ページトップへ

電気・ガス・水道の引っ越し手続き|ライフラインの停止・開始の流れ、注意点を解説

電気・ガス・水道の引っ越し手続き|ライフラインの停止・開始の流れ、注意点を解説

引っ越しの際に欠かせないのが、電気・ガス・水道などのライフラインの使用停止・使用開始手続きです。この記事では、引っ越しに関わるライフラインの手続き方法や手続きの期限について詳しく解説します。引っ越し当日の立ち会いや料金の支払い方法などのよくある疑問にもお答えしますので、ライフラインの手続きに必要なことをまとめて確認したい方はぜひご一読ください。

この記事の目次

あわせて読みたい引っ越しTips


◆【引っ越しやることチェックリスト】手続きの順番・荷造りなど総まとめ
◆郵便局の転居届の提出方法と必要なものは?引っ越し先への転送・延長方法を解説
◆引っ越し時のNHKの住所変更手続き方法を解説!解約の対象は?受信料は?

引っ越し時は電気・ガス・水道の「使用停止」「使用開始」手続きが必要

引っ越し時には、旧居での電気・ガス・水道使用停止手続きと、新居での電気・ガス・水道使用開始手続きが必要です。

手続きの際は、氏名・電話番号・住所などの情報入力をします。電気・ガス・水道の契約会社それぞれと使用開始・停止手続きが必要なため、最低でも6回の作業があります。普段仕事が忙しい方などは、電気・ガス・水道の手続きに時間を取れない方も多いでしょう。

しかし、Webサービス「引越れんらく帳」を利用すれば、この6回の作業を1回で済ませることが可能です。

1回の情報入力だけで、電気・ガス・水道やNHK、インターネットなどの引っ越し手続きをまとめて完了できます。スマホから24時間入力可能で、時間帯に縛られず好きなタイミングで作業できる点も魅力です。できるだけ簡単にライフラインの停止・開始手続きを済ませたい方は、引越れんらく帳から手続きするようにしましょう。

電気・ガス・水道の引っ越し手続きの期日・立ち会いの有無まとめ

電気・ガス・水道の引っ越し手続きは、退去時と入居時に行います。それぞれ期日や当日の立ち会いの有無が異なりますので、はじめに確認しておきましょう。

引っ越し時に必要なライフラインの手続きの期日の目安や、立ち会いの有無を以下の2パターンで紹介します。

▶退去時の使用停止手続き

▶入居時の使用開始手続き

退去時の使用停止手続き

退去時の使用停止手続きは、以下表の通りです。

【退去時】

 

手続き期日の目安 手続き方法 立ち会いの有無
電気 引っ越しの1~2週間前 インターネット、電話、引越れんらく帳 不要
ガス 引っ越しの1~2週間前 インターネット、電話、引越れんらく帳 基本的に不要
水道 引っ越しの1~2週間前 インターネット、電話、引越れんらく帳 基本的に不要

退去時の使用停止手続きは、電気・ガス・水道ともに引っ越しの1〜2週間前に、インターネットか電話で行います。

退去当日の立ち会いも基本的にすべて不要です。ただし、ガス・水道の閉栓の際、オートロックの建物の場合は、担当者をガスメーター・水道メーターがある場所に入れるために立ち会いが必要になります。

入居時の使用開始手続き

入居時の使用開始手続きは、以下表の通りです。

【入居時】

 

手続き期日の目安 手続き方法 立ち会いの有無
電気 引っ越しの1~2週間前 インターネット、電話、引越れんらく帳 不要
ガス 引っ越しの1~2週間前 インターネット、電話、引越れんらく帳 必要
水道 引っ越しの3~4日前 インターネット、電話、郵送、引越れんらく帳 不要

入居時の使用開始手続きは、電気・ガスは退去と同じく引っ越しの1~2週間前、水道は3~4日前までを目安に行います。電気・水道は入居当日の立ち会いは不要ですが、ガスの開栓には立ち会いが必要なのでご注意ください。

引っ越しに伴うライフラインの手続きは、引っ越し日の約1か月前から申し込みが可能です。期日にかかわらず早めに手続きを開始し、引っ越しの1週間前には済ませておきましょう。インターネットから手続きが可能ですが、引っ越しまで3日を切っているなら、電話で申し出た方が安心です。

できるだけ簡単に、時間をかけずに手続きしたい場合は、「引越れんらく帳」を活用しましょう。引越れんらく帳は、電気・ガス・水道・インターネット・クレジットカードなどの手続きを一括で行える無料Webサービス。一度の情報入力でまとめてスマホから手続きを完了可能です。引っ越しまでの期日に応じた準備の案内、アラート機能もあるため、手続きの抜け漏れを防止できます。ぜひご活用ください。

