSIMタイプです。
SIMカードは従来型の物理カードのことで、eSIMは最近増えてきたスマートフォンに設定・ダウンロードする本体一体型のタイプです。
eSIMの場合、スマートフォン本体がeSIM対応している必要があります。
あとでSIMカードからeSIMへの変更も可能ですので、急ぎでなければSIMカードを選べばよいかと思います。
最後に製品選択で希望の端末のカラーやストレージ、支払い回数などを選びましょう。
楽天モバイルの申し込みページでは、本体容量であるストレージのことをメモリと表記されています。
本体メモリというとRAMを指すことが多いため、こちらではあえて本体容量であるストレージに置き換えて解説しました。
「この内容で申し込む」をクリックまたはタップし、本人確認等を進めれば申し込み完了です。
プランのみ申し込み(SIMのみ)
- オプションを選択
- SIMタイプを選択
次に、ご自身のスマートフォンを使用し、楽天モバイルのプラン(SIM)のみ申し込む場合の流れについて解説します。
楽天モバイルの料金プランは「Rakuten最強プラン」のみのため、プランの選択はありません。
追加で必要なオプションサービスがあれば追加しましょう。
SIMタイプは、SIMカードとeSIMから選択します。
eSIMの場合、スマートフォン本体がeSIM対応している必要があるため、ご自身の端末の対応可否については事前に確認しておきましょう。
「この内容で申し込む」をクリックまたはタップし、本人確認等を進めれば申し込み完了です。
手順6:開通手続き・初期設定
申し込みや本人確認が完了すると登録のメールアドレスに完了メールが届きます。
開通手続きや初期設定の方法について、SIMカードとeSIMの場合に分けて解説します。
iPhone、Androidともに基本的な流れは同じです。
楽天モバイルで購入した端末については、下記の「楽天モバイルで購入した各種製品の初期設定」でも案内されているのでご確認ください。
参考:楽天モバイル
SIMカードの開通手続きと初期設定
SIMカードの場合、届くまで数日かかるのでデータのバックアップやOSアップデートなど事前にできることを進めておくとスムーズです。
- SIMカード受け取り
- 端末の設定
- 最新OSへアップデート
- APN構成プロファイルの削除
- SIMの挿し替え
- キャリア設定のアップデート
- 「my 楽天モバイル」アプリダウンロード
オンラインでSIMカードを申し込んだ場合、申し込み完了から最短2日でSIMカードが届きます。
楽天モバイル契約時に新しく端末も購入した場合、端末の初期設定を進めます。
途中でインターネット通信が必要になるので、Wi-Fi環境のある場所で設定を行ってください。
この際、データの転送やバックアップからの復元についてはスキップしてください。
端末の初期設定が終わったら、設定から最新OSにアップデートします。
また以前のキャリアでAPN設定をしていた場合、APN構成プロファイルを削除してください。
最後にSIMトレイを取り出して楽天モバイルのSIMカードに差し替え、設定からキャリア設定のアップデートをします。
Wi-Fiをオフにして通話や通信が問題なければ、初期設定は完了です。
「my 楽天モバイル」アプリでは利用状況やオプションの申し込み、接続中の回線情報が確認できるのでダウンロードして使えるようにしておきましょう。
eSIMの開通手続きと初期設定
eSIMの場合、SIMの出し入れ等なくmy 楽天モバイルアプリ上で主要な手続きが完結します。
- 端末の設定
- 最新OSへアップデート
- APN構成プロファイルの削除
- 「my 楽天モバイル」アプリダウンロード
- キャリア設定のアップデート
オンラインでeSIMを申し込んだ場合は、最短3分で利用開始手続きを進められます。
楽天モバイル契約時に新しく端末も購入した場合、端末の初期設定を進めます。
途中でインターネット通信が必要になるので、Wi-Fi環境のある場所で設定を行ってください。
この際、データの転送やバックアップからの復元についてはスキップしてください。
端末の初期設定が終わったら、設定から最新OSにアップデートします。
また以前のキャリアでAPN設定をしていた場合、APN構成プロファイルを削除してください。
eSIMの開通手続きはmy 楽天モバイルアプリで進めるので、下記よりダウンロードしてください。
iPhone
https://apps.apple.com/jp/app/my-%E6%A5%BD%E5%A4%A9%E3%83%A2%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%AB/id1473535769
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.rakuten.mobile.rcs
my 楽天モバイルアプリを開き、下記フローで開通手続きを進めます。
右上の3本の横線をタップ → 「申し込み履歴を開く」 → 「申込番号」 → 「開通手続きをする」
案内に従って、モバイル通信プランの追加まで完了したらキャリア設定のアップデートも行います。
Wi-Fiをオフにして通話や通信が問題なければ、初期設定は完了です。
手順7:データ移行
楽天モバイルの開通手続きや初期設定が完了したら、改めてデータ移行を行います。
もともと使っていたスマートフォンを使い続ける場合はデータ移行は不要です。
楽天モバイル契約と併せて新しく端末を購入した場合に必要な作業です。