電気の引っ越し手続き

電気に関する引っ越し手続きは、電力会社のWebサイトまたは電話受付窓口から行うことが可能です。電気料金の領収書や検針票に記されている連絡先を確認の上、スケジュールに余裕をもって手続きを行いましょう。希望日にきちんと手続きを完了するためには、引っ越しの1週間前までに連絡を済ませておくと安心です。ここからは電気に関する引っ越し手続きについて解説します。

▶電気の解約(使用停止)手続き

▶電気の契約(使用開始)手続き

▶電気の引っ越し手続きの期限

▶電気料金の支払い方法

▶引っ越しを機に電力会社を変更する場合

▶契約アンペア数を変更する場合

▶各地域電力の連絡先

▶電話での手続きの仕方

電気の解約(使用停止)手続き

【電気の使用停止手続き必要事項リスト】

手続き方法 ・インターネット
・電話
・引越れんらく帳
届け先場所及び事業者の連絡先 電力会社
参照:「手続きできる事業者を探す
用意するもの 自身のお客様番号がわかるもの(領収書、検針票など)
立ち会い 不要

現在契約している電力会社に電気の使用停止を申し込みます。引っ越し先の地域が、現在と同じ管轄エリアの場合は、使用開始も一緒に手続きできます。

手続きはインターネット、電話から行えます。引っ越しの繁忙期などは電話がつながりにくいため、引っ越し日まで猶予がある場合はインターネットから申し込むと安心です。

無料Webサービス「引越れんらく帳」を使うと、電気だけでなく、ガス・水道などの使用停止・開始手続きをまとめられます。

電気使用停止手続きを行わないと、引っ越し後も旧居の電気料金を払い続けることになってしまうため、引っ越し前に必ず停止手続きを済ませましょう。旧居を退去する月の電気料金の請求書は、新居宛に送られます。

電気の停止手続きの詳しい方法は「引っ越し時の電気解約・使用停止方法を解説!開通までの流れも紹介」をご一読ください。

電気の契約(使用開始)手続き

【電気の使用開始手続き必要事項リスト】

手続き方法 ・インターネット
・電話
・引越れんらく帳
届け先場所及び事業者の連絡先 電力会社
参照:「手続きできる事業者を探す
用意するもの 自身のお客様番号がわかるもの(領収書、検針票など)
立ち会い 不要

引っ越し先で電気を使用するには、事前の申し込みが必要です。使用停止手続きと同様に、使用開始手続きもインターネット、電話から可能です。

電気の使用開始に立ち会いは不要です。

スマートメーターが設置されている住居は、電力会社が遠隔で使用開始の操作をします。

従来型の電力メーターが設置されている住居は「アンペアブレーカー」「漏電遮断器」「配線用遮断器」の順でつまみを「入」にすれば、電気を使用開始できます。

ただし、新居にエコキュート(電気温水器)がついている場合は、例外的に立ち会いが必要になる可能性もあります。エコキュートがある物件に引っ越し予定の人は、電力会社に確認しましょう。

なお、引っ越し前にインターネットや電話から使用開始手続きができていない場合は、新居の玄関などに備え付けてある「電気使用申込書」の記入・郵送が必要です。支払い方法についての必要情報を記入して、電力会社に郵送してください。申込書が見当たらない場合は、電力会社に連絡しましょう。

◆電気の引っ越し手続き・契約手順を解説!電力会社の切り替え方やスケジュールも紹介

◆電気使用量を測るスマートメーターとは?特徴とメリット、注意点

◆引っ越し当日に電気を開通する方法|事前手続きが必要なパターンは?

◆新居へ引っ越した際、電気ブレーカーの正しい上げ方は?入居時に役立つ手順を解説

引越れんらく帳であれば、電気の使用開始・停止手続きを同時にインターネットから申し込みできます。手続きが1回だけで済むため、電気の開通・停止作業を簡便に済ませたい方は引越れんらく帳を利用してみてください。

電気の引っ越し手続きの期限

電気の使用停止・使用開始手続きは、引っ越しの1週間前くらいに済ませておきましょう。

年末年始や引っ越しの繁忙期などは、希望日に手続きが行えないこともあるので、できるだけ早めに手続きを済ませておくと安心です。遅くとも、引っ越し当日の1営業日前(土日祝を除く)までには連絡しておきましょう。

電気料金の支払い方法

旧居の電気料金を口座振替またはクレジットカードで支払っている場合、最終利用料金も同じ方法です。

納付書払いの場合、引っ越し当日に旧居の電気代を支払います。担当者が来訪し、停止直前までの電気使用量を確認してくれるので、現金で支払いましょう。もし引っ越し当日不在の場合は、新居に納付書を送付してもらうことで後日支払いができます。

電気料金明細

引っ越しを機に電力会社を変更する場合

引っ越しは、電気料金の見直しにもよい機会です。大手電力会社から、「新電力」と呼ばれる低価格の小売電気事業者に変更することで、月の電気代を抑えられる可能性があります。また、電気とガスのセットプランにすることで、割引が適用されることも。電力会社を変更する場合は、まず新しく利用したい電力会社に契約手続きの申し込みをします。申し込みの際には、現在契約している電力会社、現在のお客様番号など、必要な情報を手元に準備しておきましょう。

その後、現住所の電力会社に利用停止の連絡をして、解約手続きを行います。ただし、引っ越しまでの猶予が一週間を切っている場合、新電力だと作業が間に合わない場合がありますのでご注意ください。引っ越し先が集合住宅であっても、大家さんや管理会社が一括契約していなければ、自分で電力会社を選べます。できるだけ電気代を安くしたい方は、検討してみてください。

◆電気・ガス・水道はまとめて契約できる?おすすめ一括手続き方法・プランを解説!

◆電気契約を見直すポイントとは?アンペア数、料金プラン、電力会社の選び方を解説

◆電気の契約アンペア数とは?適切な選び方と変更方法を解説

引越れんらく帳なら、引っ越しで電力事業者を変更する場合でも、インターネット上で簡単に手続きできます。多くの大手の地域電力、都市ガス事業者、LPガス事業者、通信キャリアと連携しており、引っ越し前後で事業者が変わる場合でも手続きが可能です。ぜひ利用をご検討ください。

契約アンペア数を変更する場合

利用できる電気量は、アンペアブレーカーの容量によって決まります。旧居でブレーカーが落ちる経験が多くあった場合には、アンペアの容量が不足していますので、引っ越しを機に契約アンペア数を増やすとよいでしょう。アンペア数の契約は、基本的に年間契約になっています。アンペア数変更の工事は無料ですので、物件の管理人に確認したのち、電力会社に依頼してください。

一人暮らしであれば20A〜30A程度、家族が増えて使用する電化製品の量が増える場合には40A〜60A程度がアンペア数の目安です。アンペア数を上げるとその分基本料金も上がりますので、事前によく確認してから行いましょう。

各電力会社の連絡先

各地域の電力会社の連絡先をまとめました。

引っ越し直前の場合、電話手続きが確実です。しかし、土日や引っ越しシーズンの3〜4月は電話がつながらないこともありますので、余裕を持ったインターネット手続きをおすすめします。

<各地域電力の連絡先例>

電力会社名 インターネット手続き 電話手続き
東北電力 東北電力Webサイト
24時間いつでも受付
0120-066-774
平日9:00~17:00
※祝日、年末年始を除く
東京電力 東京電力Webサイト
24時間いつでも受付
規定料金プラン
0120-995-001
電気自由料金プラン、ガス料金プラン
0120-995-113
月~土曜日9:00~17:00
※日、祝日、年末年始を除く
中部電力 中部電力Webサイト
24時間いつでも受付
0120-921-691
平日9:00~19:00
土日祝日9:00~17:00
※年末年始を除く
関西電力 関西電力Webサイト
24時間いつでも受付
0800-777-8810
平日9:00~18:00
※土日祝・年末年始を除く
九州電力 九州電力Webサイト
24時間いつでも受付
営業所ごとに異なる
(福岡営業所)
0120-639-456
平日9:00~17:00

電話での手続きの仕方

電話で手続きする際には、契約者名と住所だけではなく、お客様番号も手元に用意しておきましょう。お客様番号は、検針票や請求書に記載されています。

引っ越しで電力会社が変わらない場合は、電話で「引っ越ししたい」と伝えましょう。必要な情報は担当者が電話で聞いてくれますので、順番に答えたら手続き完了です。

利用する電力会社が変わる場合は、旧居の電力会社には「利用停止したい」と、新居の電力会社には「利用開始したい」と伝えてください。

「引越れんらく帳」を利用すれば、24時間スマホやパソコンから手続きができます。電力会社の営業時間を気にすることなく、好きなタイミングでライフラインの手続きをまとめて行えますので、忙しい人にも大変便利です。