データ移行後の注意点
データをバックアップから復元すると設定情報もバックアップ当時のものになるため、モバイル通信設定が元に戻ってしまいます。
そのままですと楽天モバイルでの利用がうまくいかないので、改めてモバイル通信設定やキャリア設定のアップデートを行ってください。
手順8:Rakuten Linkの利用
「my 楽天モバイル」アプリと「Rakuten Link」アプリは別物です。
my 楽天モバイル | 楽天モバイルの利用状況や利用料金の確認、 契約オプションの変更といった契約関連で利用 |
Rakuten Link | 通話やSMSメッセージといったコミュニケーション関連で利用 Rakuten Link経由だと通話料が無料 |
Web上でも利用状況や利用料金の確認は行えますが、無料通話のためにはRakuten Linkが必須なので忘れずにダウンロードしましょう。
また契約翌月までに、Rakuten Linkで10秒以上通話すると、ポイント還元されるキャンペーンも実施されています。
お試し利用も兼ねてぜひ使ってみましょう。
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ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えがおすすめな人
- データ容量を無制限で利用したい人
- 毎月の利用料金を抑えたい人
- 最新機種が欲しい人
データ容量を無制限で利用したい人
ワイモバイルでのデータ容量は最大でも月30GBまでしか提供されていません。
ワイモバイルと楽天モバイルでは、そもそも提供しているデータ容量が異なるため単純比較は難しいのですが、通信制限を気にすることなく無制限にデータ通信をしたい場合は楽天モバイルが向いています。
「楽天モバイルのテザリングを利用してパソコンやタブレットでもネットに繋ぎたい」「出先で動画をよく見るからギガが足りない」といった方には楽天モバイルをご検討ください。
またどれだけデータを使っても月額3,278円(税込)という安さは、楽天モバイルの大きなメリットです。
毎月の利用料金を抑えたい人
ワイモバイルと比べ、楽天モバイルの方がデータ通信も通話もお得になる可能性が高いです。
Rakuten 最強プラン | |
---|---|
月3GBまで | 1,078円(税込) |
月3GB超過〜20GBまで | 2,178円(税込) |
20GB超過後 | 3,278円(税込) |
楽天モバイルのRakuten 最強プランは、従量課金プランのためデータ利用が少ない月は料金が自動で抑えられます。
毎月の利用状況に応じて、料金プランを変更するといった必要がありません。
また、「Rakuten Link」アプリ経由であれば通話料無料のため通話代も節約できます。
※他社接続サービス(0180、0570などから始まる)や特番(188)への通話など、一部で無料通話の対象外があります。
最新機種が欲しい人
iPhone 15をはじめとする最新機種も、発売してから早い段階で取り扱いがされています。
一方のワイモバイルでは、2年ほど前のiPhoneを中心としたラインナップのため最新機種がいい場合は別途ご自身で購入手配する必要があります。
最新機種をお得なキャンペーンでより安く使うのであれば楽天モバイルを検討されるといいでしょう。
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ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えでおすすめのキャンペーン
ワイモバイルから楽天モバイルへ乗り換える際、ぜひともチェックしておきたいキャンペーンを3つ紹介します。
- iPhoneトク得乗り換えキャンペーン
- スマホ/Wi-Fiトク得乗り換えキャンペーン
- 【Rakuten 最強プランお申し込み特典】だれでも3,000ポイントプレゼント
iPhoneトク得乗り換えキャンペーン
出典:楽天モバイル
キャンペーン名 | iPhoneトク得乗り換え!対象iPhone購入で最大32,000ポイント還元! |
---|---|
終了日 | 終了日未定 |
条件 |
|
内容 |
条件達成で最大32,000ポイント還元、もしくは対象iPhoneの購入時に20,000円値引き+最大12,000ポイント還元 ※支払回数やお申込種別、購入機種により特典内容が異なります。 |
初めて他社からの乗り換えでの楽天モバイル申し込みと同時に対象のiPhone購入、Rakuten Linkで10秒以上通話すると最大32,000円相当のポイントが還元されます。
すべての条件を満たせなくても、適用分のポイントが還元されるのでぜひご確認ください。
以前、このキャンペーンではiPhoneを下取りに出すことも条件になっておりました。下取りを検討中の方は「楽天モバイル 下取り」記事もおすすめです。
スマホトク得乗り換えキャンペーン
出典:楽天モバイル
キャンペーン名 | スマホ トク得乗り換えキャンペーン |
---|---|
終了日 | 終了日未定 |
条件 |
|
内容 |
|
初めての楽天モバイル申し込みと同時にスマートフォン購入、Rakuten Linkで10秒以上通話すると最大12,000円相当の特典が進呈されます。
対象端末は、日々追加・終了しているのでキャンペーンページで確認することをおすすめします。