ガスの引っ越し手続き

ガスの引っ越し手続きはほかのライフラインと異なり、使用開始の際に立ち会いが必要です。希望日時に作業を行えるように、申し込みを早めに済ませましょう。

一部の都市ガス事業者に関しては、契約者本人または配偶者しか手続きができなかったり、本人確認が求められたりする場合があります。あらかじめ家族の中で誰の名義で契約するか、誰が手続きするか決めておきましょう。ここからはガスに関する引っ越し手続きについて解説します。

▶ガスの閉栓(使用停止)手続き

▶ガスの開栓(使用開始)手続き

▶ガスの引っ越し手続きの期限

▶ガス料金の支払い方法

▶引っ越し先で使用できるガスの種類が変わる場合の注意点

▶引っ越しを機にガス会社を変更する場合

▶各地域ガスの連絡先

▶電話での手続きの仕方

ガスの解約(使用停止)手続き

【ガスの使用停止手続き必要事項リスト】

手続き方法 ・インターネット
・電話
・引越れんらく帳
届け先場所及び事業者の連絡先 ガス会社
参照:「手続きできる事業者を探す
用意するもの 自身のお客様番号がわかるもの(領収書、検針票など)
立ち会い 不要(ガスメーターのある場所まで作業者が立ち入りできない場合は、立ち会いが必要)

現在契約しているガス会社に、インターネットまたは電話で申し込みます。もしくは、無料サービス「引越れんらく帳」を使うと、電気・ガス・水道などのライフライン手続きをまとめて行うことができます。

申し込みの際は、お客様番号が書かれた検針票を手元に用意しておきましょう。お客様番号は検針票のほか、インターネットや電話でも確認できます。

ガスの閉栓に立ち会いは必要ありません。ただし、オートロックの建物など、ガスメーターのある場所まで担当者が立ち入りできない場合は、立ち会いが必要になるので注意しましょう。

◆【ガスの引っ越し】停止・開始手続きを解説!立ち会いに間に合わない場合は?

◆引っ越し時のガス停止・閉栓方法と手順|ガスを止める手続きとよくある疑問を解説

ガスの契約(使用開始)手続き

【ガスの使用開始手続き必要事項リスト】

手続き方法 ・インターネット
・電話
・引越れんらく帳
届け先場所及び事業者の連絡先 ガス会社
参照:「手続きできる事業者を探す
用意するもの 自身のお客様番号がわかるもの(領収書、検針票など)
立ち会い 必要

引っ越し先の地域を管轄しているガス会社へ、インターネットもしくは電話で事前に申し込みができます。

ガスの使用開始には、立ち会いが必要です。当日は開栓のほか、点火の確認試験など、安全にガスを使用するための点検作業が行われます。なお、自分が立ち会えない場合は、代理人による立ち会いも可能です。

引っ越し先の物件でガスストーブやガス床暖房を利用する場合、割安な料金プランで契約できる場合があるのであらかじめ確認しておきましょう。

◆【ガスの開栓・停止】引っ越し時のガス手続きの流れを解説!立ち合いは必要?

ガスの点検をする係員

ガスの引っ越し手続きの期限

ガスの使用停止・使用開始手続きは、引っ越しの1週間前に済ませておきましょう。

使用開始には立ち会いが必要なので、引っ越し日時が決まったら早めに連絡しましょう。訪問予定日の前日まで申し込みは可能ですが、引っ越しの多い3~4月などは、希望日に予約が取れない場合もあります。「引っ越しても、すぐにガスを使えない…」ということにならないよう、余裕を持って手続きをしてください。

手続き漏れが心配な方は、ぜひ「引越れんらく帳」をご利用ください。引越れんらく帳にはアラーム機能がありますので、忙しい引っ越し準備中でも、手続き忘れを防止できます。

ガス料金の支払い方法

旧居のガス料金を納付書で支払っている場合、旧居でのガス料金は、引っ越し当日に清算します。担当者が来訪し、直前までの使用量をメーターで確認してくれるので、現金で支払いましょう。

支払いを口座振替やクレジットカード払いにしている場合は、引き落としによる精算も可能です。

引っ越し先でガスの種類が変わる場合の注意点

一般家庭で使われるガスには、「都市ガス」「プロパン(LP)ガス」という2つの種類があります。

引っ越し先に旧居のガス機器を持ち込む場合は、転居先のガスの種類が今と同じかどうか、必ず確認しましょう。都市ガスとプロパンガスでは、それぞれ適したガス機器の出力が違うためです。新しく購入する必要があるので、注意してください。

引っ越し先の物件がどちらかわからない場合は、不動産会社に確認をしましょう。

都市ガスとプロパンガスの違いや見分け方について詳しく知りたい方は、「都市ガスとプロパンガス、料金どっちが高い?違いや見分け方、メリット・デメリットを解説」の記事も併せてご覧ください。

引っ越しを機にガス会社を変更する場合

引っ越しを機にガス会社を変更する場合は、新しく利用するガス会社に契約の連絡、従来契約していたガス会社に解約の連絡をしてください。引っ越しの1週間前までに申し込みを行うと安心です。なお、使用開始日には立ち会いが必要です。引っ越しまで1週間を切っている場合、新しいガス会社では開栓が間に合わない場合があります。

ガスの手続きは、インターネット上で簡単に行える「引越れんらく帳」が便利です。「引越れんらく帳」は多くのLPガス事業者や都市ガス事業者と連携しているため、引っ越し前後でガス事業者が変わる場合も一括で手続きができます。無料で利用できますので、ぜひご活用ください。

各ガス会社の連絡先

ガスの使用には必ず立ち会いが必要です。希望日に立ち会いの予約を入れるためにも、ガスの引っ越し手続きは優先して行いましょう。引っ越し日まで猶予がある場合、電話やインターネットから手続き可能ですが、引っ越し直前の場合は電話で手続きします。土日や繁忙期の3〜4月は電話が混み合いますので、ご注意ください。各地域のガス会社の連絡先は以下のとおりです。

<各地域ガスの連絡先例>

ガス会社名 インターネット手続き 電話手続き
ニチガス ニチガスWebサイト
24時間いつでも受付
住んでいる地域により異なる
(東京)
0120-445-670
(神奈川)
0120-149-333
平日9:0017:00
(土曜、祝日を除く)
東京ガス 東京ガスWebサイト
24時間いつでも受付
0570-002211
月~土9:00~19:00
日・祝9:00~17:00
東邦ガス 東邦ガスWebサイト
朝7:00~翌朝3:00
0120-015455
ガスの引っ越し手続きは24時間365日受付
大阪ガス 大阪ガスWebサイト
朝5:30~翌日4:30
住んでいる地域により異なる
(大阪府大阪市)
0120-0-94817
月~土9:00~19:00
日・祝9:00〜17:00
西部ガス 西部ガスWebサイト
朝7:00~翌朝4:00
0570-000-312
月~土9:00~19:00
日・祝9:00~17:00

電話での手続きの仕方

引っ越しでガス会社が変わらない場合は、「引っ越ししたい」という旨を電話で伝えましょう。利用するガス会社が変わる場合は、旧居のガス会社に利用停止の依頼、新居のガス会社に利用開始の依頼電話をしましょう。担当者の質問に沿って必要事項を伝えれば、申し込みは完了です。

電話する際には、契約者名や住所のほか、お客様番号、利用停止日、利用開始日などをすぐに伝えられるように準備しておきましょう。旧居側のガス会社には、契約最終月のガス料金の清算方法も確認しておくと安心です。

「引越れんらく帳」なら、営業時間を気にすることなく、スマホやパソコンからいつでもライフラインの手続きが一括申請できますので、ぜひご活用ください。

水道の引っ越し手続き

水道の引っ越し手続きも、電気と同じく旧居・新居の両方で行います。旧居の使用停止手続きが済んでいないと、使っていなくとも基本料金がかかってしまうので、忘れずに手続きしましょう。また一部の地域では上水道と下水道で手続きをする窓口が異なる場合がありますので、不動産会社などに確認してください。

▶水道の閉栓(使用停止)手続き

▶水道の開栓(使用開始)手続き

▶水道の引っ越し手続き期限

▶水道料金の支払い方法

▶同じ市区町村の場合は開栓・閉栓を一括で手続き可能

▶各水道局の連絡先

▶電話での手続きの仕方

水道の閉栓(使用停止)手続き

【水道の使用停止手続き必要事項リスト】

手続き方法 ・インターネット
・電話
・引越れんらく帳
届け出場所および事業者の連絡先 水道局
参照:「手続きできる事業者を探す
用意するもの 自分のお客様番号(領収書、検針票など)
立ち会い 不要

旧居の管轄の水道局に使用停止を申し込みます。手続きはインターネット、電話から行えます。申し込みの際は、お客様番号を準備しましょう。お客様番号は、検針票や領収書、電話での問い合わせなどで確認できます。