【Rakuten 最強プランお申し込み特典】だれでも4,000ポイントプレゼント
出典:楽天モバイル
キャンペーン名 |
電話番号もそのまま他社から乗り換え&初めてお申し込みでポイントプレゼント! |
---|---|
終了日 | 終了日未定 |
条件 |
|
内容 | 楽天ポイント6,000ptプレゼント |
こちらはSIMのみの申し込みのように端末購入がなくても還元されるキャンペーンです。
初めての楽天モバイル申し込み、Rakuten Linkで10秒以上の通話で4,000円相当のポイントが還元されます。
Rakuten Linkでの通話条件だけ忘れないようにしましょう。
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ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えに関する注意点
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるにあたっての注意点を解説します。
- MNP予約番号の有効期限が7日以上必要
- 未成年でも申し込めるが書類が必要
- 契約する名義はワイモバイルの名義
MNP予約番号の有効期限が7日以上必要
オンラインで申し込みをする場合、MNP予約番号の有効期限が7日以上残っている必要があります。
MNP予約番号の有効期限は取得日を含めて15日以内のため、取得してから1週間以内には手続きを進めましょう。
またMNP予約番号は再発行も可能です。
ドタバタしていて有効期限内に手続きを進められなくても、諦めずに再度発行してから申し込みましょう。
一方、楽天モバイルショップなど店頭であればMNP予約番号の有効期限内であればいつでも可能です。
また、他社からの乗り換え手続きを代行するサービス「MNPワンストップ」があります。MNP手続きは複雑で時間がかかりますが、MNPワンストップを利用すれば、すべてお任せで簡単に手続きを完了できます。
MNPワンストップでは、現在使用中の携帯電話会社から新しい携帯電話会社に乗り換えの連絡を行い、お客様の希望に合わせて、新しい携帯電話会社を探し、契約手続きも代行してくれます。
MNPワンストップは、MNP手続きに不安がある方や、手間を節約したい方に最適なサービスです。
未成年でも申し込めるが書類が必要
未成年でも楽天モバイルを利用できます。
未成年でも楽天モバイルの契約はできますが、保護者(親権者)同意書が必要です。
ワイモバイルでも同じく親権者同意が必要なため、これは楽天モバイルに限った話ではありません。
また月額330円(税込)の「あんしんコントロール by i-フィルター」契約が必須です。
※法定代理人となる保護者が、不要と判断し「フィルタリング・サービス不要申出書」を郵送すれば、このオプションの解除できます。
契約する名義はワイモバイルの名義
ワイモバイルと楽天モバイルで契約名義が異なると、乗り換え手続きができません。
前述のように未成年で申し込むなど、ワイモバイルの時点と契約名義を揃えておきましょう。
\ ワイモバイルから乗り換えの方はこちら! /
ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えに関するよくある質問
ワイモバイルの解約料や違約金はかかる?
2022年2月1日以降、契約更新月以外の解約でも契約解除料は免除されています。
そのほか支払いが継続するパターンですと、端末代金の残債が考えられます。
契約解除料免除対象かどうかはワイモバイル公式の案内もご確認ください。
eSIMでの乗り換えのメリットは?
楽天モバイルでの利用開始がとても早いことです。
審査状況次第ですが、最短3分で利用開始手続きを進められると案内されています。
楽天モバイルへ乗り換え後はメールアドレスはどうなる?
ワイモバイル側でメールアドレス持ち運びに加入しないかぎり、ワイモバイルのメールアドレス(@ymobile.ne.jpや@yahoo.ne.jpなど)は使えなくなります。
楽天モバイルでもメールアドレスの提供はされていますが、設定や変更手続きはご自身で進める必要があります。
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ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えまとめ
この記事では、ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えにあたって、メリットやデメリット、乗り換えにおすすめのタイミングや注意点を解説しました。
ワイモバイルになくて楽天モバイルにある特徴は以下のとおりです。
- データ無制限プランがある
- 追加オプション不要で通話料無料になるアプリ
- 楽天経済圏と連携したポイント還元が豊富
- 最新機種も一緒に購入できる
一方で事前に把握しておきたい注意点もあります。
- ワイモバイルで適用されていた各種割引がなくなる
- ワイモバイルと楽天モバイルでは通信エリアが異なる
どうしてもお得に乗り換えできるというメリットにばかり目がいってしまいがちですが、注意すべき点もあらかじめ把握したうえで悔いのない契約をしましょう。
実際にワイモバイルから楽天モバイルへ乗り換える手順についてもまとめていますので、乗り換え前の参考になれば幸いです。
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