水道局の管轄地内での引っ越しなら、旧居と新居で必要な手続きを一緒に申し込みできます。また引っ越し当日は、使用停止の立ち会いは必要ありません。

◆引っ越し時の水道手続き方法|使用停止・開始の手順と期限は?必要なことを徹底解説

水道の開栓(使用開始)手続き

【水道の使用開始手続き必要事項リスト】

手続き方法 ・インターネット
・電話
・引越れんらく帳
届け出場所および事業者の連絡先 水道局
参照:「手続きできる事業者を探す
用意するもの 自身のお客様番号(水道使用開始申込書等)
立ち会い 不要

引っ越し先では通常、すぐに水道が使えるようになっています。玄関や駐車場付近などに水道のメーターボックスがあるので、その中にある「止水栓」を左に回して水が出るか確認しましょう。止水栓をひねっても水が出ない場合は水道事業者に連絡してください。

蛇口をひねる人

水道の開栓手続きはインターネット、電話、郵送で可能です。郵送で手続きをする場合は、水が出るのを確認した後、新居に備え付けの「水道使用開始申込書」に必要事項を記入し、ポストへ投函してください。

◆水道の停止・開始手続きに立ち会いは必要?引っ越し当日から使える?

引越れんらく帳であれば、水道の開始・停止手続きを1回の情報入力だけでインターネットで完結します。引っ越し作業の手間なるべく軽減したい方は、引越れんらく帳をぜひご利用ください。

水道の引っ越し手続き期限

水道の使用停止手続きは、引っ越し1週間前には済ませておきましょう。

水道の使用開始手続きには明確な期限は定められていません。ただし、「水道使用開始申込書」の提出が遅いと使用開始日が確認できず、料金トラブルなどが起こる危険性があります。そのため、可能なかぎり早めに手続きを行ってください。

また、一部の地域では、事前に利用開始手続きを行わないと水が出ない場合があります。その場合は、引っ越しの1週間前までに新居で利用する水道事業者に連絡をしてください。

水道料金の支払い方法

水道を使用停止するときの支払いは、引っ越し当日に行います。担当者が来訪して、直前までの使用量をメーターで確認してくれるので、清算金額を現金で支払いましょう。

口座振替で料金を支払っている場合は、引き落としによる精算も可能です。

同じ市区町村の場合は開栓・閉栓を一括で手続き可能

同一市区町村内での引っ越しであれば、一度の手続きで水道の開栓と閉栓の両方を依頼できます。手続きの際に、旧居の水道料金の支払い方法の確認や、新居での水道料金の支払い方法選択も一緒に行いましょう。ただし、同一市区町村内でも水道局の管轄が異なるケースもあります。管轄の水道局が違えば別々に手続きする必要がありますので、ご注意ください。

なお、引越れんらく帳なら、同一市区町村内でも、異なる市区町村の場合でも一括で開栓・閉栓の手続きできます。手続きを簡略化させたい場合は利用を検討しましょう。

各水道局の連絡先

水道の引っ越し手続きはインターネットや電話で行います。引っ越し直前の場合には、インターネット受付が間に合わないこともありますので、電話で手続きしてください。また、名義変更の場合には、インターネットで手続きできません。お客様センターに電話して、名義変更の申し込みを行いましょう。土日や引っ越し繁忙期の3〜4月は電話が混み合ってつながりにくくなりますので、ご注意ください。

<各水道局の連絡先例>

都市名 インターネット手続き 電話手続き
東京都(武蔵野市、昭島市、羽村市、檜原村を除く) 東京都水道局Webサイト
24時間いつでも受付
0570-091-100
(ナビダイヤル)
8:30〜20:00
日曜・祝日を除く
神奈川県川崎市 川崎市上下水道局Webサイト
24時間いつでも受付
上下水道局お客さまセンター
044-200-3548
年中無休8:30~20:00
神奈川県横浜市 横浜市水道局Webサイト
24時間いつでも受付
水道局お客さまサービスセンター
045-847-6262
24時間365日いつでも受付
兵庫県神戸市 神戸市水道局Webサイト
24時間いつでも受付
水道局お客さま受付センター
078-797-5555
月曜日〜金曜日9:00〜17:15
土日・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)を除く
※引っ越し繁忙期の2月中旬〜4月中旬の土曜日(祝日除く)は平日と同じ時間帯営業
大阪府大阪市 大阪市水道局Webサイト
24時間いつでも受付
お客さまセンター
06-6458-1132
月曜日~金曜日8:00~20:00
土曜日9:00~17:00
12月29日・30日 9:00~17:00
(12月31日から1月3日は休業)
3月と4月のみ日曜日・祝日も受付9:00~17:00

電話での手続きの仕方

水道局に電話する際には、お客様番号と水道の利用停止日または開始日をすぐに答えられるように準備してください。

引っ越しで管轄の水道局が変わらない場合は、「引っ越ししたい」と伝えましょう。一度の電話で利用停止と利用開始の手続きを同時に進められます。

利用する水道局が変わる場合は、旧居の水道局に利用停止依頼、新居側の水道局に利用開始依頼の電話をして申し込みを行いましょう。

停止月の料金の清算方法をあわせて確認しておくと安心です。

なお、「引越れんらく帳」を利用して、水道をはじめとするライフラインの手続きを一括申請することができます。電話のように時間を気にすることなく、スマホから24時間いつでも手続きできますので、ぜひご活用ください。

新居で電気・ガス・水道が使えないときの対処法

手続きは済ませたものの、新居で電気・ガス・水道が使えないケースもあるでしょう。本見出しでは電気・ガス・水道が新居で使えないときの対処法を解説します。

▶新居で電気がつかないときの対処法

▶新居でガスがつかないときの対処法

▶新居で水が出ないときの対処法

新居で電気がつかないときの対処法

新居で電気がつかないときは、以下の点を確認しましょう。

  • ブレーカーがちゃんと上がっているか
  • 照明器具に問題がないか
  • 開始日の連絡がきちんとできているか

まず、ブレーカーが上がっていないと電気は使えません。ブレーカーは、洗面所や玄関などに設置されていることが多いため、スイッチをオンにしてから電気がつくか確認しましょう。ブレーカーを上げても電気がつかないときは、照明器具に問題がないかも確認してください。電球が切れているなどの不具合で電気がつかないケースもあります。また、開始日が電力会社に正しく伝わっていない可能性もあります。電力会社に電話連絡して確認しましょう。

ほかにも電気が上手く部屋まで送られていないなどの送電トラブルも考えられます。上記の対処法を試しても改善しない場合は、改めて電力会社に状況を伝えましょう。

新居でガスがつかないときの対処法

新居でガスがつかないときは、以下の点を確認しましょう。

  • 開栓手続きができているか
  • 元栓が開いているか

新居でガスを使用する場合は、立ち会いによる開栓作業が必要です。手続きができているか確認しましょう。

また、ガスの元栓が開いているかも確認しましょう。マンションなどの集合住宅は水道の元栓と同じ扉の中にあるケースが多いです。

ほかにも、以下の原因によりガスの安全装置が作動して遮断されている場合があります。

  • 地震による振動検知
  • 警報器が鳴る
  • 長時間のガス使用
  • ガス使用量が一定値を大幅に越えた
  • ガス圧の低下

安全装置が作動してガスが止まっている場合は、復旧作業が必要です。復旧作業の手順は、以下の通りです。

1.ガス器具の使用をすべてとめる
2.ガスメーターにある復帰ボタンのキャップを左に回して外す
3.奥まで復帰ボタンをしっかり押し込んだ後、手をゆっくり離す
4.赤ランプが点灯後、点滅が再度始まるため3分程待つ
5.赤ランプの点滅が消えるとガスが使用可能になる
6.キャップを元に戻して復旧作業は完了

新居で水が出ないときの対処法

新居で水が出ないときは、まずメーターのバルブが開いているか確認しましょう。メーターのバルブが開いていない場合は、水道局のホームページを確認して開通作業を行います。

バルブが開いていても水が出ない場合、「直結給水方式」と「貯水槽水道方式」で対処法が異なります。具体的な対処法は、以下表の通りです。

 

直結給水方式 水道局が水を止めているケースがあるため「水道局に連絡」が必要。
貯水槽水道方式 ポンプが故障している可能性があるため「大家さんや管理会社に連絡」が必要。

電気・ガス・水道の手続きに関するギモン

ここからは、ライフラインの引っ越し手続きでよくある「引っ越し手続きが当日になった場合」「引っ越し当日の立ち会い」「引っ越し日までの使用量の清算方法」などの疑問について解説します。

電気・ガス・水道の手続きは引っ越し当日できる?

電気と水道は、変更手続きが当日になってしまった場合でも、入居後すぐ使える場合が多いです。ただし、賃貸ではない中古マンションや戸建ての物件では、電気が開通していないことがあるため、すぐに電気会社の受付窓口に連絡しましょう。

ガスは、業者による開栓作業が必須です。手続きが当日になってしまった場合は、ガス業者に速やかに連絡しましょう。予約枠が空いていれば、引っ越し当日に対応してもらうことが可能です。ただし、引っ越しシーズンや休日(土日祝日・年末年始)などに連絡が遅くなった場合は、翌日以降の対応になることもあります。

また旧居の手続きが遅れると、遅れた分だけ使用料の支払いが発生します。余計なコストを支払わずに済むよう、遅くとも引っ越し1週間前までには手続きを行いましょう。

<電気・ガス・水道の引っ越し当日の手続きについて>

電気 ・各社の立ち会いは不要
・引っ越し当日に手続き、使用可能な場合が多い
・賃貸以外の物件は事前問い合わせ
水道
ガス ・ガス会社の開栓作業、立ち会いが必要
・引っ越し当日に手続き、使用可能な場合が多い(要予約)
・閉栓は原則立ち会い不要、一部例外あり(オートロック住居、精算が必要な場合など)

引っ越し当日にやるべきことをまとめて確認したい方は「引っ越しの大まかな流れと当日の動き方とは?必要なものや注意点」をチェックしてみてください。

また、引っ越し時によくあるトラブルと対策法を確認しておきたい方は、「引っ越し当日の注意点とは?起こりがちなトラブルと対策方法を解説」「引っ越し時によくあるトラブル事例を対処方法と合わせてご紹介!」をあわせてご覧ください。

月の途中で引っ越した場合の料金は?

電気・ガス・水道ともに、最後の検針日から引っ越し日までの使用量を日割りで計算されます。後日、新居宛てに請求書(振込用紙)が届きますので、忘れずに支払いましょう。

また引っ越し日に担当者に使用量を確認してもらい、現金支払いもできます。クレジットカード払いや口座引き落としでの支払いも可能ですが、ガス会社や水道局によっては対応していない場合もありますので、事前にご確認ください。

電気・ガス・水道の開栓は土日でもできる?

電気・水道の開栓は自分で行うため、曜日や時間は問いません。ガスの開栓のみ立ち会いが必要になりますが、基本的には土日でも対応可能です。ただし、繁忙期は土日の対応が難しくなるケースもあります。希望日に確実にガスの開栓を行いたい場合には、時間に余裕をもってガス会社に連絡しておきましょう。

土日など休日にしか手続きの時間が取れない場合は、引越れんらく帳の利用がおすすめです。引越れんらく帳であればインターネットから24時間、電気・ガス・水道の変更手続きができます。

ガスの開栓に立ち会えない場合は?

ガスの開栓に本人が立ち会えない場合、家族・友人・大家さんなどに代理人を務めてもらうことも可能です。代理人を立てて開栓作業を行う際は、事前にガス業者へ連絡しておきましょう。代理人が作業員から受けた説明を、自身でも確認することが大切です。

名義変更は電話やインターネットでできる?

電話やインターネットで名義変更ができるかどうかは、事業者により異なります。たとえば電力会社の場合、インターネットで契約できるが名義変更はできないというケースが多いです。また水道会社はインターネット上での名義変更に原則対応していません。

電気・ガス・水道の名義変更は、電話対応のみで受け付けているケースがほとんどです。名義変更が必要な場合は、各社カスタマーセンターに電話で連絡しましょう。

電気・ガス・水道は「引越れんらく帳」でまとめて引っ越し手続き!

電気・ガス・水道などのライフラインの引っ越し手続きは、引っ越しの1週間前までには完了させましょう。引っ越し当日が近づくにつれ、荷造りや不用品整理などで忙しくなるため、できるだけ早く手続きするのがおすすめです。手続きは電話やインターネット、引越れんらく帳で行えます。

「引越れんらく帳」は、電気・ガス・水道などライフラインの手続きを、一度の入力でまとめて申し込める無料サービスです。ライフラインのほかにも、電話、新聞、インターネットなどの事業者も対応しており、住所変更手続きをまとめられます。住所や電話番号などの基本情報を何度も入力したり、複数の事業者に連絡したりする手間が省けるので、多忙で手続きの時間が取れない方にもおすすめです。また、手続き期限をアラートで伝えてくれる機能もあるので、手続きの抜け漏れを防止できます。

電気・ガス・水道の引っ越し手続きを一度で済ませたい方は、ぜひ「引越れんらく帳」をご利用ください。

あわせて読みたい引っ越しTips

◆【引っ越しやることチェックリスト】手続きの順番・荷造りなど総まとめ
◆郵便局の転居届の提出方法と必要なものは?引っ越し先への転送・延長方法を解説
◆引っ越し時のNHKの住所変更手続き方法を解説!解約の対象は?受信料は?